病歴や家族歴について振り返る中で、
昔のノートを見返す時間がありました。
そこには、
「自分の気持ちに対する我慢」
と書かれていました。
そしてもうひとつ、
「ダブルバインディング」という言葉も残っていました。
当時はその意味を、
正直あまりよく理解できていなかったように思います。
カウンセリングを受け始めた頃は、
自分の状態について話そうとしても、
うまく言葉にならないことがよくありました。
どこから話せばいいのか分からなくなったり、
途中で止まってしまったりして、
自分でも戸惑うことがありました。
家族のことについて聞かれたときも、
「そこまで関係があるのかな」と感じていました。
ただ、あとになって振り返ると、
自分の気持ちよりも、
その場の状況に合わせることを優先していた場面は、
少なくなかったように思います。
自分では、それを「我慢している」と
あまり認識していませんでした。
むしろ、それが当たり前になっていたような気がします。
「ダブルバインディング」という言葉も、
当時は難しく感じていました。
でもあとから考えると、
どうしていいのか分からなくなる感覚や、
自分の気持ちを出しにくかった感覚と、
どこか重なる部分があったのかもしれません。
すぐに答えが出るものではないけれど、
昔のノートを見返していると、
当時は分からなかったことが、
少しずつ繋がっていくように感じることがあります。
最近は、
「本当はどう感じていたのだろう」
と自分に問いかける時間が少し増えました。
まだはっきり分からないことも多いですが、
分からないままでも、まずは気づいたことをそのまま見てみる。
そんなことを繰り返しながら、
少しずつ整理が進んでいるように感じています。
今もまだ、整理の途中です。
でも、昔のノートに残っていた言葉は、
当時の自分から今の自分へのメッセージだったのかもしれません。