報告が遅れてしまいスミマセン!!

ファッション担当・石井です。


NYコレクションから戻るなり、原稿の締め切りに追われ、
コレクション取材の続報が遅れてしまいました。スミマセン。


ここではNYコレクションを代表する2つのビッグメゾンによる
2009-10年秋冬のランウェイショーを紹介します。


まずは2月15日におこなわれたカルバン・クライン コレクション。
これまでミラノでコレクションを発表していましたが、
今回はブランドの拠点であるNYにカムバック!!
NYから原稿を送ったときもお伝えしましたが、
メンズコレクションを担当するイタロ・ズッケーリは
トム・ブラウンと親交があるそうで、観客席にはトムの姿も見られました。


トガブロ。

カルバン・クラインといえば、“すべてはカッティングから始まる”という
名言を残しているように、シルエットの美しさを際立たせる
ミニマルなデザインがあまりにも有名。
イタロもその意志をしっかりと引き継いでいます。


トガブロ。

ショーには十八番である都会的なスーツやコートスタイルから、
ボンディング素材を使ったジャケットやパンツも登場。


トガブロ。

独特の張り感がユニークな表情を与えていました。
終盤にはラミネート加工を施した、ピカピカ光るコートなども。
観客を驚かせる斬新なアイデアも忘れていません。


トガブロ。

NYを湧かせたカルバン・クライン コレクションですが、
次の2010年春夏コレクションはミラノで発表することが決まっているそう。
ちょっと寂しい気もしますが、6月のミラノを楽しみにしています!!


で、お次は2月16日のジー ゼニア。メンズクラブ読者にはすっかりおなじみの
エルメネジルド ゼニア社が手がけるブランドです。


クリエイティブ・ディレクターのアレッサンドロ・サルトリとは
1月にミラノのモンテナポレオーネ通りの某ショップで偶然ばったり。
“次のNYは絶対に来てね!!”と言っていたのが印象的でした。
きっと作っている最中から手ごたえがあったんのでしょうね。

テーマは「NEO NOIR」。水が撒かれた真っ黒なランウェイを
強烈な光を浴び、水しぶきを上げながらモデルが歩く演出もさることながら、
今回もまたオリジナリティ溢れるスタイルで話題を呼びました。


コットンサテン製のトレンチコートは存在感のあるベルトで
ウエストをしっかりマーク。レザーシャツ、レザーパンツを合わせた
男っぽいコーディネイトで力強さをアピールしました。


トガブロ。

またラミネート加工はジー ゼニアでも見られ、


トガブロ。

トガブロ。

バイカージャケットやダブルブレスとコートして提案!!


さらに極みつきは、“Judo-Style Jacket”と名付けられたジャケット。


トガブロ。

襟にはサテンが用いられ、フォーマルな雰囲気を漂わせていました。


ちなみにエルメネジルド ゼニアはつい最近、新宿に5フロア、
売り場面積700㎡というグローバルストアをオープンさせたばかり。
ジー ゼニアはここの地下1階。充実の品揃えなので、ぜひ見てみてください。
このストア、設計は世界的に著名なファッションブランドの店舗設計でも
有名なピーター・マリノと、建築物としても一見の価値大です!!
http://www.zegna.com/