2018年3月25日講義 GMAT critical reasoningの超高速解法
35番 万能不正解パターン
GMAT readingやGMAT sentence correction同様、crtical reasoningも多数の一発不正解のパターンがありますが、最も基本的なパターンを説明します。
1)本文の因果関係を弱める選択肢を選びなさい。
2)本文の因果関係を強める選択肢を選びなさい。
3)本文の因果関係の妥当性を判定する選択肢を選びなさい。
4)本文の因果関係の前提になっている考えを選択肢を選びなさい。
5)本文の因果関係の根拠を強める選択肢を選びなさい。
6)本文の因果関係を根拠の代わりになる選択肢を選びなさい。
などの問題においては解法のプロセスの手順は同じです。
手順1
上記の設問を判定し、問題がcritical reasoningの3つパターンの内の因果系問題であると判定する。使用時間5秒程度。
手順2
本文中でのキーワードを見つけて因果関係の箇所のみを抽出。この箇所の主題を確定。使用時間30秒。
手順3
これらの因果関係の主題が含まれる選択肢から正誤判定。
手順4
難易度に低い問題では、ここまでの手順で5つの選択肢を1つ、または2つまでに絞れます。
そこで正解が無ければこれらの因果関係の主題と関連する内容がある選択肢の判定。
35番は一般的には難問の部類ですが、ABCDの不正解パターンが同じなので、不正解パターン判定スキルを持っている人には楽勝です。
ここでは因果関係は
根拠:調査への応答者でコンピューター使用時間が増えたと回答した大半の人たちは、テレビを見る時間は減っていないと回答した。
結論:コンピューター使用時間が増えても大半の人たちのテレビを見る時間は減らない。
ここでは根拠の主語は大半の人たちです。
この根拠の主語の内訳を論じると不正解になります。
例えば、「回答した大半の人たちは30代であった。」、「回答した大半の人たちは30代で非常に忙しい人たちであった。」、「回答した大半の人たちは30代で、テレビを見る時間は最初から少なかった。」ような選択肢です。
なぜならば、根拠では、それらをすでに総体として織り込み済みで結論を導いているからです。
つまり根拠のデータのさらにその細分化の内容は常時不正解となります。
これは上記1)~6)に共通の不正解パターンで、6つのどの問題を解いているかが不明でも不正解判定が可能です。
授業では選択肢ABCDがこれに当てはまり、速攻で正解が出るパターン学習を行います。