「問題を出しまーす、オリックス、阪神、巨人の順に在籍したことのある外国人選手はだーれだ?」

「ジョージ・アリアスのファーストミット!!!」

「右斜!!!ファーストミットは余計だ!!!」

「メシア from USA」


俺の名前は右斜 目視(ミギナナメ モクシ)好きな方向は左だ。職業は海賊、あるものをひたすら探し続けてている。

「今日は地元の吉野家を回ろうか」

俺はあるものを探すためにひたすら全国の牛丼チェーン店を回っている。そのため1日20食を食べるのは当たり前だ、カラダの7割が牛丼でできているのは有名な話、しかし20食のうち18食が豚丼ということはあまり知られてない…

本日21食目の生姜を食べ、カラダの8割が牛丼になりそうなときだった

「右乳首 凝視!!!」

店外でそんきょの姿勢をとっていた通行人A(ツウコウニン エイ)が発したその5文字が俺の地元熊本に響き渡った。

右乳首 凝視 (ミギチクビ ガンミ)知る人ぞ知る伝説の海賊だ、右斜も探している伝説のカードを右乳首も探している、右乳首の嗅覚は土佐犬とチワワを足して8をかけた鼻をしているので、右乳首がいるところにお宝あり!というのは有名な話だ

「右乳首も熊本に?もしかして…」

高まる鼓動、少しかゆい左足の小指、まったくかゆくない股間…

「もっもしかして…相席居酒屋に…」


「俺はなんでここに」

気付いたら俺は1人暮らしをしているアパートのベッドでそんきょの姿勢をとっていた。

「くそっ…あと少しだったのに」

伝説のカードが目の前にあったことだけは覚えている、しかしそこからの記憶がない

「幻だったのか…」

部屋に飾られたタテジマの14番のユニフォームを観ながら死を考えていたときだった

「ピンポーン」
「宅急便でーす」

1つの封筒が家に届いた

このカードであそこを元気にして下さい。

というメッセージと共に伝説のカードが添えられていた。

これが今晩のおかずになったことは言うまでもない

著者 丸山 貴也 「ツーソン」