TOEFLーTOEFLでは語彙力とリスニング力がカギになる | TOEFLコーチ サボテンの「TOEFLここだけの話」

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英語教授法MAによるTOEFLサバイバルガイドと英語学習のあれこれ

以下のブログエントリーでTOEFL対策では語彙とリスニングが大事と書きました。前後してしまいますが、その理由について手短に書いてみたいと思います。

 

 

 


英語のリーディング(R)とリスニング(L)の内容理解には、そもそもどのような知識が必要でしょうか?みなさんはTOEFLとは関係なく普段から英語の文や話などのインプットを具体的にどのようにして理解していますか?

インプットの理解にはトップダウンボトムアップの両方の処理が必要です。ボトムアップとは詳細から内容を読み解くアプローチで、大まかにいうと語彙、発音、文法などの知識です。トップダウンでは文章なり話に関して自分がすでに知りえている背景知識を利用します。

 

例えばTOEFLで「砂漠化」に関する出題があった場合、過去に本で砂漠化について読んだことがあれば、問題を理解しやすくなるということです。TOEFLではさまざまな分野から出題されるため、トップダウンの対策は現実的ではないでしょう。

 

TOEFLのRLで特に重要な要素は、ボトムアップに必要な語彙と発音だと考えます。発音というのはここでは聞き取るための力(リスニング力)です。TOEFLでは普段の生活では見聞きしないアカデミックな内容が出題されるため、日常的な読み書きやコミュニケーションに十分な英語力があったとしても対応は難しいです。

 

またLでは話のテンポが速いうえ、問題は一度しか聞くことができないので、リスニング力も大変重要になります。文法については学校でも重点的に勉強するのでTOEFLを受験する方には得意な方も多いと思いますので、文法は必要に応じて学習されるとよいでしょう。