Speakingのスコアを上げるための基礎力2つ | しけんや英語塾 公式ブログ ~Teaching TOEFL is my life~

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TOEFLの全てを、TOEFL準備をしている全ての人に、「留学のための しけんや英語塾」主宰のTOEFL受験コンサルタント 四軒家忍が語ります。本格的にTOEFLを教え始めて、20年ほどになります。全ての経験と知識を書いていきます。

これはニワトリと卵の問題なのですけど、Speakingのスコアが上がらない(けど上げたい)というときに考えることが2つあると思うんですね。①内容および英語のクオリティ。当然です。内容というのは、integrated taskであれば、ポイントを全て押さえているとか、1番のindependent taskであれば、意見・理由・具体例・相手の意見・・・・という全ての要素を押さえていて、その結果としてよく展開できているか、などですね。英語のクオリティは、まあまあわかる英語で、そこそこのエラーでなんとか抑えられているということでよいでしょう。で、多くの受験生は、これを達成しようとがんばります。当然です。しかも、絶対重要なことで、TOEFLの準備としては、外すことはできません。

 

ただもう一つあります。②物理的に①の条件を成就できる程度の「話すスピード」があるかどうか、です。①をやるのは、スコアを上げるためですが、そのためには、相応の分量を時間内に言い終えないといけないため、スピードも要求されるわけです。①をこぢんまりとまとめたとしても、なかなかスコアは上がってくれません。たとえば、Speaking1番で、50語だったのが、いろいろ要素を言おうとしたら60語言えたのだけど、どうだろう?となっても、スコアは変わらないかもしれません。要するに、スコアが1点上がるためには、明らかな向上が見えないといけないのですが、そのために必要なのが、スピードであるわけです。

 

しけんや英語塾では、「音読強化コース」もあって、音読の指導もするのですが、まずは45秒で物理的に90語以上「はっきり聞き取れる英語を発声することができるか」が一つの目安になるかと思います。「ぐちゃぐちゃ」ではやらないほうがましです。「はっきり」「ゆっくり」「1語1語しっかり」聞こえるのに、45秒で100語言えるようになったら、外見上は、クリアしています。そうなると、①の条件成就を目指して、内容にフォーカスした勉強ができるんですね。当塾で「音読強化コース」を一番初心者用のコースとして位置付けているのは、この物理的なスピードをまずはつけて欲しいと思っているからです。