胎嚢確認の日。


今日から採血はなく内診だけになります。


なんとか胎嚢が見えますように・・・と祈りながら、内診台へ。


目を凝らして見ていたら、黒っぽいとても小さな丸いものがぼんやりと二つ見えました。


院長はそのうちのひとつを計測しています。

大きさは5.6ミリでした・・・


診察室では院長に”胎嚢見えたね”と言ってもらえましたが、小さいことは明白でしたので、

”小さいですよね・・・”と聞いたところ、”大きさは関係ない。今日は見えるか、見えないか!”とのことでした。


でも、エコーの写真を見ても、ほんとにあるのかないのかわからない程度でした。

(内診前に尿は絞り出してます・・・)

そして、同じようなぼやけた丸いものが、やっぱりもうひとつありました。


処置室で看護師さんから、胎嚢確認後のプリントを頂いた時に、エコー写真を見せて、思わず聞いてしまいました。

”写真見ても、よくわからないのですが、これ胎嚢なんですよね?もうひとつ同じようなのがあるんですが・・・”

看護師さんも、”確かに、わかりずらいですね・・・”

あまり看護師さんを困らせてはいけないと思い、”院長が確認出来たってことは院長にはちゃんと見えたってことですよね!”って、最後は自分でフォローしてしまいました。


家に帰ってエコー写真をよくよく見てみると、ぼんやりした丸いもののかなり外側が計測されていました。

私の目で見ると、実際は5ミリないように見えました・・・


心配になって、封印したあった、最初の妊娠の時のエコー写真を引っ張り出してきてしまいました。

これを見るのは1年10カ月振りです・・・


その時は、2回目判定日(BT12)でHCGが1700ですでに胎嚢が確認出来ていて4・7ミリ。

BT17では胎嚢は 8・6ミリでした。エコー写真も鮮明でした。


HCGが1700で4・7ミリってことは、今の私のHCGって2000ないくらいかも?そしたら前回の約600から5日で3倍ちょっとしか伸びてないってこと?ってことは、失速したんじゃ・・・


そして、ネットで探しても、BT12でHCGが200とか300とか低めの場合は胎嚢が小さくでも卒業されている方もいらっしゃいましたが、BT12でHCGがグンと伸びてる方は、やはり胎嚢もそれなりに大きくなっていました・・・


失速しちゃったんだ・・・

この時、・・・覚悟しなきゃならないかも・・・ぼんやりとそう思いました。




2回目判定日。

ネットで色々調べていたので、ほぼあきらめた状態でこの日に臨みました。


休日だったので旦那さんと一緒に車で行きました。

クリニックが終わったらそのまま葉山方面をドライブして、お気に入りの海の見えるレストランで残念会をしようと思っていたのです。


診察室に呼ばれて数値を見た瞬間、思わず”伸びてる!”って自分で言ってしまいました。

それくらいびっくりしてしまったんです。

万が一伸びたとしても、低空飛行のままかと思っていたので。


HCGは598・2になっていました。

22倍の伸びです。


私が自分で言ってしまったせいか、院長からは何もコメントはなく、”次5日後、○○日に来て下さい”で終わってしまいました。


処置室で看護師さんからは”妊娠しているのでムリはしないで下さいね。”と声をかけられたのですが、実感がわかず、”前回数値がすごく低かったので、もうダメかと思ってたんです・・・”と言ってしまいました。そしたら”でも、数値がグンと伸びてますからね!”と。


その後、残念会をプチお祝い会にしよう!と喜んで出かけたのですが、レストランで料理を注文し終わった頃に、急に脇腹が痛くなり始め、前菜を食べ始めた頃には我慢できなくなり、メインが来た頃には冷や汗が出始め・・・結局、私だけ途中でレストランを出て、駐車場に止めてある車の後部座席で横になっていました。それでもしばらくの間は痛くて身動きも取れず・・・


”もったいないから全部食べてから戻ってきてね”って私が言ったので、

15分後くらいに急いで食べてきた旦那さんが戻ってきました。

その後だんだんと痛みもやわらいできて、普通にシートに座って帰ってきました。

旦那さんに”おいしかった?”って聞いたら、”みぽりんが心配で味なんてわからなかったよー”と。

料理を注文した時はこんなことになるとは思わなかったので、プチお祝いだし、と思って結構奮発して頼んじゃったんです。ノンアルコールのシャンパンも頼んじゃったりして・・・


普段、脇腹が痛くなって冷や汗が出て動けなくなるなんてことないので、脇腹だから子宮ではないし、もしかして子宮外?と少し心配になりました。

旦那さんは位置的に大腸じゃない?と言っていましたが、やっと数値が順調に伸びてひと安心できたのもつかの間・・・また次の診察まで不安に思う日々になってしまいました・・・


移植後の症状と言えば、移植日の夜から下腹部が少し痛かったくらいです。翌日以降も立って料理してたりすると下腹部がチクチク痛みました。その時によって左だったり右だったり。でも、移植時の痛みなのか何なのかよくわかりませんでした。


BT4日の中間検査の日は院長ではなくS先生でした。


結果は・・・・・HCG 1.4


アシステッドハッチングをしているのに、低めの数値でした・・・


私は夢クリ2回目の移植(アシステッドハッチングなし)で、BT4日で3・2だったHCGが、BT7日に11・2に下がってしまい化学流産となった経験があります。


S先生に”今の段階で着床して妊娠していますね”と言って頂きましたが、不安だったので”数値が低くないですか?”と聞いたところ、”今日はゼロかゼロじゃないかです。ゼロだったら残念でした、ってことです”とのお返事でした。


とりあえず、判定日を待つしかありませんでした。


実は判定日の前日の夜、尾てい骨の周りが痛くて眠れなかったんです。

前回の妊娠の時も、この症状があったので、もしかしてHCGもグッと伸びてるかも?って少しだけ期待してしまいました。


そして、1回目の判定日。この日は院長でした。


結果から言うと、HCG・・・・・26・6


院長いわく”かなり低空飛行やね・・・この先飛び立つかどうかだね。飛び立ってくれればいいけど・・・”

なんとなく、あまり希望は持てないニュアンスでした。

移植の時に融解後の戻りが遅かったと言われたし、今回の卵はダメかも・・・と心のどこかで思っていたので、やっぱりこのまま伸びないんだろうな・・・と思いました。

(あの尾てい骨の痛みは何だったんだろう・・・)


帰ってからネットで検索しましたが、院長のレポートで、BT7日のHCG20~30の生産率は38・5%となっていました。年齢も考慮すると恐らく10%程落ちるのではないでしょうか?

ブログで検索しても、このくらいの数値で卒業出来た方って、ひとにぎりのようでした・・・


でも私の場合、夢クリ1回目の移植で妊娠した時、HCGがBT4日6・5→1回目判定日68・1で、院長に”出産率は90%で、年齢を考慮すると10%マイナスで80%”と言われたのに、流産となってますから、確率はあてにならないかもしれませんね。