以前、プロフィールにも書きましたが、
私の青春時代(っていう言葉がもう古い?)は
ちょうど洋楽がアツかった80-90sにあたります。
高校で友人から70sのロックを覚え
大学時代では自分でも演奏していたので
当時の洋楽には、何とも言えない
ノスタルジックな想いが…
というわけで、今回は高校時代にハマっていた
TOTOの「99」あたりから歌詞を引用しよう!
と思ったんですが...
なんとも残念なことに、楽曲は最高なんですが
TOTOはなんか、歌詞の内容が非常に薄っぺらく…
いくら英語表現の勉強のために、とは言え
ちょっと、ねぇ…
まぁ、ハードロックとかヘヴィメタルは
脳震盪になるくらい、頭フったりしますから
(ヘッドバンキングと呼びます)
そういう状態で、ちゃんと歌詞まで聞く人って
そもそも、いないのかもしれませんけどね。
っていうわけで、今回は
99つながりで、NENAの99 Red Ballonsにしました。
「あれ、英語じゃないじゃん」
そう思ったあなた、そうなんです。
これ、元はドイツ語です。
ドイツ語で世界的に大ヒットした曲って
この曲の他には、FalcoのRock Me Amadeusとかくらい?
ま、ともかく、Youtubeで英訳版を見つけたので、
今回はNENA の99 Red Balloonsを紹介します。
テクニカル的には、楽曲はまあ大したことないんですが
(失礼、あ、もちろんいい曲ですよ。大ヒットしましたし)
歌詞はなかなか、深いものがあります。
99 red balloons floating in the summer sky
Panic bells, it’s red alert
There’s something here from somewhere else
The war machine springs to life
Opens up one eager eye
Focusing it on the sky
Where 99 red balloons go by.
99個の風船が夏の空を飛んでいき
警戒警報が鳴る。おかしな話ね
戦闘機も、風船に気づくわ
99個の風船が飛んでるだけなのにね
※かなり省略、意訳してます
99 Decision Street, 99 ministers meet
To worry, worry, super-scurry
Call the troops out in a hurry
This is what we’ve waited for
This is it boys, this is war
The president is on the line
As 99 red balloons go by
99人の国防大臣が不安にかられ
兵隊に緊急出動をかける
これこそ、待ちかねていた事態
これだ、これこそ戦争だ
大統領がホットラインをかける
99個の風船が飛んでいるだけなのに
この曲が世に出た当時は、冷戦時代。
ドイツは東西に分かれていて、ちょっとしたことでも一触即発。
米ソの代理戦争がはじまりかねない空気だったのだそうです。
NENAはローリングストーンズのコンサートで
たくさんの風船を飛ばしているのを見て
「これ、爆弾だと思うかもしれない」
と自分たちの置かれた状況から思ったそうで…
※ホントに風船爆弾っていうのがあったらしい。
で、できたのが、この曲だそうです。
99 Knights of the air
Ride super-high-tech jet fighters
Everyone’s Silverhero
Everyone’s Captain Kirk
With orders to identify
To clarify and classify
Scramble in the summer sky
As 99 red balloons go by.
99人の空の騎士たちが
超ハイテクのジェット戦闘機に乗る
みんながヒーローで、カーク艦長
目標を特定して確認せよ
という命令で夏の空にスクランブル
99個の風船が飛んでいるだけなのに
99 dreams I have had
In every one a red balloon
It’s all over and I’m standing’ pretty
In this dust that was a city
If I could find a souvenir
Just to prove the world was here…
And here is a red balloon
I think of you and let it go.
私がかつて持っていた
99個の夢をつめた風船
すべては終わってしまって
かつて都市だった瓦礫の中に
今、私はぽつんと立っている
ここがかつて世界だったと思える
何かを探していると
赤い風船をひとつ見つけた
あなただと思って、空に飛ばしてあげるわ
※かなり省略、意訳してます
…というカンジで、かなり深いですね。
現在はもう「ベルリンの壁」はなくなって
ドイツは、この歌が流行った頃とは大きく変わっています。
私は最近、南ドイツに行く機会がありました。
「中世」の風情が今でも残る、石畳(いしだたみ)の街を歩くと
クリスマスが近かったこともあって
とっても平和で楽しそうな雰囲気でしたね。
こういう世の中になって、本当によかったと思います。