著者三人による対談が実現 :尾田 覚:覚野 丸:丸山)
※五十音順
尾「この度は作品の執筆お疲れ様でした。3年前に私が洞窟を探検していてふと思いつき先生方にご連絡させていただいたことから始まった今回の合作短編集ですが、このような形で素晴らしい作品集になったと思います。」
丸「そうですね。2人の作品を見るたびに腹をかかえて笑いその勢いでベリーロールを毎回してたんですよね、この作品を書き終える頃にはベリーロールが非常にうまくなりましたね。」
覚「ベリーロールといえば長野県の野沢菜ですが、今回このような形で作品に携われたことは本当に光栄です。作品を作る上で我々の中でも色々ありましたよね(笑)」
尾「そうですね(笑)作品の執筆中に陰部がかゆくなった際、筆を持ったまま陰部をかくタイプか、一旦筆を置いて陰部をかくタイプか、はたまた右手でペンを持ったまま左手でかくタイプかは、綺麗に意見が分かれましたよね(笑)執筆と言えばなんですが、お二人は作品を作る上で1番大事にしていたことは何ですか?」
丸「ちりも積もれば山となる、作品を作っていく中で本当に大事なことってこれじゃないですかね?中学校のときにちりも積もれば山とはなりませんって言ってる人がいたんですけど、そんなこと言う人って息くさそうですよね?(笑)息がくさくなさそうな作品を作ろうって思ったらやっぱり積み上げていくことが大事じゃないのかなと思います。多分オベリスクの巨神兵も最初からゴッドハンドクラッシャーはできたのかな?とか考えることがあるんですけど絶対オギャーの瞬間からできたとは僕は思いません、積み重ね、そこに着目していただけたらこの作品集をもっと楽しんでもらえるのではないかと思いますね。」
覚「作品を作る上で1番大切にしたのは結局冒頭の部分なんですよね。冒頭でどれだけ読者をつかむか、つかんで放さないか、放さずにどこまでできるのか、最後までできるか、ヘルメットを着けずにするのか、これなんですよね。前戯から始まって本番にもっていく、まぁ僕は前戯が好きなタイプなんでそこ時間かけたいんですけどね(笑)
結果エロだということですよ(笑)エロは世界を救う。エロこそが作品だ。そういうことです。」
尾「先生方、やはり考え方が常人ではないですね。聞いていて危うく鼻からおしっこを漏らしそうでした。ちなみに私は、作品を作る上で1番大事だと思うことは、ボクシングですね。ボクシング=小説、小説=ボクシングだと思います。このように、作品作りに対する考えも、実は私達一人一人の姿勢は違うんです。こういったそれぞれの個性が実はこの小説集のタイトルにも結びついてるんですよね、丸山先生?」
丸「はい、轟のタイトルの意味なのですが、車三台(尾田、覚野、丸山)で世界を轟かすという意味を込めて轟というタイトルにしました。生きていて思ったんですけど、軽自動車でもエコカーでも外車でも100キロというスピードに違いはないんだということに気付き世の中それぞれの良さがあると僕は気付きました。この作品も車のようにそれぞれの良さを感じてくれたらと思います。」
覚「本当丸山先生の言う通りです。我々の良さ、それを感じてくれたらこの上ないですよ。後付けになるかもしれませんが、目玉焼きは醤油派?ソース派?なんて聞く奴は基本てきに右脇が取れればいいと感じています。まぁそういう概念を捨てるのも、作家への道なんじゃないのかなと。これから作家を目指す若者に届けばと思います。」
尾「我々の作品が作家を志す若者を勇気付けられるものになれば嬉しいですよね。では、それぞれ他の先生方の作品で特に強い印象を受けた作品について話しましょうか。私は…言っといて何ですが難しいですね(笑)どれも本当に刺激を受けましたが、強いて言うなら覚野先生の『出会いのかけら』は好きですね。覚野先生の作品は、非常に情景描写が上手いと思います。あの作品も、質屋や商店街のイメージが容易に想像できます。しかし何と言っても、トーマス・キンケードの存在感ですよね。数いるスケット外国人選手の中でのキンケードのチョイス。まさに、豊臣秀吉が、数ある場所の中から大阪に城を築くと決めたことにも通ずる気がしますね。あの作品を読み終わった頃には、キンケードのグッズを求めてヤフオクを5.6回は利用しましたね。先生方はどの作品が特に印象的ですか?」
丸「僕も選びきれないのですが強いて選ぶとしたら尾田先生の「青春の1ページ」ですかね、僕たちにも青春の1ページってあったと思うのですが青春をしていたあの頃を思い出させてくれて感動した作品の1つですね。サッカーとお尻とまったく接点がないのではというものを絡ませた作品なのですが、あのACミランで活躍してるじゅんいちダビッドソン選手も絶賛していて100年先のサッカー少年そして防弾少年団そして将来起業を考えている人に読んでもらいたい一冊だと思います。」
覚「私も作る上で、読む方の想像力を高めたい。そう考えて作るようにはしていました。将棋のマスダや質屋の柿谷とかね。まぁワンルームはかなり私にしたらひねったほうですね。ちょっと最後は雑かな?と感じるくらいです(笑)本当にそれぞれ色が違う。それは言えますね。丸山先生の作品で言わせていただくと、これがいい!とかそうう問題の前に、すでに出来上がっているんですよ。言葉のチョイス、ボケへの尊敬の心、100円玉へのこだわり。全てが伝わってくるんですよ。何度も言うようですが、バニラシェイクを飲む女性ほどエロいものはない。そういうことです。話を戻すと、私は情景描写、これを大切にしていますが、お二方は大切にしている事なんですか?」
丸「あーさすが覚野先生、僕の言いたいことの1〜24まで言ってくれましたね(笑)大切にしていることですか?大切にしているのは小学校1年生のときのさんすうセットに入っていたおはじきですね、増税とか言われる世の中ですがこの世の中のお金をおはじきに統一しちゃえば良いと僕は思うんですよね、おはじきが世界を変える僕は本当にそう思っていますから、だから作品にも中にもたくさんのおはじきを隠し味として入れてますね。」
尾「おはじきという答えは、非常に核心を突いている気がしますね。私もそれに近い答えになるかもしれませんが、寿司のワサビ、おでんのカラシは非常に大切だと思いますね。今日の晩御飯はお寿司にしよう。おでんにしよう。とは言いますが、ワサビにしよう。カラシにしよう。とは言いませんよね。すなわち、主役では無いにも関わらず、無くてはならない存在。私にとっては寿司以上、おでん以上のものだと思っています。今日の晩御飯はワサビにしよう、というスタンスで寿司一貫に対しワサビをソフトボール一個分付けて食べたことがあります。気がついたら病院のベッドでしたが、要するに小説も同じなんです。タイトル、オチという寿司、おでんに対してどれだけのワサビ、カラシを加えられるか、しかし加えすぎても病院送りになるんです。そんな魅力を付け足していくのが私達の仕事だと思うんですよね。」
覚「今回の対談含め作品の作成は我々にとっていい経験になったと思います。若者の錬金術士に夢をもたせるのも私達の仕事ですが、作品を通してパティシエになってくれれば、この上ない貢献だと感じます。理由はなくとも、和太鼓にかける思いを無くさなければ読者の方に私達の思い、ルーティーン、足の爪あかの臭い、間違いなく伝わるとおもっています。まぁ私自身、理由なきエロは嫌いなんですけどね(笑)そろそろ時間ですね。最後に一言よろしくお願いします。」
丸「ガブリチュウ。それに尽きますね、ガブリチュウを食べてる時にエッチなことって考えないでしょ?けどガブリチュウガブリチュウガブリチュウ唱えれば唱えるほどエロスを感じてきますよね?そういうことです。ガブリチュウをエロスにする、ただの言葉を小説にする、同じことなんですよね。そういうことができたらこの世の中の争いごとはなくなるんじゃないのかと思います。平和な世の中イコールエロスな世の中だと思いますがそういう世の中であってほしいそれを願うだけですね。そして尾田先生、覚野先生からは様々なことを学びました、特に野菜炒めの塩加減についてですねこの作品を通じて人としてワンランク成長できたと思います。読者のみなさんにもこの作品を通じて一つでも多くの何かを感じてほしいと思います。私たちの作品を読んでいただき感謝の気持ちでいっぱいです。」
尾「そうですね、最後に一言ということで、私は皆様に向けて私の好きな言葉を紹介して終わりたいと思います。『おかあちゃーん、ぼく、鼻くそを愛してるねん、でも鼻くそはぼくを愛してくれへんねん、切ないなぁ…』です。この言葉の何が良いかというと、情景が頭に浮かび、この後の答えが色々予想できるというところにあります。ある人は、『あんた何言うてんのー、肛門にiphone6差したろか!』だと予想するかもしれませんし、またある人は『ヘキサゴン!』だと予想するかもしれません。すなわち、私たちの作品をどう捉えるか、それは皆さん次第だという事です。私たちの作品は味のない卵焼きなのです。その卵焼きに、皆さんが味付けをしてください。時には塩に、時にはだし醤油になってください。分かりにくくなってしまいましたが、結局何が言いたいのかというと、カルパッチョって響きが良いよねということです。ありがとうございました。」