映画「男はつらいよ」の第35作「寅次郎恋愛塾」のなかにこんなセリフがある。
出来ることなら残業なんか、ぜんぜんなし、早出もない。
お昼休みなんてたっぷりあって環境がいい。
夏には軽井沢、社員そろって冬にはスキー。
社長は優しい。同僚は親切。
あの娘に悩みごとがあると
みんなが仕事そっちのけで相談にのってくれる。
そういう職場があったらいいなあ。
ここからは「デンマーク人はなぜ4時に帰っても成果がだせるのか」 から感じたい。
クリエイティブなアイデアは、フォーマルで堅苦しいオフィス空間からは生まれない。解放された自由なマインドから生まれるもの」まさにその通りである。がっうというところは、本当に「固い」「硬い」「堅い」ところではありませんか?
職員室の空気はどうですか? みなさん。やわらかくて あたたかくて ほんわかと。
「何をしてもいいんだよ」「失敗いいじゃないか。大丈夫だよ。みんな同じだから」「みんなで楽しもう」なんて笑いとやさしさ
にあふれているでしょうか。
襟は正さなくていい。ー形式・手続き・ルールは要らない。
若い先生そして教育実習生が個性あふれるカジュアルないでたちがふつうにできるでしょうか?
デンマーク人は基本的に必要のないムリをしない。非常にプラグマティックで、仕事に関してはすべきことをきちんとすれば、スタイルや形式などは構わない。ピアスやタトゥーをしている保育士や教師もたくさんいるし、男性はジーンズなワイシャツを着ていれば立派なビジネスマンだ。ネクタイをしている男性はほとんどみかけない。パジャマみたいなかっこうをしていても誰も何も言わないし、人目も気にならない。
デンマーク人をみているし、身なりを綺麗に整えたり、スーツでビシッと決めたりするのは仕事の本質でないのだと気づかされる。
ムリをしないカルチャー
「ムリをしないカルチャー」これが大切。社員が健康で元気にベストコンディションで仕事に取り組むことが生産性アップにつながるのだせ。逆に社員が疲れていたり、モチベーションずせ上がらない状態では、生産性なんてあがるわけがない。
「努力」「根性」「我慢」日本人がよく使うこの言葉はデンマーク人からは一切でてこない。
仕事に情熱をもって取り組めるように、あえて「休息」を組み込んで継続的にいいエネルギーをキープすることが重要なのです。
いかがでしよう。やらなければならないことがたくさんありすぎて とても休憩なんて。と思われるかもしれません。
やらなくてはならないことはほんとうにやらなければならないことなのでしょうか?
もう一度自問自答してみてください。