北の大地に桜が咲いた
固い皮に覆われて
君は辛抱強く春を待っていた
そして この日を迎えた
花びらの命が短いことを知りながら
この日のために愛嬌を振りまく
そんな君に シャッターを切る
僕の気持ちはとどまらない
次の花びらを見るために心は揺れ動く
君は束の間、自分に酔いしれていればいい
そのうち誰も見向きもしなくなるけど
花びらが散るのは前へ進む一歩だと
僕は気づいてしまったみたいだ
君は満面の笑みを浮かべながら
時折 爽やかな風に乗って芳香を放つ
君たちのおかげで大地は笑顔と香りでいっぱいになる
ありがとう! Beautiful smile!!
エゾヤマザクラ