Reading sectionの文挿入問題の解き方 | しけんや英語塾 公式ブログ ~Teaching TOEFL is my life~

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TOEFLの全てを、TOEFL準備をしている全ての人に、「留学のための しけんや英語塾」主宰のTOEFL受験コンサルタント 四軒家忍が語ります。本格的にTOEFLを教え始めて、20年ほどになります。全ての経験と知識を書いていきます。

こんにちは。

TOEFL専門、しけんや英語塾のブログになります。

 

Reading sectionには、ほとんど全てのパッセージに、文挿入問題があります。

 

与えられた文を、あるパラグラフに挿入するとしたらどこか、というものです。

 

この問題に対して、

 

「readingがよくできる人は、最初にパッセージを読んだときに、すでに文が一文抜けていることに、違和感があって、気づくのですか?」

 

というご質問をいただくことがあります。

 

 

これは、問題作成者の「腕」によりますね。腕が悪いと、すぐにばれます。急に、バナナの話しが来るはずがない、とかね。

 

でもそこはETS。そんなに簡単には見破られません。

 

だから、イメージとしては、抜けている文を補う、ということではなくて、

 

この文をあえて挿入しても、どこだったら、意味を害しませんか?

 

という感じですね。たとえば、そのパッセージがこんなだとしますよ。

 

(A) 雨が降っているのに、外を見ると、多くの人は傘をさしていない。(B) みんな傘を買うだけのお金がないのか、あるいは、傘をささずに走らないといけないような用事があるのか。(C) もしかしたら、この国には、傘をさす習慣がないのではないだろうか。(D) 傘をさす習慣は実は古いものではない。18世紀に・・・。

 

という感じなんですね。(すいません、テキトーに作りました。内容ウソです。)ほとんど違和感はないと思います。

ただ、意味は通じますね。だから、どこかに何かを入れないとよくわからない、という問題ではないんですね。

 

どこに入れたら、意味を害しないか、ということなんです。

 

これを入れてみてください。

 

「そうでないならば、何かもっと根本的な理由があるはずだ。」

 

どうでないならば?

その理由とは?

を考えると(C)がベスト、となります。(D)だと、次に傘をさす習慣がdevelopされているので、根本的な理由が提示されていません。だから、(D)に入れると、「つながりを害してしまう」んです。

 

これが文挿入問題の正体です。

 

本文を完成させるというよりは、もっとも害さない部分を選べばよいわけですね。

 

参考にしてくださいね。