暑く ジメジメした季節がやってきました。エアコンが入ったとはいえ この蒸し暑さは何ともなりませんね。
エネルギーを持っているこどもたちだからこそ なおさら 教室は熱気 ムンムン だと思います あとひと踏ん張り 夏休み もうすぐそこです 頑張ってください。

さて 1学期をどのように締めくくるのか。テストや成績づけで終わってしまっては無味乾燥ですよね。

もちろん、クールレクもいいですけど、暑くならないレクもいいですが、ぜひ「平和学習」にとりくんでください。私はこの時期社会科の授業で必ず「はだしのゲン」をみせました。図書館へいけど平和を伝える絵本もいっぱいあります。

 

 

 
 

 

ジャンルは原爆、沖縄戦、なんでもいいのです。子ども達とじっくり 平和をかみしめて 見るだけで終わらず感想をだしあって

みてください。「何かを感じあう」ことそこから何かが「生まれる」かもしれません。

 

暑い夏を前に日常平和に生きることのすばらしさを感じながら、本当の平和とは「戦争がない」ということだけでなく日々の生活の中で人と共に楽しく生きるということであったり、家族と安心して暮らすことであったり、ゆっくりとした時間のなかで本を読んだり、友達と遊んだり、勉強したりできることなんだよ。

 

という平凡なことのすばらしさをこどもたちと共有できたらすばらしいですね。

 

 

ぜひ、「平和」のすばらしさと「平和であること」の意味を話してあげてください。

そして 1学期のまとめは、クラスの成長まだ1学期ですからこどもたちと「まとめる」といいと思います。ぜひ、たとえ小学校の低学年であっても、短時間でも「リーダー会」をもってこどもたちの意見を聞いてあげてください。先生の視点は「こどもたちの関係性」つながりがどうであったのか。いろんな子どもたち同士の働きかけや声かけがどのようなドラマをうみだしたのか。子どもたちのそういう相互関係の視点を話してあげてください。それは2学期の運動会などの行事に必ずつながっていきますし、

「仲間関係のなかでつくられるドラマこそ」何よりの宝物です。

一番だめなまとめは「ベル着ができた」とか「宿題がみんな提出できている」とか「ルールを守ることができた」とか「先生の

いうことをきちんと聞けた」とか子どもたちの関係抜きにした規律麺での評価です。そんなことはどうでもいいのです。

 

保護者面談で何を話すのか。

それと最後に保護者面談がありますね。保護者面談では、特に表面的なこどもたちのすばらしさでなく「1学期の間先生の目からみての感動をぜひ保護者に伝えてあげてください。」通知表やテストの点数はみればわかるものです。そんなことを尺度にしてはなりません。また親も日常こどもたちと接しておられておおかたこどもたちの性格はわかっておられるものです。

学校のなかでのたぐい稀なるこどもたちの感動。むずかしいですかね。(笑)

それがひとつの柱です。

 

二つ目は何か保護者の方が子育てやこどもたちとの関わりなんかで「困ておられること」「心配なこと」を聞いてあげてください。ベテランじゃないし…いやそのとき即答できなくても、「そうなんですか。私も何か考えてみますね。それが先生の宿題になってもいいと思います。親が困っておられることをいっしょに考えて「どうしたらいいのか」それこそが「共同」です。

これが大事です。少なくとも教師からできてないことの報告や「お家で~~できるようにしてあげてください」という注文などはできるだけやめてください。専門職の先生が手に負えないことを親ができるなんて…それなら親の困りごとをいっしょに悩むほうがいいに決まっています。

 

 

最後にぜひ保護者から 「何か私担任や学校に対してお感じになられていること。こうしてほしいなどということはありませんか」ということをぜひ聞いてあげてください。

担任に対して何か注文は耳が痛いこともあるかもしれません。けど、若い先生であればあるほど、指導力量をあげるチャンスです。僕も若い頃「先生、おもろいようわかる授業したってや」「あんまりテストでしめつけんといたってや」とか注文をうけたものです。また学校全般に対する声は、体裁を創ろう学校アンケートででは聞けない親の本音が聞けるかもしれません。校則やきまりの疑問。宿題に関すること。教師の言動など。それらは、ぜひ、学校をよりよい場にするために大切な願いです。

 

同じやるなら何事も楽しく「実のある」ものに。1学期。暑くじめじめですが、ほんわかとやさしく2学期の見通しがもてるしめくくりをぜひ取り組んでくださいね。ファイト―。楽しめ―。