フランスでの「幼児殺し」がTIMEで特集されていました。なんと、新生児8人を殺したとか。自分自身の子供なのに・・・。

この行為を表す英語として、以下のような見慣れない表現が書かれていました。

parental infanticide

です。

parental は、parent(親)の形容詞形ですね。「親の」という意味。これは簡単。

infanticideは、この単語自体は見ることは少ないですが、意味を推測できる必要はあると思います。英検2級以上の実力があるなら、推測できる人も多いはずです。

まず、infant が「幼児」のことです。それに cide を付けると、どういう意味になるのか?

それは、suicide (自殺) とか、genocide (集団殺りく)、insecticide (殺虫剤)などにも見られるように、「殺す」という意味を持っています。

なので、infanticide は「幼児殺し」のことだと想像ができると思います。
都内最高齢で、111歳で生きているはずだった男性のニュースは、世界にも衝撃を与えているようです。BBCでもそのニュースを目にしました。

ミイラ化している状態で発見された、ということを日本語のニュースで読んで知っていたので、当然と言えば当然なのですが、そういう単語を英語で読むと、これはこれでまたショックが大きいです。

BBCでは以下のような文が見られました(全文はこちら):

...when officials went to congratulate Sogen Kato on his 111th birthday, they uncovered mummified skeletal remains lying in his bed.

mummified skeletal remains というのはかなりびっくりな英語です。

ドラゴンクエストシリーズ等のゲームで、マミーという敵キャラがいますが、そのmummy というのはまさに「ミイラ」のことです。

それを動詞にするとmummify となり、それの過去分詞がこの文中のmummified です。

skeletal は、スケルトン(skeleton)という言葉が比較的知られていますから、推測できると思います。骸骨の、という意味の形容詞です。

最後のremains ですが、これを辞書で調べる時は、remain をまず引き、その名詞の意味を見てください。おそらく、「複数形で使う」という注意書きが書いてあると思います。なので、文中でも複数形で登場です。意味は、「残ったもの」です。人間の話だったら、「遺体」のことです。人間がこの世に残すものは、死んだ自分の体ですから。
私はスペインサッカーのファンで、チームとしてはレアルマドリーを応援しています。

つい先日、チームの象徴的存在であったストライカー、ラウールが、レアルマドリーを去り、ドイツのシャルケというチームに移籍することが決まりました。

そのドイツのチームの監督は以下のように述べたそうです:

"We have signed an exceptional footballer and world-class goalscorer," said Schalke coach Felix Magath.

exceptional footballer というのは、素晴らしい賛辞ですね。

exceptional というと、exception が「例外」なので、「例外的」と訳したくなりますが、この場合はいい意味で例外的、つまり、極めて優秀な、ということです。

その後ろのworld-class は、one of the best in the world ということです。

違うチームに行っても、引退するまでずっと応援します。

ぜひチャンピオンズリーグでレアルマドリーと当たって、サンチャゴベルナベウでゴールを決めてほしいな、と思っています。敵になったとはいえ、きっとスタンド中が敬意を表して拍手を送ることでしょう。
台湾で暮らしてみて、日本語と中国語では、英語の単語を外来語として取り入れる時の基本的な方針がずいぶんと違うんだなあ、と感じています。

日本だと、カタカナがあるので、基本的にカタカナで音を真似して取り入れますよね。Internet なら、インターネット、という具合に。

でも台湾では、文字が漢字しかありません(厳密には、注音と呼ばれるひらがなみたいなものもありますが、ここではそれは無視しましょう)。さて、どうしましょう?

台湾では、基本的に意味を汲み取ってうまく漢字に当てはめているようですね。Internetは、中国語では「網路」と言います。

他にも、Eメールは「電子郵件」、メールボックスは「信箱」、パソコンは「電脳」、マウスは「滑鼠」、ノートは「筆記本」、シャープペンシルは「自動鉛筆」、バスは「公車」といった感じです。

特に、マウスが「滑るねずみ」というのはなかなかユニークだな、と感心しました(笑)。ちなみに、動物のねずみの場合は、中国語だと「老鼠」と呼ばれています。
昨日サッカー日本代表がデンマークを下して決勝トーナメント進出を決めましたね。3-1という素晴らしい結果で、私もいい意味で驚きました。

日本の素晴らしい戦いぶりは、世界各国のメディアでも報じられています。例えば、BBCでは以下のような文が見られました:

Keisuke Honda, Yasuhito Endo and substitute Shinji Okazaki scored the goals Japan deserved from a performance full of pace, verve and incision.

点を取った本田、遠藤、岡崎の名前が挙げられた上で、日本のperformance を、

full of pace, verve and incision

と説明しています。

pace は簡単ですけれども、他の2つの名詞が分からない方が多いのではないでしょうか?

verve は文章語ですが、私の印象ではそこそこ目にすることがある単語です。longman英英辞典では、その意味を

energy, excitement, or great pleasure

と説明しています。活気・エネルギーに満ちている感じです。

次にincision ですが、これは本来の意味から考えると、サッカーの話で使われるのは変です。longmanにはこう意味が説明されています:

a neat cut made into something, especially during a medical operation

つまり手術の時に、スパッと切ることのことです。

ここでは、日本チームのプレーの切れ味が鋭い、という比喩的な意味で使っているわけですね。

私はサッカーに興味があるので、サッカーの記事は好んで読みます。

何かに興味があるというのは、とても重要なことです。

英語力がまだまだだとしても、興味がある事なら、たまには背伸びして海外メディアにアクセスし、その興味がある話題に関する記事だけを、自分が分かる部分だけでもいいから読んでみる、というのはとてもいいことだと思います。

たまにはちょっと背伸びしてみると、とても新鮮ですよ。
サッカーワールドカップ開催で盛り上がる南アフリカですが、実はそこには隣国ジンバブエから多くの難民が逃げ込んできているそうです。

国境なき医師団のレポートで知りました。

英語レポートこちらです。高校卒業レベルの文法知識と、分からない単語に直面しても調べて読み切るガッツがあればだいたい読めるレベルです。

私もサッカーファンなのでワールドカップは楽しみなものの、同時に自分ではどうにも解決不能な苦境に陥っている人たちへの思いやりも忘れてはいけないことでしょう。

ジンバブエの崩壊の様子は日本語メディアでもしばしば報じられてきましたので、多少予想はできていましたが、レポート内の短い一節を取り上げると、例えばこう書いてあって驚きます:

94% of the population is unemployed

つまり、

人口の94%が失業している

ということです。

職がある人とない人の割合が、だいたい日本の反対になってしまっているような状態ですね。これ、もし仮に日本でこんな事態になってしまったら・・・。

働いている人がこんなに少ないということはいろいろな商品・サービスが提供されないという事ですし、ちょっと想像するだけで恐ろしい事態です。

おそらく私を含む平和な国でずっと生きている人がいくらがんばって想像しても、想像力が及ばない事態なのではないかな、と思っています。
高校学習レベルの動詞forgive は、

forgive (人) for (罪・悪いこと)

というパターンでよく使われる「許す」という意味の動詞です。

これの意味を拡張した形で、実は以下のような使い方もあります:

...voters could be forgiven for feeling disappointed.

選挙が終わって、開票の結果、国民の期待通りにはならなかった、という文脈です。

voters(投票者)は、feeling disappointed(がっかりする)したことに関して「許される」という感じの意味に思われます。

がっかりして、それが許されるってなんだ?

という違和感をみなさん覚えることでしょう。

そこで「許す」という言葉のイメージをちょっと広げるといいですよ。

「許す」ということは、「相手がした事は無理もないこと、仕方のないこと」と考えることにもつながります。

この

could be forgiven for ~ing

という形は、実は辞書を引いてforgiveの「成句」のコーナー等を見てみれば、そのまま載っていたりするものです。

~するのも無理もないことだ

という意味なんですよ。



日本語の「リング」というカタカナから英語を想像すると、当然

ring

という単語を思いつくことと思いますが、実は英語にはこれにw を追加したwring という単語も実はあります。

これは動詞なんですが、意味的には力づくな感じがします。

wring out a confession

というと、容疑者から無理やり自白を引き出す、という意味になります。

また、濡れたタオル等をしぼる、という場合にも使えます。

自白にしても濡れたタオル内の水にしても、力を込めて「しぼれば」外に出て来るものなわけですね。
英語unique は、外来語として日本語の中にも入ってきています。「ユニーク」ですよね。

ただ、日本語の「ユニーク」の場合、

とてもユニークな発想

とてもユニークなデザイン

といった言い方があるのですが、それをそのまま英語にすると、ちょっと問題があります。

例えばBBCのサイト上でも、very unique という言い方はおかしいということが説明されているページがあります(http://www.bbc.co.uk/dna/h2g2/A4240928)。

また、今年4月号のReader's Digest でも、very unique ではなく、uniqueだけでよい、と書いています。

理由は"Unique things and people are one of a kind, absolute." ということです。

unique は他に類がない絶対的なもの、という意味です。ちょっとunique、とてもunique のような「程度」は存在しない、ということなんですね。unique であるか、そうではないか、それしかないわけです。

まあ、とはいえ、私もけっこう"really unique" とか言ってしまう場合は多いですし、実際very unique という言い方が使われているのを目にするor耳にすることはしばしばありますけどね!

先月ウォールストリートジャーナルアジアに掲載されたという、Japan Dissing という記事を見かけました。

日本に対するアメリカの認識が近年どのように変化してきたか説明した上で、今ではdissing の状態に至った、ということのようですね。

Japan Bashing から始まり、Japan Passing へと変化、そして今Japan Dissing になった、という流れです。

bashingpassing は分かりやすいですが(前者は「バッシング」という外来語になっていますし、passingはもちろん「通過、素通り」という意味です)、dissing はそうでもありません。

dissing はもともとdis という動詞で、これがing形になったものです。

dis はもともとdisrespectに由来し、それが短くなったものです。なので意味は「軽蔑する、けなす」です。

鳩山内閣の現在、ついに軽蔑の対象となってしまった日本、嘆かわしいことです。