長い間夫婦生活をしてきて、最近学んだことは、夫のペースを受け入れて待つ忍耐力がついたこと。何事も「善は急げ当たってくだけろ」な家庭で育った私は、時間に遅れるのが強迫観念になっています。
なので、何事も最初から緻密な計画を立て、納得しないと動かない夫のやり方に慣れるまで30年以上かかりました。
でも今は気長に待つようにしています。息子にも言われたことだし、夫の動作(出掛けの準備とか)が遅くても、イライラしないようにできるだけ我慢します。特に冬は待っている間に編物ができるのが良いですね。いつでも途中でやめられるので、イライラしなくて済みます。いわば精神安定剤です。
シドニーで親しくしていた夫の同僚の奥さんも、途中から編物を始めたのは、同じ理由だったのかも知れません。
さて12月に入ってバラの植え替えをしようと考えています。
移植場所を掘り出したら、大変なことになりました。
大きな石が出てきました。
今までで一番大きいかも知れません。
厚みも20センチくらいあります。
これを2人がかりで掘り出したら、その下にまた大きな石がありました。
それを今日掘り出し、その周りに絡んでいた蔓の根を一部取り出しました。12月なのに、気温が22度くらいで汗だくです。
その後に出て来たのは、コンクリートと煉瓦造りの丸いもの。昔の汲み取り式トイレの跡でしょうか。土は乾燥していて、においはまったくありません。
よくわかりませんが、いつまでも掘り続けるわけにはいかないので、このあと、掘り起こした土と砂利をふるって、苦土石灰や腐葉土やらで土壌改良しなければなりません。
バラを移せるのはいつになるやら。