電力不足に伴いサマータイム制を導入する企業が増える中で、外食チェーンやホテルなどで早朝や夕方の時間帯の需要を狙う動きが相次いでいる。震災による自粛ムードこそ薄れつつあるものの、景気低迷もあって消費マインドは低調だが、各社ともライフスタイルの変化を商機につなげようと必死だ。

 日本ケンタッキー・フライド・チキンは、東日本大震災後は出社時間を早める人が増えたことなどで「朝の時間帯の客が確実に増えた」(渡辺正夫社長)という。このため、計6種類の朝食メニューを扱う店舗を従来より約30店増やし、全店舗の1割超に当たる120店舗に拡大した。ビジネス客の需要が見込める店舗が中心だが、1店当たりの朝食売上高を前年同期比2~3割増を目指す。

 「モスバーガー」を展開するモスフードサービスも、全国約50店舗で開店時間を1~2時間早めて午前7~8時に開店。今後も需要増が見込める店舗で順次、適用していく考え。

 早朝需要を狙うのは外食だけではない。語学学校のベルリッツは、今月1日から平日のオンライン英会話レッスンを2時間15分早め、午前6時15分からにした。今月中に申し込めば、1レッスン(40分間)当たりの料金も1300円安い5500円に設定した。北南米に居住する契約教師とインターネットで結ぶ形をとり、人件費も抑えた。

 帰宅時の需要を狙う動きもある。今月6日からサマータイムを導入した東京都庁に近い京王プラザホテル(東京都新宿区)は、プールのフリーパスを新設した。今月25日から9月4日まで平日限定で、午後3~8時まで1万6000円で何度でも利用可能。通常は1回2000円なので、8回以上利用すれば元がとれる。例年、この時期のプール利用は1人当たり2~3回程度だが、“アフター4”に照準を合わせた。リーガロイヤルホテル(大阪市北区)は今月1日からホテル内5店舗で、午後6時半までに入店すればドリンク1杯と軽食で計1500円のセットメニューを始めた。セットメニューは1935年の開業以来初めて。マーケティング部の河野弘晃さんは「節電への関心は全国的に高く、足を運ぶきっかけに」と話す。(小川真由美)

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iPhone アプリ「SUPER 英単語 30000」、AppStore で教育系アプリ初の有料アプリ総合ランク1週間連続1位に
5月24日に発売された「SUPER 英単語 30000」のアイコン
韓国でスマートフォン、タブレット端末向けのアプリケーション開発を手がける podotree, inc.は、5月24日にダウンロード販売を開始した iPhone、iPad 向け英単語学習アプリ「SUPER 英単語 30000」が AppStore において教育系アプリとして2011年上半期で初となる有料アプリ総合ランキング1週間連続1位となったと発表した。

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同社では販売当初の目標として「3か月で10万ダウンロード」を掲げていたが、発売開始直後から iPhone、iPad ユーザーの間で注目が急速に拡大し、この目標の半分である約5万ダウンロードを発売開始1週間で達成することができたという。2011年6月9日現在も引き続き、有料アプリの総合4位、教育カテゴリではランキング1位を維持しており、ダウンロード数を伸ばしている。

「SUPER 英単語 30000」は、英語のネイティブスピーカー、ノンネイティブスピーカーどちらでも最適な英語学習ができるよう、世界各国の英語学習参考書約1000冊をもとに、6カ月間をかけ開発。既に発売されている韓国の AppStore では教育系アプリ1位の座を不動のものにしている。

TOEIC 、英語検定などの資格試験だけでなく、生活やビジネスで使える英語や、英語レベルに合わせた段階的な英語学習など、様々な学習目的に合わせて50冊の語彙 BOOK を収録。収録されている単語・熟語3万語を効率的に学習できるのが特長だ。また、学習進行度を世界中のユーザーと競い合う「word challenge」や自分の英語語彙力を試せるチェックテストなど、ゲーム性も持たせて楽しく英語が学べる点も人気となっている。また、3万語という収録量と様々なバリエーションの英語学習を115円という低価格で体験できるというコストパフォーマンスもダウンロード拡大の大きな要因になっているようだ。

なお、podotree では総合ランキング1位を記念したキャンペーンを6月9日より開始し、「word challenge」で獲得したスコアをアプリの共有機能を使って Twitter でツイートしたユーザーの中抽選で、毎日5名に1500円分の iTunes カードをプレゼントしている。応募期間は6月16日11:59まで。

■SUPER 英単語 30000
http://itunes.apple.com/jp/app/id435045195?mt=8


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「115円で3万語、最高の価値と体験を」-韓国最大の英単語学習アプリが日本上陸
iPhone / iPad 向け英単語学習アプリ「SUPER 英単語30000」
韓国でスマートフォン、タブレット端末向けのアプリケーション開発を手がける podotree, inc.は5月24日、韓国の AppStore でダウンロードランキング1位となった iPhone、iPad 向け英単語学習アプリ「SUPER 英単語 30000」を発売開始した。価格はアプリの最低価格となる115円で、AppStore でダウンロードできる。

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「SUPER 英単語 30000」は単語25000語、熟語5000語を50冊以上のテーマ、目的別の「ブック」に収録。TOEIC、英検などの資格試験、ビジネス、旅行などの英語使用シーン、語源などのユニークなテーマまで自分で英語を使う目的を選んで学習できるのが特長だ。また、アプリケーションは無料でアップデートされ、随時語彙やブックが追加される予定とのこと。

学習方法は1日に学習する単語を一覧できる「ステップ1」、発音や例文などをカード形式で学ぶ「ステップ2」、学習度をテストする「ステップ3」の3段階で、短時間でも効率よく学習できる設計になっている。

そのほか、ブック単位で単語の理解度がテストできる機能や、世界中のユーザー同士で単語の習熟度を競い合う「Word Challenge」などの機能を用意し、ただアプリに表示される単語と向き合って覚えるという以外にゲーム性も加えている。日本では購入者を対象に iPad2、iTunes カードが当たるプレゼントキャンペーン「word challenge Japan」を開催するほか、今年の12月には世界規模での英単語学習レースとして、賞金総額1000万円の「WORLD CHALLENGE」を予定しているという。

同アプリは韓国で3月に販売を開始し、24時間以内にダウンロードランキングでトップ3に入ったという。今回の日本語版は初の海外版となり、今後はアメリカ向けにも発売を予定している。日本語版は3ヶ月で10万ダウンロードを目標としており、同社では今後5年間で同社製アプリの総ダウンロード数の目標を全世界で10億ダウンロードとしている。

都内で開催された製品発表会にて、同社代表理事のリ・ジンス氏(李■洙:■は糸へんに眞)は同アプリ開発の背景として、韓国での英語学習市場の盛り上がりと今後の日本での市場拡大、そして英語学習者がネイティブスピーカー向けの学習教材に関心を示している点に着目。世界の1000冊以上の英語学習素材を元にネイティブ・ノンネイティブどちらにも最適な学習方法を研究し、アプリ開発に活かしているという。

また李氏は、従来の英語学習アプリとの差別化に関して「ただ、見て覚えるという単調なものではなく、学習もエンターテインメント性を持たせなければならない」と機能やUIの工夫を語り、またそのアプリを115円(韓国では0.99ドル)という破格の値段で提供している点についても、「115円で最高の価値と体験を提供できるのがこのアプリの強みだ」と語った。

同社では既に30万語以上の英単語データベースを構築しており、今後目的別、地域別に100タイトル以上の英語学習ソフトをリリースする予定だという。李氏によると、Android 向けの英語学習ソフトも年内にリリースする方向で開発を行っているほか、サムスンなどの端末メーカーとの協業も模索中とのこと。また、日本の教育や出版の業界とも積極的に協業し、世界のアプリ市場にチャレンジしたいとしている。

また、李氏は同社のアプリ開発にあたって「名著や歴史など長く積み重ねられた人間の英知」「想像力を刺激するおもちゃ」「様々な分野の入門書・学習書」の3つの分野でテキストや画像だけではない、音声・アニメーション・3D などを駆使した「今までにない体験を提供する」と語り、日本市場向けには今後7月頃までの間にトイアプリや電子書籍アプリなど4タイトルをリリースする予定だとした。

「SUPER 英単語 30000」
http://itunes.apple.com/jp/app/id435045195?mt=8


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