習氏、演説で「強大な軍隊建設」…台湾けん制も
【北京=読売】中国共産党の習近平(シージンピン)総書記(国家主席)は2016.7.1日、党創設95年大会の演説で、軍事力強化に言及し、「国際的地位にふさわしく、国家の安全・発展の利益に合致する強固な国防、強大な軍隊を建設する」と表明した。
習氏は「世界最大の発展途上国をわずか三十数年で世界第2位の経済大国にし、驚天動地の発展の奇跡を造った」と党の功績を自賛。厳格な綱紀粛正など国民の負託に応えられなければ、「早晩、執政党の資格を失い、歴史的に淘汰(とうた)される」と危機感も示した。その上で「直面する最大の脅威は腐敗(汚職)だ」と「反腐敗闘争」の継続を求めた。
また、政治と経済の連絡・交流窓口を正式に閉じた台湾について「独立に断固反対し、いかなる形の国家分裂活動にも13億人以上の中国人民は黙っていない」と警告。(読売新聞 2016.7.1 22:00)
■ドイツ銀行は「リーマンブラザーズの二の舞」?
実際、先週日曜日(2016.6月26日)に予想した問題が、今週(6月27日~)に入って次々と鮮明化してきた。まず、ドイツ銀行の問題だ。ソロス氏が空売りを仕掛けていたとされるこの銀行、株価がどんどん下がっていき、にわか「リーマンショック前夜」の様相を呈している。
(出所:CQG)
ドイツ銀行が抱える最大の問題は過剰なレバレッジだとされ、あのリーマンブラザーズ破綻前の状況と似かよってきた。
また、資産を売却しようとしても、信用市場の流動性が低下しているためうまくいかない。一段の資金調達なしでは難局を乗り切れず、また、それによって一段と難局に陥るといった悪循環にさらされるから、ドイツ銀行はあのリーマンブラザーズの二の舞かとささやかされ始めている。
より深刻なのは、今回、英EU離脱がもたらしたリスクオフの流れで、EU全域の銀行株が売られ、ドイツ銀行の問題が氷山の一角と言われることだ。こうなると、仮にドイツ銀行が破綻した場合、その連鎖的インパクトは計り知れず、EU全域の信用市場に破滅的な結果をもたらす恐れが決して低くはないとみる。EU版リーマンショックの再来が危惧される。
■政治面はもっと混乱! EU解体の危機も
もちろん、これから想定される混乱は、経済面よりも、政治面においてより大きいだろう。
スコットランドのEU残留表明は、事実上の独立宣言に近く、オランダやイタリアのEU離脱がささやかれることもEU解体の危機を露呈している。こういった経済、政治の両面においての混乱や危機を回避していくのは決してたやすいことではなく、仮に成功するとしても、かなり時間がかかるだろう。
■中国人民元安、第二幕開幕!?
もう1つ的中したのが、中国人民元の問題だ。
昨日(2016.6月30日)、ロイターが、中国人民銀行(中央銀行)が中国人民元を6.8人民元まで安くするよう、誘導する用意があると報道。この報道により、オフショア市場における中国人民元は10分間で400pipsも急落した。

(出所:CQG)
その後、中国人民銀行はすぐ否定する声明を発表したが、経験上、中国人民銀行がすばやく反応すればするほど、情報はホンモノである可能性が高いから、いよいよ中国人民元安の第二幕が開き始めたとみるほうがよいだろう。
要するに、2016年は波乱の年で、7年サイクルごとに発生する世界景気後退の現実味が英EU離脱によって一段と高まってきたわけだ。
このような本格的な景気後退があれば、米利上げどころか利下げもあり得るうえ、日銀がいくら量的緩和やマイナス金利を拡大しても焼け石に水、失敗に終わるだろう。
その上、アベノミクスの失敗が一段と証左され、その反動はまだまだ続く。すでにそれが今までの株価と円相場に織り込まれていると考えるのは甘すぎるだろう。
(ZAiオンライン 2016.7.1)
習主席「権益放棄せず」=南シナ海判決前に強硬姿勢―共産党創立95年で演説・中国
【北京 時事】中国共産党の習近平総書記(国家主席)は2016.7.1日、北京・人民大会堂で開かれた党創立95周年の祝賀大会で演説し、「中国はわれわれの正当な権益を決して放棄しない。どの国もわれわれが核心的利益を差し出すと期待してはならない」と強調した。南シナ海の領有権をめぐる国際仲裁裁判所の判決が12日に出ることを念頭に、国際社会に対し一歩も引かない強硬姿勢を示した形だ。
中国政府は南シナ海の大部分の領有権を主張しているが、判決は中国に不利な内容になると予想されている。しかし、習主席は「(権益を守るために)事を起こさないが、(事が他国によって)起きても恐れない」と語り、「自国領土」を守るために手段を選ばない姿勢を訴えた。 (時事通信 2016.7.1 16:30)
最大野党大勝、政権交代へ=経済低迷で与党惨敗―モンゴル総選挙
【北京 時事】2016.6.29日投票のモンゴルの国民大会議(国会に相当、定数76)選挙は30日に開票結果が発表され、最大野党のモンゴル人民党(改選前議席30)が過半数を大きく超える65議席を確保、地滑り的勝利を収めた。これで政権交代が確実になった。経済低迷の責任を問われた与党・民主党(同38)は9議席にとどまり惨敗を喫した。
人民党のエンフボルド党首は「国民が多くの信任を与えてくれた。大きな責任が伴うと理解している」と勝利宣言した。サイハンビレグ首相も落選した。選挙管理委員会によると、このほか人民革命党と無所属の候補がそれぞれ1議席を確保した。
モンゴル経済は資源に大きく依存しており、2011年に17.5%だった成長率は国際的な資源価格の落ち込みに伴い、15年には2.3%まで下落。総選挙では民主党の経済失政や汚職問題に国民がノーを突きつけた形で、人民党にとっては今後の経済再建が大きな課題となる。(時事通信 2016.6.30 12:30)
中露に「すきま風」 上海協力機構 イラン加盟で対立

