こんにちは。
TOEFL専門、しけんや英語塾のブログになります。
Reading sectionには、ほとんど全てのパッセージに、文挿入問題があります。
与えられた文を、あるパラグラフに挿入するとしたらどこか、というものです。
この問題に対して、
「readingがよくできる人は、最初にパッセージを読んだときに、すでに文が一文抜けていることに、違和感があって、気づくのですか?」
というご質問をいただくことがあります。
これは、問題作成者の「腕」によりますね。腕が悪いと、すぐにばれます。急に、バナナの話しが来るはずがない、とかね。
でもそこはETS。そんなに簡単には見破られません。
だから、イメージとしては、抜けている文を補う、ということではなくて、
この文をあえて挿入しても、どこだったら、意味を害しませんか?
という感じですね。たとえば、そのパッセージがこんなだとしますよ。
(A) 雨が降っているのに、外を見ると、多くの人は傘をさしていない。(B) みんな傘を買うだけのお金がないのか、あるいは、傘をささずに走らないといけないような用事があるのか。(C) もしかしたら、この国には、傘をさす習慣がないのではないだろうか。(D) 傘をさす習慣は実は古いものではない。18世紀に・・・。
という感じなんですね。(すいません、テキトーに作りました。内容ウソです。)ほとんど違和感はないと思います。
ただ、意味は通じますね。だから、どこかに何かを入れないとよくわからない、という問題ではないんですね。
どこに入れたら、意味を害しないか、ということなんです。
これを入れてみてください。
「そうでないならば、何かもっと根本的な理由があるはずだ。」
どうでないならば?
その理由とは?
を考えると(C)がベスト、となります。(D)だと、次に傘をさす習慣がdevelopされているので、根本的な理由が提示されていません。だから、(D)に入れると、「つながりを害してしまう」んです。
これが文挿入問題の正体です。
本文を完成させるというよりは、もっとも害さない部分を選べばよいわけですね。
参考にしてくださいね。