結婚教育相談員の長濵文子です
最近ドラマも観れてなくて、今結婚に関するドラマは旬を過ぎたようで私も観なければならないドラマがないと思っていましたが、先日たまたま最終回だけをみた、『明日の約束』このドラマ全部観たかったですねー
母と息子の依存共依存関係が子どもを自殺へと導いたこと、井上真央演ずる主人公のスクールカウンセラーと母との関係も、このドラマの主軸ですね。
どうも、最近まで共依存というと、『過保護のカホコ』のイメージが強くて、過保護にされて、よしよしバージョンの印象が強いですが、私は、この『明日の約束』のように、母親が自分の都合のいいように一方的に娘に求めて、娘はそんな母親を助けることが自分の役割だと思う、そんな構図の当事者から実際にご相談を受けたことが多いです。
私自身もどちらかというとそうだったですし。
そして、子どもの自殺を防ぎたい私としては、このドラマの中で、主人公が言ったあの一言は、まさにその通りだと思いました。
「一番責められるべきは、自殺した本人である」
これは、自殺されたこどもを持たれている親御さんにしたら、顰蹙をかうセリフだったかもしれませんが。
そう、何があっても、自分を殺してはいけない!
何があっても生きてください。
とにかく、自殺はダメです。
自分を亡き者にしたって、変わらないんです。
今自殺の原因で一番多いのは学業不振というデータが出ていますが、受験では苦しいかもしれないけど、世の中に出て必要なことは自分で学びたいと思える時期もきます。
周りのために、とか、自分がいなくなれば、それで解決するんだろうか、とか、ただただこの場からいなくなりたい、楽になりたい、そう思うなら、学校に行かなくていい、親も先生も頼れないと思っても、SOSを出し続けること、諦めないで!
死んで、自分の辛さに気づいてもらおうなんて思わないこと。
いじめてるやつを傷つけてやろうなんて、そんな奴はあなたが死んでも気づかないのよ。
親御さんの悲しむ顔を思い浮かべて。
いま、親御さんにわかってもらえないと思ったとしても、あなたが死んだら、親御さんは一生自分を責め続けるの。
生きていることが大切。
お願いだから、自分で自分を殺さないでくださいね。
誰か1人にでも届いて欲しい。
こうして書いている間も、辛い人がいっぱいいると思います。
名前を書いて、お前のせいで自殺したんだ、と書いたところで、あなたをいじめた人は、あなたが死んだ後も、何もなかったように生きて行くの。
だから、生きてください。
お願い、生きてください。
みんな、誰だって苦しみを抱えて生きてるの。でも、生きて行くの。
今は想像もつかない、あなたには必ず道があるから。生きていたら、嬉しいこといっぱいあるから。
あなたの苦しい今の何年間より、ずーっと50年、いや、80年以上があるのよ。
いま、人生にほんの一部だからね。あなたの想像もつかない素晴らしい人生が待ってるから。それを生きるのはあなたしかいないの。
お願いです。生きてください。