to不定詞には、名詞的用法、形容詞的用法、副詞的用法という
3つの主な用法がありますが、
ここでは、
This book is easy to read.
(この本は読むの簡単だね)
のような副詞的用法形容詞修飾「方面指定」の話を
してみようかな、と思います。
ちょっと今難しく、副詞的用法形容詞修飾「方面指定」
なんて書いてみましたが、こんなの言える人はふつう
いないし、言えなくても優秀な学習者はたくさんいます。
ただ、私の場合は、中2のときにつぶさにto不定詞について
塾で習ってしまったので、こういういかつい用語を覚えてしまいました。
でもこれ、「方面指定」という呼び方はけっこうわかりやすくて
いいですよ。
ちまたの文法書で、この用法をちゃんと名づけて説明しているものを
見たことがないですし。
さっきの例文の
This book is easy to read.
ですけど、
まず、This book is easy... と書いたことによって、
「この本は簡単だ」
という意味になりましたよね?
でも、「この本は簡単だ」と言われても、
どういう「方面」において簡単なのか、わかりません。
たとえば、持ち運びが簡単なのか?
それとも、力自慢大会で2つに引き裂くのが簡単なのか、
それとも、読むのが簡単なのか、
それとも、文体とかをまねするのが簡単なのか・・・
ちょっとこじつけくさい例もありましたが(笑)、
「この本は簡単だ」と言われても、
どういうことをする際に簡単なのかがわからない、
ということがわかっていただけたと思います。
そこで、このto不定詞の「方面指定」の用法を使う
わけです。
この本は、読むという方面においては簡単ですよ、
という意味をこめて、
This book is easy to read.
というふうに、to read というto不定詞が使われているのです。
ついでに言えば、このto不定詞は、どういう意味でeasy なのかを
説明しているわけで、文法的にはeasy を修飾しています。
easy は形容詞です。
そして、形容詞を修飾することができる品詞は、副詞だけです。
なので、この「方面指定」のto不定詞は、副詞的用法と呼ばれるのです。