こんなにもひどい先進国の体面をしている日本だが、本当にあらゆる分野で国民の暮らしは劣悪である。

もし、政治リンピックがあれば、福祉の分野、教育の分野、年金の分野、ジェンダー女性、働き方労働の分野 こどもの権利、選挙制度 どれをとっても世界の常識からかけ離れている。

けして先進国などとはいえない。あまれりにもひどすぎる。

 

 

日本が自慢できることといえば、温泉がある。(笑)  食べ物がおいしい。多様にある。 それと憲法9条で

不戦を誓っていること。しかし、これも最近はなしくずし的に軍拡、安保法制 台湾有事を理由にした南西諸島への

自衛隊配備増強などあやしくなっている。

 

 

そんな日本の異常な常識もひどいありさまだが、この間、岸田首相に対する不信と自民党の裏金問題でまさに政治は泥沼に落ちた様相である。

ポリティクスハザード極まれり。である。

 

この国全体の劣化を変革する一つの 転換期をどうつくるのか。

 

その1つの注目が 東京都知事選挙 だった。

直前の 4月の衆議院補欠選挙で立憲が勝利しあわよくば 首都東京で小池知事を破れば大きな政治の転換機を迎える可能性があると思ったが結果は 小池知事の圧勝だった。真なる信任かどうかは 得票率が43% ゆえに そうとも言えないところもあるが圧勝には違いない。

 

 蓮舫さんは裏金自民党とそれと同質の小池さんへの批判を強め 政権批判 票を取り込もうとしたが結局のところ 支持基盤である 立憲民主党 共産党などの票さえまとめ きれなかった。

選挙期間の街頭演説会での盛り上がりはすごいものがあったが そのありようも組織内 支持者の中での盛り上がりで応援弁士も政党の幹部で無党派の気持ちを掴むことはできなかった。

 

の選挙でも感じることだが 過去の旧態依然とした選挙のやり方を続けてる限り 国民 市民の気持ちのなかにはいることはできないだろう。東京 だからあちこちで人が集まるが 長い期間かけて つまりは 選挙期間だけでなく 事前の準備活動期間も含めて路地裏や 小さな駅 商店街から対話を含めて じっくり語りかけることをしなければ 現職には勝てない 京都でも言えることである。何と言っても 現職は4年間税金を使って職務として様々な活動ができるのである それに立ち向かうためにはわずか18日間程度の選挙期間では勝てるはずがない

 

石丸さんは今までの既成の政治のありようや 政党の利害に振り回されることを鋭く 訴え新しい社会を作ろうと 訴えた..以前 市長をしていたが安芸高田市ではすでに 市民の多くが違和感を持ち その化けの皮が剥がされつつあるが東京では無名のヒーローだった..街頭演説と YouTube などを駆使し 不特定多数の人々を対象に 胸に突き刺さる短い言葉でアピールした。

40代という 若さと新鮮さもあり かつての 橋下徹が登場した時のような空気を醸し出した。

政党を超えるここに新しいミュニシパリズムの形がある。その出口にある政策は異なるが既存の政党に依存していては 新しい時代の政治は作れないことは 断言できる。今までにも新自由クラブ 新党さきがけ そして大阪維新の会などが 新たな政治の潮流を作り出そうとしてきたが それはあくまで 既存の政党の枠の中での登場であった,

立憲民主党も共産党も政策が正しくても 昔の名前で 昔の顔で出ている限り 支持は広がらないだろう。正直、枝野さんにしても野田さんにしても辻元さんにしても演説はうまい。けれどもそこに新鮮さはない。

 

若い世代をつかむためには若い世代をステージに上がってもらい 新しい感覚で感性で社会を暮らしを日常的に 語ることである。

その若さは、既存の政党の方針によってしばられるものでせあってはならない

どれだけ若い世代の候補者をたててそのエネルギーと新しい感覚を生かして社会変革への思いを語ることができるのか。

そのステージの一歩が始まっているように感じる東京都知事選挙だった。

教訓をその視点で整理することが求められている。いつまでも老舗の看板でその枠組みのなかで政権交代を叫んでいても

国民には思いは届かない。

歴史的な新陳代謝と新しい感性で いまの日本をどうするのか。その柱立てをしてそのエキスを 国民に感じてもらう。

これが新しい22世紀への民主主義の萌芽ではないか。

SNS全盛の時代。方法は日常的にいろんな方法がある。石丸さんはそれをおこなったからこそあの得票を短期間に得ることだがてできたのだろう。