Part 7 は長文読解問題です。シングルパッセージ(長文1つ)とダブルパッセージ(長文2つ)の2種類あります。各パッセージに設問がついています。こういう問題ではふつう「読んでから答える」と考えますね。学校の国語のテストでもそうでした。でもTOEICはそうではありません。「全文を読まないで答える」と言われています。でも「読まないで答える」ことってできるのでしょうか。
「音読」というのは、歴史的に見ると修道院や寺子屋など、大勢で学ぶ場所にて使われていた方法です。音読は「目で文字を追い、口から発音し、耳から入って来る音を聞く」目、口、耳を使うので、身体を介した読み方と言えます。学校で英語を習い始めた頃、「Hello」「How are you?」「I'm fine, thank you. And you?」など簡単な文は生徒全員で「音読」していませんでしたか?皆でスピードを合わせて、常に同じリズムで。これらの文、今まで忘れたことありませんよね?そう、「音読」を通して私たちの身体に刻まれているのです。「あーいむ ふぁーいん、せーんきゅー、あーーーんど ゆーーーーー??」このくらいのスピード。遅すぎておそろしい(笑)
「黙読」というのは「目で文字を追う」だけ。英語の授業中、指された生徒一人が立ち、一段落を「音読」、他の生徒は席に座って教科書を「黙読」していました(しているフリをしていました?!)。長い文章が読めるようになってからは、「How are you?」のように暗記している文は少ないですよね?「黙読」をしてもそれほど強烈に身体に刻まれていないことが分かります。そして「黙読」するようになってからは、生徒の音読スピードは一人一人違っていきました。遅い子もいれば、早い子もいる。早く読める子=英語出来る子 って思いませんでした?これ、間違っていない気がします。
今、TOEICでスコアアップを目指す皆さんに求められている「読むスピード」は「How are you? I'm fine thank you, and you?」のときと同じスピードではないことを理解してほしいと思います。TOEICで600点以上を目指すなら、これじゃ遅すぎます。
私も以前は好きになれませんでした。「私は英語をずっと勉強してきた。読んで解くのが正統派。テクニックを使って解くなんて絶対にイヤ」と思っていました。テクニック、例えば the ................ of を見たら、この空所には名詞しか来ないから、選択肢の接尾辞を見て名詞の典型-tion などがあればそれを選ぶ、読まないで解ける。英語力の評価テストだと思っていた私は、こういう攻略テクニックが本当に嫌いでした。でも、点数を出さないといけないので、葛藤しました。
そして私が自分のために購入した本は下の通りです。 Part 5があまりにも曖昧で、自分の英語力だけでは太刀打ち出来ないと思い購入。Part 5のテクニックが分からなかったのですが、これを解いて多くの項目がクリアーになっていきました。即効性がないとイヤだったので「直前5日間」に惹かれ購入しました。 新TOEIC TEST 英文法 出るとこだけ!―直前5日間で100点差がつく鉄則27/アルク ¥1,260 Amazon.co.jp
LISTENING Who is the man talking to? What are the speakers discussing? What are they talking about? What will the man ask her to do? What will happen next? Where is the conversation most likely taking place?
most likelyはよく出てきますね。どのような意味かしっかり把握しておきましょう。「最もありそうな」「多分」「おそらく」という意味です。
READING What can be inferred....? What is NOT included in...? Which of the following is NOT true? What is mentioned...? What is indicated about...?