露地アボカド 寒波の影響(耐寒性)比較 | アボカドと果樹のブログ

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-アボカドなどの熱帯系果樹を趣味で育てています-

全国的に降雪の影響がでていますね…。

12月18日~19日の寒波では当地域も12月としては経験したことのない低温に見舞われました。手持ちの温度計では12時間程度の間マイナス0.5~マイナス1℃近辺を推移し、一時的にはマイナス1.4℃を計測しています。朝にはアボカドの葉が降霜によって白くなっていました。

 

この様な環境で一般的に耐寒性が高いといわれるメキシコ系の交配種、低温に弱めのグアテマラ系の品種、品種間の反応に違いがあるのか???

記録しましたので紹介したいと思います。

 

まずはグアテマラ系品種ピンカートンです。

一部では霜で葉が焼けるとともに葉色がやや黄土色に変色しました。開花する寸前だった蕾は低温でカリカリになって枯れています…(-_-;)

 

 

続いてグアテマラ系の品種ハスです。

こちらはもっと酷い有様です。12月の時点でこんなになることは初めてです((+_+))

 

 

 

次はメキシコ系交配品種が続きます。

ベーコン…さすがですね。葉色も良く低温による害がありません(^^)

 

 

エッティンガー ほんの少しだけ霜による葉焼けが発生していましたが、ほとんど気にならないレベルです。

 

 

ズタノです。ピンカートンとのカクテルツリーにしている木ですが、蕾も痛まず冷害はなにも起きていませんでした。

前回紹介した倒れたズタノの新芽も何事もなかった様にしています(^_^)

 

 

最後に

何系統か不明、実生由来のUnknownです。今回程度の低温では問題ないようです。

今回、耐寒性の高いメキシコ系の交配品種とやや劣るグアテマラ系品種では、低温に対する反応に大きな差がでました。

特に霜に対する反応の違いが大きいような気がします。植物には個体差があるので必ずしも品種間で同じような結果とはなりませんが、私の栽培環境では以上の結果となりました。