【ご質問】あと5か月で10点上げるには? | しけんや英語塾 公式ブログ ~Teaching TOEFL is my life~

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TOEFLの全てを、TOEFL準備をしている全ての人に、「留学のための しけんや英語塾」主宰のTOEFL受験コンサルタント 四軒家忍が語ります。本格的にTOEFLを教え始めて、20年ほどになります。全ての経験と知識を書いていきます。

あと5か月で10点以上を上げるには

今回もご相談にお答えしたいと思います。

 

 


現在のスコアが82で、
R17, L27, Sp20, Wr18
これを5か月ほどで、92以上に上げるという目標をお持ちとのことです。

どのようにして達成できるでしょうか。

特筆すべきことは、高校生のときに1年留学している、ということです。おそらく、L27はそのときの流れなのでしょう。

ただ、L27の割には、Sp20が少し低いように見えます。

また、このスコアを見ると、どうみてもR17が低いことが明らかではありますが、Wrも同じくらいな数字で、このWr18というのは、「答案に、解読しなければならないところがまあまあある」というスコアです。

ここから見えてくるのは、

Listening sectionと違って、もう少し「正確な」理解と作文が要求されるセクション(R, Wr)のスコアが低い、ということで、それは、「英文理解の正確性」が不足しているという課題がある、ということになります。

ですから、今後の勉強では、

いかに正確に英文を理解し、いかに正確に短い英文を書くか、

に重点を置くとよいでしょう。

そのためには、これから3か月ほどは、「英文をしっかり分析しながら読む」という習慣を身につけるとよいでしょう。
一つの方法としては、
TOEFLのReading passageを写して、和訳したり、
GMATのsectence correctionの問題をやったり、
TOEICのPart 5, Part 6の問題をやったり、
もうちょっと言うと、
GREのVerbal reasoningの問題をやるのがよいでしょう。

あれらは、全て
①短い英文を
②分析的に読んで
③正確に理解する
ことが求められます。

この練習が必要なんですね。

TOEFLのReadingでは、パッセージをさーっと読んで、その答えを探そうとしていると思いますが、やはり、読み方が浅かったり、不完全な理解なので、答えが間違えてしまったり、考えこんでしまって、時間がなくなったりすることになります。

短い英文を正確に理解する訓練をすることで、その習慣がTOEFLのReadingにも反映されると思います。

また、Wrでも、書くときに、明確な英語になるような意識を、そして、基本的な文法事項を間違えないように書くとよいでしょう。そのためには、特に上のTOEICのPart 5, Part 6の問題をやりながら、その英文を部分的に暗誦するなどの勉強が効果的です。単に何かの本を暗記するよりも、「間違えてはならない部分」を意識しながら暗記できるからですね。

そうした習慣が実際にTOEFLに反映されるように、問題演習するときに意識してみてください。

R23, L27, Sp22, Wr22 = 94

を目指す感じになると思います。