アボカド「ハス」と倒れた「ズタノ」 | アボカドと果樹のブログ

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-アボカドなどの熱帯系果樹を趣味で育てています-

果実肥大がほぼ完了し、樹上での熟成期に入ったアボカド『ハス』です。

スーパーで売られている輸入アボカドの99%はこの品種です。

耐寒性はマイナス2℃程度と耐寒性があまりないです。葉はマイナス1℃台でも痛むので、暖冬以外の年は冬の間になんらかのダメージがでます。

 

国産アボカドと比較されるハスですが、輸入アボカドは長い輸送時間を考慮に入れて収穫されているので、成熟していない果実が流通していることが多いです。

比較されるにもそもそもの条件が違う品種ですが、自家栽培のハスは「ベーコン」や「フェルテ」等の国内産として流通している品種に劣らず、油分が高く濃厚でとても美味しい品種です。

どの果実でも言えますが、適期収穫は大切ですね。

 

 

今年の台風で倒れた『ズタノ』です。

9月の長雨により地盤が緩んでいたところに、台風による強風で見事に倒れました。

『ズタノ』の樹姿は直立性のため風に弱い印象です。アボカドは露地に植えた後、3年くらい経過し樹高2.5~3m位に育った頃に倒れることが多い気がします。

葉数が充実して風を受けやすく、地上部の旺盛な成長に比べその頃は地下部の強度が追い付いてない印象です。

 

株元から新たな新芽  倒れてしまったので新たな頂芽を形成中!?

倒れたズタノは根の損傷がほとんどなかったようで、横向いていますが落葉もなく元気です。

2か月経過し株元には新しい芽が出てきました。

ホルモンの働きだと思うのですが、異常事態が発生した木の反応は興味深いです。