「問題を出しまーす、オリックス、阪神、巨人の順に在籍したことのある外国人選手はだーれだ?」
「ジョージ・アリアスのファーストミット!!!」
「右斜!!!ファーストミットは余計だ!!!」
「メシア from USA」
*
俺の名前は右斜 目視(ミギナナメ モクシ)好きな方向は左だ。職業は海賊、あるものをひたすら探し続けてている。
「今日は地元の吉野家を回ろうか」
俺はあるものを探すためにひたすら全国の牛丼チェーン店を回っている。そのため1日20食を食べるのは当たり前だ、カラダの7割が牛丼でできているのは有名な話、しかし20食のうち18食が豚丼ということはあまり知られてない…
本日21食目の生姜を食べ、カラダの8割が牛丼になりそうなときだった
「右乳首 凝視!!!」
店外でそんきょの姿勢をとっていた通行人A(ツウコウニン エイ)が発したその5文字が俺の地元熊本に響き渡った。
右乳首 凝視 (ミギチクビ ガンミ)知る人ぞ知る伝説の海賊だ、右斜も探している伝説のカードを右乳首も探している、右乳首の嗅覚は土佐犬とチワワを足して8をかけた鼻をしているので、右乳首がいるところにお宝あり!というのは有名な話だ
「右乳首も熊本に?もしかして…」
高まる鼓動、少しかゆい左足の小指、まったくかゆくない股間…
「もっもしかして…相席居酒屋に…」
*
「俺はなんでここに」
気付いたら俺は1人暮らしをしているアパートのベッドでそんきょの姿勢をとっていた。
「くそっ…あと少しだったのに」
伝説のカードが目の前にあったことだけは覚えている、しかしそこからの記憶がない
「幻だったのか…」
部屋に飾られたタテジマの14番のユニフォームを観ながら死を考えていたときだった
「ピンポーン」
「宅急便でーす」
1つの封筒が家に届いた
このカードであそこを元気にして下さい。
というメッセージと共に伝説のカードが添えられていた。
これが今晩のおかずになったことは言うまでもない
著者 丸山 貴也 「ツーソン」