そんなわけで、
金曜夜、
ホテル ニューオータニでディナーを。
これが、
ニューオータニ４５周年記念のディナーだったんですが、
すごい企画でしてね。
なんと鮨「あら輝」の荒木水都弘さんと、
「パティスリーSATSUKI」の中島眞介さんがコラボしたんです！
２月５日、
２月６日（今日！）
２月７日、
３夜限定の「江戸前ディナー」なんですね！
メニューにそって。
紹介します。
三陸産のあわびは
６時間（！）煮込むことで、
あわびから出た汁で、
さらに煮込んでます。
柔らかさだけではなく、香りが高い。
手前は、車海老のみそあえ。
ともに、素材がさらに凝縮されたような。
この一皿だけでも十分
「江戸前ディナー、きてよかった」
なんですが、
終わるはずもなく。
高まります。
江戸の素材にこだわり、
亀戸大根の煮付け。
大根の中には、あさりが入ってるんですが、
そのあさりの出汁で、
大根は煮付けられてるんです。
しかも、その上にのっている
緑のこんにゃくのようなものは、
あさりの出汁と青のりで作られたもの。
上には、からすみがのっています。
一方は、
ひとつひとつの素材を味わって食べてみました。
あさりの香りの深さがたまりませんでした。
もう一方は、一口で。
説明は要りませんね。
「鰻どうふ」（左）。
でも、鰻ではないんです。
その名は、鰻のようにみえるところから。
いか、レンコンに、
中島さんがこだわった
日本酒「鶴齢」の酒粕、豆腐で作られています。
酒が合わないわけがない旨さです。
ちびちびやってるんですが、
箸がとまらない。
白飯にも合いそうです。
上にのっているのは、浅草のり。
右は、梅干しのてんぷら。
甘くて美味。
鰻と梅干し。
タブーと言われる組み合わせですが、
鰻じゃないんですね(笑)
その日本酒「鶴齢」も楽しめます。
２人の職人に選ばれた酒。
同じく。
こちらは「トマトのコンソメ」。
洋食です。
トマトを絞って、
濾紙に通してここまで透き通ったスープが。
ほぼ透明なんです。
それに、
海鮮と昆布の出汁が。
トマトより濃厚なトマトが楽しめました。
このトマトの中には、
オマール海老が入っています。
甘くて、酸味もたまらない。
生唾。
きたよ(笑)
１２時間（！）かけて作る卵焼き。
荒木さん本人が時間をかけて作ってるんですよ。
しかし、
車海老、あわびだけで作られているのに、
どうやってこの甘さを出してるんだろう。
お店（世田谷・上野毛）では、
日曜に作って、
だいたい、翌日の月曜か、
もしくは火曜にはまずなくなってしまう名物の一つですね。
穴子の棒寿司は、
お店では食べられないんだよ、確か！
しかし、素晴らしい企画、ディナーだ。
荒木さん登場。
僕らの前で鮪の握りを。
なんて幸せなんでしょうか。
「江戸前ディナー」は、
この夜、５日が初日。
この日だけで、１人４カン、１３７人分を
荒木さん一人で握ったそうです。
僕らの分も握ってるから、
約６００カン！
「腱鞘炎には絶対にならない。
肌も荒れないんです」
本当に職人になるべくして生まれたんですね。
それがこれ。
とろけるような鮪。
そして、鮪の香りが高い。
みなさん、あっというまに食べてました(笑)
青森、三厩の鮪だそうです。
「いまが一番旨いんだよ！」
納得です。
ここまでが食事。
このあと、
・玲琉（こおり）豆乳
・苺づくしの葛餡かけ
・栗きんとん
とデザートが続きましたが、
トガッチがタイムアップ。
３つのデザートは、
みなさんの舌でお楽しみ下さい！
そうそう、
食事が足らない人には、
追加メニューもあります。
左は中島さん、
右が荒木さん。
ニューオータニ、
この企画は素晴らしいね。
詳しくは。
同じく。
荒木さんは、
最近、上野毛の店を閉めて、
この２月、銀座に店を出します。
予約、また取れないんだろうねえ。
ここです。
荒木さんは、
必ず自分で握る。
店を誰かに任せない職人。
上野毛をたたみ、
銀座の店ができるまでの間、
２月５日～７日までの３日間、
ニューオータニで握るんですね。
というか、
ニューオータニが握らせたんですね(笑)
荒木さんも、
ニューオータニも、
そして、
中島さんもえらい。
刺さりました。
明日日曜までのスペシャル企画。
食前酒付きで、
一人２万円。
安い。あり得ないな。
ニューオータニ
０３－３２６５－１１１１