陽のあたる場所~人生後半~ -3ページ目

陽のあたる場所~人生後半~

気が付けば人生も折り返し地点をすぎました。
22歳で鬱と診断されいまだ治療中です。
こんな私でも妻であり10歳の女の子の母です。
現在の生活、出口のなかったの過去。少しづつ綴っていけたら
と思います。

この部屋からいつ出れますか?

一日一度、夕方医師が診察にやってきたときいつも聞いていた。

でもこの質問は、ますます医師を警戒させていくだけだったみたいだ。

まぁ様子をみながらね・・とはぐらかされた。



そっか・・部屋から出るとまた自害行動をすると思われて

いるんだ。


本を読ませてくださいと言っても

刺激になるといけないからもう少ししてからね、と。


自分に対してであろうと人を殺そうとした人間に対しての

これが世間の目なんだと痛感した。

私がいくら大丈夫です、もうしません、と言っても信じてもらえない。




もう部屋でおとなしくしているしかなかった。



私がやっきになって大丈夫です、部屋からだしてください。

言えばいうほど、興奮したことになり薬の量が増やされた。


薬の影響でかぼーっとしていても時間のたつのが早かった。

寝て、食事をして、ぼーっとして、医師の診察を受けて、食事をして、が

一日のすべてだった。


夫が面会に来てくれたときは、面会室に

いくことができた。


退院したい、夫に訴えても夫の反応は医師と同じだった。


「もう少しゆっくりして、ちゃんと病気を治したほうがいいよ。」




私が転院することになったのは、大きな精神科中心の

総合病院らしい。

喘息がでても大丈夫なように内科もある。


私の入院する階は4階にあり、そこはエレベーターを降りたら

すぐ鍵のついた鉄の格子戸になっており、そこで付添いの夫とは

別れることになった。面会室はその隣にある部屋らしいけど

いつ面会できるかは、医師の診察次第らしい。


4階フロアはすべて精神科の入院患者で

普通の病院と同じ感じだけど、真中が大きなフロアになっていて

そこでくつろいだり、食事をしたりするようになっている。

時には椅子などをよこに片づけて、そこで体操やイベントが

行われている。


精神科の患者さんは体は元気な方も多いので

ほとんどが部屋から出てウロウロしているか、フロアで

テレビを見ていた。


私はそこから離れた別フロアの保護室という部屋に入院することになった。

鍵のかけられた部屋。外を見ることもできない高い場所にある窓。

柔らかいクッションの入った素材の壁。マットレスだけのベッド。

すべて自害防止のためのもの。


トイレの時だけはナースコールを押してだしてもらう。


もちろんテレビを見ることもできなければ、本を読むことも

できない。保護室という名の監禁だった。

ここに入って、自分が何を話せばいいのか何がまともなのか

まともでないのか、だんだんわからなくなっていった。



今日2度目の面接です。


また不採用かな。。行く前からネガディブ思考です。

甘いですよね。


この不況のおり40後半のスキルなしにそうそうパートも

決まらないでしょう。


なのに、採用されたらどうしよう、人間関係だいじょうぶかな

などと取り越し苦労ばかりしています。


あー自分で言ってて恥ずかしい。


バーチャルな悩みではなく、リアルな悩みになるように

今日も頑張ってきます。

別にその時はカッターで死のうと思っていた訳じゃない。


ただ自分の身を守れるものが欲しかった。


また息もできない死ぬこともできない、辛い発作が来た時のために。



一般病室に移って何度目かの夜、やっと点滴が取れた矢先

またヒューと気道が狭くなっていくの感じたとき

夢と現実のはざまで私は手首を切ってしまった。




気がついたとき夫が側に座っていて大丈夫か?と

とても優しい声で聞いてきた。


呼吸が苦しく、切った手はギブスで固定され、片方の手も拘束されていた。

なんでも巡回の看護師さんに見つかり、医師が縫合しようと

したときすごく暴れたらしい。

いつもの点滴の薬のほかに足に輸血のパックも

ぶらさがっていた。



自分のしでかしたことを自覚した時、申し訳なさと

恥ずかしさで涙が出てとまらなかった。

もう私に言い訳のひとつもできるわけもなく

周りの決めた私の今後に口をはさむこともできなかった。




発作が治まるのと同時に、精神病院に強制入院となった。





朝から何もやってもうまくゆかない日。


コーヒーをぶっちゃけ、ハンドミキサーが壊れて

ポタージュが作れず、ゆで卵は半熟すぎて剝くときにボロボロ。

安かったからと購入したスモークサーモンは生臭い・・。


イライラして朝から夫とけんか。


あーあ。こんな日はお布団かぶってもう一度寝てしまおう。


お昼から頑張って動くから。