TOEFLの目標スコアが何点であれ、ちょっと気になる戦略をとっている受験生がいらっしゃると思いまして、一言。
たしかに簡単なテストではありませんが、
Reading
Listening
Speaking
Writing
それぞれのパートが30点あります。
だから、いくら「全ての基礎はReadingにあるのだ!」という明確な根拠がある(そしてそれがまあまあ当たっている)としても、それは他のセクションを無視していい、ということにはなりません。
特に、
Sp/Wrは「難しいから」、ひとまず回避する、という方は2つの意味で要注意です。
① 全然難しくありません。
今しけんや英語塾のオンラインサロンでは、「中学で学ぶ英単語」を1つ1つしっかり発音できたり使えたりするような勉強の機会を差し上げているのですが(a lot ofとかbecauseとか)、それ以上のレベルのことを発することは、TOEFLでは求められません。
だから、Speakingが難しい、というのは、それは30点とるとしたら、1点も落とせないとしたら大変でしょうけれど、23点とれればバンザイ!という状況でしたら、やらないのが損、という理解をするべきです。
Writingでも同じで、そんなにすごいことやすごい表現を使うことが、そもそも求められていないので、大いにハードルを下げて書けばよいわけです。
② 勉強するとなったらいきなりDJや、文豪を目指してしまう。
これがわたしの持っている印象です。
そんなことが測定されるテストではありません。
全く違います。
それでは、どんな対策をすればよいのか、ですが、それは「自分の現状でネイティブになる」ということです。
え!やっぱりネイティブレベルですか!!!
はい、そうです。
自分の能力の範囲内で、ということです。
Speakingが苦手な人は、全てにおいて、「ド・ノンネイティブ」を貫いています。
ほえん・あい・わず・あ・ハイスクール↗スチューデント、
となります(詳しくは動画を参照くださいませ)。
こんな調子では、せっかく
When I was a high school student,
という英語を知っていることが活かされません。ですから、努力目標としては、このレベルにおいては、ネイティブスピーカーを目指す、ということです。
こうしたことを積み重ねていきます。
ゆっくり、明確な発音をする。
語と語の音声的なつながりを意識する
自然と語と語がつながる(つながらない語をわざとつなげようとしない)
練習を積んで、自然に聞こえるようにする
これで、
When I was a high school student,
が「ネイティブ級」になりました。
この手の英語をどんどん作っていってください。本番ではどうせそのあたりのことしか使わないので。
そうすると「TOEFLというテストの範囲では」十分に「ネイティブ級」になります。それが23以上を確実にします。
今の自分の「モノになっている」英語、これを磨くこと、それがSp/Wrのスコアアップにダイレクトに貢献します。
具体的には、
× TOEFLの教材の音読なんて、有害なだけです。英語の語のレベルや内容のレベルや構文のレベルを上げることがSp/Wrの練習ではないからです。
× 同様に、表現方法を学ぶのも、あまり意味はありません。「学んだばかりの英語」は「ド・ノンネイティブ」になっているから、本番で使うと、「あー、ド・ノンネイティブだなー」という印象を強めるばかりです。
○ NHKのラジオ英会話くらいの、「ゆっくり」「きちんと」話してくれている教材を使って、そのレベルを「こんな簡単なのはやってられない!」と思うくらいのを、「必死で」やってください。
もっともっと簡単なマテリアルを「必死で」「真摯に」「子供のように大きな声をだして」「少々大げさに」そして慣れてきたら「小さい声で」やり切れるか、そういう姿勢が問われているんですね。新しいものを学ばなくていいので、勉強の負担としてはとても小さいですから、今の勉強に追加するのは十分可能だと思われます。
たぶん、R/Lができるのに、Spだけガクーンと低い受験生は、この「我慢」が不足しています。
参考にしていただければと思います。
そういうお話しの一部を動画でしました。
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