私は、ネットワークビジネスに関わってきていろいろな方々と出会ってきました。
私が尊敬する数名の方々の中のお一人の方から、ずーと以前に頂いたメッセージです。
「ネットワークビジネスとは」
ネットワークビジネスは、山の山頂を目指して登るようなものです。
この山の頂上は、「希望が峰」と呼ばれています。
そこには、「夢追い人」たちが、住んでいます。
そこから見える景色は最高で、空気もきれいだし、住んでいる人たちもとても親切です。
また無益な競争もなく、自由に生きています。
一方、麓には、
ちょっとした高台があって、そこに多くの人がひしめきあって住んでいます。
空気は汚れていて、人口密度も高いので、競争、競争に明け暮れています。
そこに住む人々は、その高台のことを「失望が丘」と呼んでいます。
しかも苦労(9 6)ばかりしているから96番地なのです。
時々、「希望が峰」から「夢追い人」が、
人口密集地である「失望が丘」にヒョイと舞い降りてくることがあります。
すると、そこに住む苦労ばかりしている人たちは、
「夢追い人」にたちまち魅了され、
「私も希望が峰に住みたい」
「自由人になりたい」
「 あの山の頂上に登りたい」
と思うのです。
さて、その山の頂上に至るまでに、一本の道が通っています。
その道を踏み外さないで登りきれば、頂上に至ることができるのですが、
ところがどっこい、それがなかなか難しいのです。
そこには大きな難闘が3つ、横たわっています。
その難関を上手に乗り越えることができないと、
たちまち道を踏み外して、
恐ろしい血の池地獄に堕ちてしまいます。
なぜ血の池地獄かというと
愚痴、悪口ばかりをいう人間になってしまうからです。
事業や仕事に失敗した人は、愚痴、悪口をいいがちです。
そしてうまくいかない理由を、自分以外に求めます。
本当は、愚痴、悪口ばかりいっているため、成功できなかっただけなのですが・・・。
第1の難関は、川です。
道を登っていくとまず突き当たるのが、大きな川です。
1歩間違うと、ただちにその川に落ちてしまいます。
そしてそのまま血の池地獄行きへ。
この川は、「自己流川」と呼ばれています。
ネットワークビジネスで、一番陥りやすいわなは、
この「自己流でやってしまう」ということです。
では、どんな自己流川に陥ってしまうのでしょうか。
まず第1の自己流は、商品の売り屋さんになってしまうことです。
「ネットワークビジネスをやるというのは、商品を売ることだ」と勘違いし、
売って、売って、売りまくるという「愚」をやってしまうのです。
「売って、売って、また売って」まわるのはいいのですが、
買った人は、「買った、買った、義理で買った、もう来ないで」ということになって、
そこから続かなくなるのが普通です。
特に、初心者がよく犯す間違いは、 GNPで売ってしまうのです。
GNPとは、 G ( 義理)、 N(人情)、P(プレゼント)です。
義理を絡ませ、人情にすがり、プレゼント攻撃で、
知り合いに商品を無理矢理買ってもらうという愚かな行為です。
「あなたの扱っている保険に入ってあげるから、お願い!この商品買って!」
などと交換条件を出して、商品を買ってもらおうとするのです。
まさに、最低の方法ですね。
こんな卑怯な仕事はしてはいけません。
結局、相手から馬鹿にされるのです。
自分で、売って、売って、売りまくっていれば、ネットワークなどできません。
4トン車に商品を山ほど積んで売りまくっても、
それはただの 1馬力の仕事に過ぎないのです。
まして、ドアツウドアで各家庭をまわって、
訪問販売することほど、効率の悪いものはありません。
第2の自己流は、自分で何でもかんでもやってしまおうとすることです。
自分で売って歩くという行為も、
まさにこの自分でやってしまうという自己流の代表格なんですね。
「しゃべりすぎ、説明しすぎて、嫌われて」
これは、川柳ですが、
自分で商品のこと、
仕事のことをべらべらしゃべりすぎると、
どうしても受け取る側が、
「セールスされている 」
「売り込まれている 」と感じ、
無意識のうちに拒絶したくなります。
後述しますが、
ネットワークビジネスの成功の近道は、「お連れ上手、会わせ上手」になることです。
つまり、会やイベントにお連れすることによって、会の力で感化すること、
あるいは成功者に会わせて成功者の雰囲気で感化することです。
もし、あなたが何でもかんでも説明してしまったら、
「あなたから全部聞いたから十分」と
連れて行くことも、
会わせることも、
困難になってしまいます。
どうかくれぐれも、
しゃべりすぎないように。
第 3の自己流は、法律違反のトークをしてしまうことです。
ネットワークビジネスは、
健康食品や化粧品を扱っているケースが多いのですが、
「治る」「効く」といって、商品をすすめることは法律違反です。
それだけでなく、「病人探し」という、
ネットワークビジネスで失敗しやすい罠にはまってしまうのです。
また、「儲かる」というトークもタブーです。
過去、こうしたトークが、社会問題を引き起こしました。
またこのトークは、「病人探し」と同じように、
「貧乏人探し」という最も成功しにくいパターンにはまり込んで、しまう愚かな行為です。
このような自己流に陥らず、無事に自己流川を越えることができました。
さらに道を登っていくと、今度は、温泉が見えてきます。
そしてほとんどの人がそこで一休みしたくなります。
ところが、その温泉が曲者なのです。
いったん浸かってしまえば、
とても気持ちがよくなるほどの麻薬性があり、
頂上へ登ることが面倒になってくるのです。
だから、この温泉を「安心の湯」と呼んでいます。
そのまま浸かっていてもいいのですが、
思ったほど湯の温度が高くないため、
すぐに湯冷めをして、風邪を引いてしまいます。
そして気づいた時には、血の池地獄へ。
ネットワークビジネスで、多くの人が陥りやすいのが、この「安心の湯」です。
ネットワークビジネスでは、
売上げやスポンサー活動によって得た人数により、
タイトルやランク(主催会社によって呼称やコミッションは異なる)が与えられるが、
ある段階までアップすると安心してしまうのです。
動きを止めてしまうのです、こうなるといけません。
あなたの組織全体の活気が、一気にトーンダウンしてしまいます。
1つのタイトルを取ったら、すぐに次に挑戦すること、
これがコツです人間は動きを止めた時から、後退が始まります。
そしていったん立ち止まったら、再び動き出すには、ものすごいエネルギーが必要となるのです。
「安心の湯」の罠に引っかからずに前進を続けていると、いよいよ頂上が見えてきます。
最後の難関は、急坂です。
この坂のことを人は、「くれない坂」と呼んでいます。
ネットワークで成否を分ける最も大事なものは、その人の考え方です。
どうしてもうまくいかないと
「リーダーが応援してくれない」
「メンバーが動いてくれない」
と他人を責めたくなります。
つまり、
「やってくれない 」
「してくれない」
という
「くれない坂」
に直面するのです。
でも、この他人への責任転嫁、他人依存の考え方こそ、最も成功から程遠いものです。
考え方の傾向は習慣化されたもので、
「私が成功できないのは、リーダーが応援してくれなし、からだ」
と愚痴る人は、
同じように自分の伝えた相手に対して、
同じように考え、
そして泣き言をいいます。
「私が成功できないのは、伝えた相手が動いてくれないからだ」と。
うまくいかないから泣き言を言っているのではなく、
本当は泣き言を言っているから成功できないのです。
今日から愚痴や泣き言は一切やめましょう。
この
「くれない坂」
を見事に乗り切ったとき、
あなたは晴れて、
「希望が峰」に到達できます。
そして、輝かしい人生を手に入れることができるのです。
成功への全ての問題点は、
自身の中にある
という考えを基本として物事を見れる様になると
そこから反省が生まれ
そのことがらと正面から対峙した時に
自己成長が始まり
未来に対して無限の可能性をもつリーダーに成長し目標を達成します。