折り紙飛行機を趣味としてやっている方ならわかると思いますが、折り図通りに折ったとしても、人によってまるで別の機体になります。
例として、私の飛距離系のメイン機体を載せます。
二つともベースは同じ折り方(巻き方)なのですが、左は先端側は細くて、右は太いですよね。
わかりやすく、機体正面を並べた写真です。
左は鋭いのですが、右は丸っこく太くて、紙の重なり部分にも隙間がありますよね。
空気抵抗を考えると、右側は飛距離を伸ばすのに不利と考えています。
どちらも「しっかり」とは折っているんですよ。
だけど、なぜ差が出たかというと、「丁寧に」「考えながら」折ったかどうかの差になります。
丁寧というのは、あえて緩めで折っておいて、仕上げでしっかり折るとか、ある方向に引っ張りながら折っていく、とかですね。
そうするために、いったん作り上げた機体を眺めて、こーしたらどうか・あーしたらどうか、と頭の中で「思考」をめぐらし、そして実際に「試行」を繰り返して、理想に近づけます。
「思考&試行」ですね。
で、私にとっては、これがとても至福の時間なんですよね。
特に、「1枚数円~数十円の紙」なので、他の趣味と違って、たくさん試行できるのも、ありがたいです。