意外と多い、Readingだけが伸びない、という受験生へのヒント | しけんや英語塾 公式ブログ ~Teaching TOEFL is my life~

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TOEFLの全てを、TOEFL準備をしている全ての人に、「留学のための しけんや英語塾」主宰のTOEFL受験コンサルタント 四軒家忍が語ります。本格的にTOEFLを教え始めて、20年ほどになります。全ての経験と知識を書いていきます。

みなさんこんにちは。

留学のための しけんや英語塾主宰、TOEFL受験コンサルタントの

しけんやしのぶです。

今回もご訪問いただき、ありがとうございます。

 

 

real worldの英語に接しながら、英語の能力全般を向上させていくことで、TOEFLのスコアを上げる、というのは、なんというか、最高ですね。

 

それを達成するために、どんなものに接したらいいのか、という問題を考えます。

 

で、もっとも手っ取り早くreal worldの英語に接することができるのは(こちらの動画参照)、

 

reading

 

となりますよね。

 

だからこちらをまず、いくつかご紹介しておきましょう。

 

What on earth happened?

 

まずは、どう考えても、この本です。(右のコラムに紹介しています)

これまでにもご紹介して、楽しく勉強をされている方が多くいらっしゃいます。

 

この本は、とにかくTOEFLのために生まれたといっても過言ではありません。わたしは全てのTOEFLの塾や予備校で、この本がテキストに使われたらいいのに、とさえ思っています(で、そうなると、もはやreal worldではなくなるので、また別の本が必要になるから、堂々巡りになるけれど)。

 

ビッグバンから、遺伝子治療まで、隅から隅までの出来事が述べられていて、どのページを開いてもTOEFLのパッセージそのものです。

 

Part 1が Life before man

Part 2が Human evolution

Part 3が Ancient history

Part 4が Modern history(といってもこのスタートは西暦570年)

という構成です。

 

これを熟読

1)単語を調べる(重要な語・知らない語をチェック)

2)構文を意識する(はじめて知った構造・文法、使えたらいいなという文法をチェック)

3)知識を得る(これは!という知識、文脈を押さえるために必要となる知識)

を3つの柱としてじっくり読んでいくとよいでしょう。

 

途中で寝ないようにするために、わたしは

1)を黄色のマーカーで

2)をオレンジのマーカーで

3)をピンクのマーカーで、

 

塗りながら、読みました。

 

ちなみに、授業のためのReadingその他のテキストもそうやっています。

 

これに加えて

4)青で、授業で扱うべきポイント

5)ボールペンで、各パラグラフの概要を英語で

書き込みをします。

(いや、書き込みしないといい忘れが多いので)

 

本番では、dummy含めて4つのパッセージで25分ほど新しいパッセージを読むことになるでしょう。1つ6分だとして、4つあったら、24分ですね。だから、すくなくとも、一度読み始めたら、とにかく25分は、じっとして読む。このreading耐性が高まってくると、スコアは自然と上がるものです。だって、読むときに自然と集中できるし、楽しく読めるから。

 

さて、同様のことができるものとして、

 

Scientific American

 

National Geographic

 

があります。雑誌として購入してもよいし、ウェブサイトでavailableなものだけを読んでいくのもよいでしょう。同様に、「読み始めたら25分はじっとして読み続ける」という意識を持つと「対策」を兼ねられます。

 

小説は、悪くないですが、TOEFLからは大きく外れるので、本当に楽しむために読んでみるのがよいと思います。

 

わたしは、せっかくだから、小説や、もう少し軽めの本(ミステリーやらビジネス書・・・)は、

 

上のポイントではなくて、

 

自分には出せない英語

 

を味わうように読みます。こんな英語で表現できるのか、とか、です。

 

 

そんなわけで、意外と、ゆっくり読むのが、「オレ流」です。マネしなくてかまいません。みなさん自身の「オレ流」に従うのがよいです。だって、「オレ流」がある時点で、そうとう勉強に慣れている、ということですから。

 

ただ、ひとつだけ指摘することがあるとすれば、Reading以外のセクションがけっこうできている、のに対し、Readingだけが、あまり伸びていない人、は、ひとつの特徴を共有しているような気がするんですね。

 

それは、

 

読むのがはやいこと

 

 

です。すらすらいくんですよね。だから、スピードのあるレクチャーや会話もそこそこ理解できるし、話すのも書くのもそこそこまとまったものを時間内に仕上げることができるんです。

 

TOEFL的にいうと、「優等生」です。とにかく時間内に、最後まで仕上げることができる人なんです。

 

で、Readingが・・・という場合には、さらに上の段階にきている、ということなんですね。そのためには、

 

もっともっと読むスピードを落とす

 

ことが大切です。

 

TOEFLでは、サーっと読めても、細かいdetailについての読み取りができないとスコアに反映されません。この細かい部分を正確に読むことができる能力を、ETSはReadingの能力、と定義している節があるんですね。

 

ここを意識しておく必要があります。

 

上の1~3を意識してマーカーで線を引きながら読む、というのは、「スピードを落とす」ことに貢献できます。スピードを落とすと、内容もしっかり記憶できたり、「これまではスルーしていたけれど、立ち止まってみると、よくわかってはいなかった」という部分も出てきます。

 

そういう部分が潰せていけると、「勉強」ができている、ということになります。

 

読むのがはやい人で、サーっとやるけれど、正解率が70%の人が、いくらサーっとやるばかりでも、やはり70%前後となりますね。これでは、貴重な時間を十分に活用できているとは言えません。もっとスピードを落として、正解率を90%にあげる(それでも時間内に終わります)ことができるのが、「勉強」の成果、ということになります。

 

スピードを少し落とす

 

ことを意識してReadingに取り組んでみてください。

 

遅すぎても、文脈がつかめないので、大変ですが、そのへんの調整も勉強の一環ですね。

 

 

【お知らせ】

しけんや英語塾では次のラインアップでみなさんのTOEFLの勉強に貢献します。

1. マンツーマン授業(全セクション 通学・オンライン・通信講座)

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4. オンラインサロン

 

いずれも、こちらのウェブサイトからチェックしてみてくださいね。