BT37の診察の日がやってきました。今日で8W0dです。


実はBT31の夜からうっすらと気持ち悪くなり、BT32とBT33は1日中気持ち悪いのと頭痛で、食事の仕度もつらかったんです。微熱もあって。ほとんどソファーで横になっていました。

風邪かつわりかわかりませんでしたが、つわりだとしたら始まるのが遅すぎます・・・一週間も・・・

その二日間は週末で旦那さんがずっと家にいたのですが、つわりかも、なんて旦那さんに言うと、期待させてしまうので、風邪ってことにして寝ていました。

BT29に地元の婦人科で一瞬だけ見えた心拍が、動いているのかも・・・と思いましたが、もしかしたら、心拍は動いていたとしても、微弱なんじゃないか・・・そんなことが頭をよぎりました・・・


今日はやっぱり採血はありませんでした。


そして内診です。

覚悟を決めて臨んでいたのに、内診台で結構待たされました。

スースーしてすごく寒かったので、スカートはいていって正解でした。


やっと内診が始まってプロープが入った瞬間、はっきりと胎児の姿と心拍がパクパク動いているのが見えました!よかった!赤ちゃん、まだ頑張ってくれてたんだ・・・と安心したのもつかの間、院長が測った胎児の大きさを見て愕然としました・・・10・8ミリ・・・明らかに小さいです。そして、画面が心拍計の画面に変わりましたが、心拍数は156bpm・・・これも明らかに低いです・・・(胎嚢だけは31.8ミリまで成長していました)

赤ちゃんは頑張ってくれたけれど、これがいい結果ではないことは、すぐにわかりました・・・


診察室に呼ばれて、”確かに・・・小さいな。心拍も156しかないし・・・”

”確かに”が何にかかるかはわかりませんでしたが、(前回胎芽も心拍も見えなかったことでしょうか?)”心拍はいくつくらいないといけないんでしょうか?”と聞いたら、”180は欲しいね”とのことでした。

”これから成長する可能性もありますか?”の質問には、

”成長する場合もあるし、ダメになる場合も5分ある。次は10日後ね”


今日は看護師さんが忙しかったらしく、処置室では次の診察日と時間の確認だけでした。


私にとって今日は判定日のつもりで臨んだんですが、この結果をどう受け止めていいのか、正直とまどいました。


家に帰ってから、夢クリ卒業生のブログで探してみましたが、8W0dで、こんなに低い心拍の人はいませんでした・・・もちろん、胎児の大きさも・・・小さいと言われてる人でも、13ミリくらいはあるようでした・・・

心拍数に関して言えば、目標値より5bpm少ないだけでも院長に指摘されてるのに、私の場合は24bpmも少ない・・・もう、問題外では?

いろいろ調べましたが、私の数値はBT32だったら基準値だったようでした・・・7W2dの数値です。ということは5日遅れです・・・

他の方のブログで院長が言っていたのですが”2、3日の遅れならともかく、5日の成長の遅れは流産の一番大きな原因になる。どこかでは追いついてくれないと・・・”

BT37ではありませんでしたが、心拍数が基準値より20bpmくらい低かった方は残念な結果になっている方しか見つかりませんでした・・・


院長は5分5分とのことでしたが・・・

この心拍数で卒業出来た方が全く見つからないということは、5分よりも可能性は低いのではないでしょうか?


でも・・・今日初めて赤ちゃんの姿と心拍がはっきり見えて本当にうれしかったです。

エコーでは一生懸命心臓を動かしている赤ちゃんをいとおしく思いました。

旦那さんも初めて見る胎児の姿のエコー写真を感慨深げに見ていました。もちろん、状況がよくないことは十分承知の上で・・・




夢クリでの診察の2日後、地元の婦人科へ行きました。

夢クリでは卒業前に他院を受診するのは禁止しているようですが、このまま10日間何もせずに待つことは精神的に無理だったし、自分なりに今後の身の振り方を考えるのにも必要だと思ったのです。


その婦人科は、受付1名、70代くらいのおじいちゃん先生、私より年上のベテラン看護師さんの3名のスタッフのみの小さな所です。何年か前までは出産も扱っていたそうです。


他にも待ってる患者さんはいましたが、私の話をじっくりと聞いてくれました。

先生は、ウチでも胎芽や心拍が見えなかったらある程度日にちをあけてからまた来てもらってますよ、とおっしゃっいましたが、体外受精なので週数のズレが一切ないので、という状況と、前回の流産でもこのタイミングで胎芽心拍が見えずに10日間待って流産だったことを話しました。

先生も看護師さんもとても優しくて、(優しくされるのに慣れていないせいか)思わず泣きながら今の状況や前回の流産のことなどを詳しく話しました。

先生は、(夢クリでの)診察から2日しかたっていないので、診ても変わらないかもしれないし、今日流産かどうかも判断することは出来ないけど、エコーだけ見てみましょうとおしゃってくださり、診察台へ。


カーテンのこちら側にはモニターがない診察室だったのですが、看護師さんが、カーテンを開けて、あなたも心配でしょうから、モニター一緒に見ましょう、と言ってくださり、先生と看護師さんと3人でモニターを見ました。

エコーの最初の映像は、やはり胎嚢だけしか映らず、胎嚢の中は真っ黒でした・・・

・・・やっぱり・・・と思いながら見ていると、先生が何度かプロープの方向を変えているうちに、白っぽいほんとに小さな丸いものが見えました。卵黄嚢かな・・・と思っていると、その白い丸いものが2回だけ、ピカ、ピカって光ったのが見えました。看護師さんも、”あっ、今!、先生、ズームして!”って言ってくれたのですが、先生には見えなかったみたいで、ズームは間に合いませんでした。先生は、うーん、微妙だな・・・とおっしゃい、看護師さんも、そうですね・・・と。

(この医院には心拍計はないようでした)

内診が終わり、先生からは”うーん・・・やはり、週数の割に小さいな・・・”とのこと。(この日で6W6d)

貰ったエコー写真には、胎嚢の中にほんとにうっすらと3、4ミリくらいの丸っぽい白いものが写っただけでした・・・

先生も看護師さんも”でも、まだあきらめないでいいんじゃない?もう少し待ってみたら?”と励ましてくださいました。

そのあとも、最近は産科が減って不妊治療の医院が増えてるんだよね、とか、県内ではどこのクリニックがいいとか、そんな世間話をしてくださいました。

先生は昔堅気の感じで、不妊治療にはあまり賛成ではないようでしたが、”欲しい人はどうしても欲しいからね・・・”と気持ちは理解して下さいました。

そして、まあ、あまり赤ちゃんのことばかり考えて思いつめないで、もう少し、リラックスした方がいい、みたいなアドバイスがあり、心配なことがあったらまた来なさいね、とおっしゃって頂き、最後に、ちゃんと(夢クリの)診察も受けるんだよ!とおっしゃいました。


自然妊娠だったら、排卵日のズレというのがあるので週数はアバウトなことが多く、赤ちゃんの成長具合によって訂正されることが多いんですよね。だから実際6Wだと思ったらまだ5Wだったりするので、私のような場合でも、まだ判断は出来ないし、期待も出来るんだと思います。

でも、私には週数のズレがないので、先生も厳しい状況だということがわかったのではないでしょうか?


ネット等で色々調べて、遅くとも6Wの終わりまでには胎芽と心拍が確認出来なければならないのに、結局、胎芽も心拍もハッキリとは確認できませんでした・・・

でも、先生と看護師さんにじっくりと話を聞いてもらって、精神的にすごく落ち着くことができました。

エコーも見ていただいたことで、今の自分の状況も冷静に捉えることが出来ました。この婦人科へ行ってよかったな・・・と思いました。



(かなり長文です。そして、いい内容ではないので、イヤな方はスルーして下さい。)


いよいよ心拍確認の日を迎えました。


ブログ等で見ると、心拍確認日の2、3日前からつわりを感じる人が多いみたいでしたが、私には全くありませんでした。(食べすぎて気持ち悪くなることはありましたが)

前回の妊娠でもつわりは全くなくて残念な結果だったんです・・・

気になる症状と言えば、胸が張って痛いことぐらいでしょうか?それと立ってる時間が長いと下腹部が少し張るような気がしました。


前回の妊娠の時(2007年)は、自然周期移植ではこのタイミングでは心拍計での心拍確認はなかったんです。目で見る確認だけで。診察も院長限定ではなかったし。診察も胎嚢確認の一週間後でした。

その時は6W1Dで胎芽がはっきりとは確認出来ず、10日後にまた見ますと言われ、10日後7W4Dで小さな胎芽を確認出来ましたが、心拍は微弱で、その後流産となりました。

でも、最近の方のブログを見てると心拍確認で胎芽がはっきり確認出来なくても必ず心拍計で測ってもらえるようだったので、きっと私も測ってもらえるはず、って思ってました。


3階の受付に行くと”今日は血液検査があります”と言われました。自然周期なのになぜ?と思い”自然周期なので判定日以降血液検査をしてないんですが・・・”と申し出た所”では間違いかもしれませんが、採血コーナーの表示が出たら、採血コーナーに行ってください。採血コーナーに行っていただければ大丈夫ですから”と意味不明なことを言われ、仕方なく採血コーナーでもう一度言ってみました。するとカルテを確認してくれたのですが”先生から指示が出てますので”とのことだったので、何か意味があるのかも、と思い採血を受けました。項目はP4とE2でした。


その後、検尿し、内診が始まりました。

今日ははっきりと成長した胎嚢が見え、ほっとしたのもつかの間・・・

院長が胎嚢を計測してましたが(細長い形ながらも20ミリになっていました)

私の目では胎芽が確認出来ませんでした・・・

でも、次はいよいよ心拍計かと思っていたら、院長は胎嚢の計測が終わると、あっという間にプロープを抜いて電源を切り、終わってしまいました。

なぜ心拍計は測ってもらえなかったんだろう・・・と呆然としていると、院長の声で”なんでこの人尿検査してるの?違うでしょう!”って声が・・・

えっ?私のこと?でも、普通今日から尿検査のはずだし、なんで?

それより、心拍計は?胎芽がはっきり見えないからしてもらえないの?もうダメってこと?

もう、半分パニックでした・・・


診察室に呼ばれた院長に開口一番、”今日は5W6Dですね”

・・・えっ?なんで?

思わず”違います。移植後27日目です。”


院長はなぜか記入済みの処方箋を用意してました。

”あっ、じゃあ6W4Dか・・・”と改めてカルテを見直しました。

すると、エコーのプリントに(カルテに貼ってあった?)検尿の結果を貼って、”少し出血層があるね。安静だね。じゃあ、次は10日後に来て下さい”ってそのまま心拍のことには一切触れず、終わらせられそうになりました。


あわてて、”今日心拍確認出来なかったら、もうダメなんですか?”と聞くと

”卵黄のうは見えとるけどね・・・10日後に見てみないとわからん”

”10日後ですか?せめて5日後か、一週間後に見ていただけませんか?もし可能性がないなら早く知りたいんです。前の妊娠もこのタイミングで10日待ったけど、流産だったので・・・”

”5日後に見ても10日後に見てもおんなじなんですよ!遠くにある場合はムリに見て出血しても困るし。10日後、8Wにならないと判断出来ませんから!”


”見ても同じ”の一点張りで、引き下がるしかありませんでした・・・

診察室を出る時には涙がにじんできましたが、すぐ処置室で看護師さんからお話がありました。”ムリに見て出血すると大変ですからね。赤ちゃんの成長は人それぞれなので、全員が全員今日必ず心拍が確認出来るわけではありません。”って励ましてくれました。もう涙が抑えられず、泣きながら”でも、ほとんどの方が今日確認出来るんですよね?”と聞いたら”そうですけど・・・”と言葉を濁していました・・・


お会計を待ちながら、気付いたことは、内診の時から院長は私のことを5W6DのHR周期移植の患者と間違えてたんだ・・・ということ。だから、なぜか採血があり、検尿は違うと言われ、胎のうだけ測ってやめちゃったんだ・・・そういえば、記入済みの処方箋も途中でしまってた・・

5W6Dはよっぽど成長が早い人しか心拍は測らないはず・・・

それなのになぜ、10日間も放置されるんだろう・・・可能性がないから?

間違えていたのなら、もう一度内診してくれてもよいのでは?

この日は陽性判定後の患者さんで、とても混んでいました。そのせいなんでしょうか?

院長の机の上にはカルテが2段になって山積みでした・・・


家に帰ってネットで調べたら、他の方のブログではやっぱり胎芽が見えなくても測る努力をして、もし測れない場合は、”心拍取れんかったね、おしっこが溜まってるせいかもしれんけど・・・”とか、エコーが見えずらい方には”見えずらいから今日は取れんかった”とか心拍について何らかのコメントをし、理由も説明していました。

出血層があって出血してる方だって、よほどひどい出血じゃない限り、みんな測ってもらってます。

成長が遅めの方とか、規定の診察日以外に診てもらってる方もいます。


ただでさえ悲しくて涙が出るのに、なんだか悔しさもこみ上げてきました・・・

最初から6W4Dってわかっていれば、せめて心拍を測る努力をしてくれたんでは・・・

たとえ結果が同じであったとしても、測っても取れなくて、遠くにあるとか、出血層があるからだとか言われたのならまだ納得ができる・・・

でも、私が聞かなければ心拍について全く触れなかった・・・何事もなかったように・・・


看護師さんは一生懸命励ましてくれました。

でも、この時点で5日間の成長の遅れは致命的って感じのことを院長が言っているのを他の方のブログで見つけてしまいました。

”BT27日で心拍が確認出来ないのは問題だ”とも。

それなのに10日後まで放置されるなんて・・・


また流産なのかもしれない・・・

あの時の悲しみがよみがえってきました・・・