宗田 理さん「ぼくらのシリーズ」学園もの

痛快なドラマで。学校や教師の理不尽さを成都がユーモアといろんな智恵で作戦をたてぶっばす。

もう教師をしていた時期だが、このシリーズの大半は読んだ。

面白く楽しく愉快に中学生が学校や教師に反抗できたらどんなにか面白いだろうと。

「反抗」することはとても大事で素敵なことだが。それを暴力的でなく。

中学生編

ぼくらの七日間戦争
1学期の終業式の日、東京下町の中学校に通う、菊地英治ら1年2組の男子生徒達全員が突如行方不明となる。親たちは懸命に英治たちを探すが全く見つからない。実は英治たちは、荒川河川敷の廃工場に立てこもって、外にいる橋口純子たち女子生徒と、体罰によって大怪我を負った谷本聡と協力し、廃工場を日本大学全学共闘会議をまねた「解放区」とし、校則で抑圧する教師や勉強を押し付ける親に対し、反旗を翻していたのだ。だが、1年2組の男子生徒の柿沼直樹は、それに参加する前に誘拐されてしまう。英治たちは廃工場で出会った老人・瀬川卓蔵と共に彼を救出しに奮闘すると同時に、突入してきた教師に様々な仕掛けで対抗し、隣町の市長の談合を生中継するなど、悪い大人たちをこらしめる。
ぼくらの天使ゲーム
1年生2学期、解放区の影響で校長・教頭が変わるとともに1年生のクラス替えが行われる。クラスがばらばらになった英治たちは、煙草を水浸しにする、酒を水で薄めるなど、世の中のためになる「一日一善運動」を始めた。そんな中、女子の先輩が望まぬ妊娠をしたのち自殺する。その死に疑問を持った英治たちは、独自で捜査を開始。ヤクザの地上げを阻止するため、朝倉佐織の家族が運営する寂れた幼稚園を「老稚園」にしたり、ヤクザが陣取る石坂さよが住むアパートを幽霊アパートにしたりしながら、七日間戦争で知り合った瀬川や、TVリポーターの矢場勇らに協力を仰ぎ、死の真相を突き止める。
ぼくらの大冒険
3学期、アメリカから転校生の木下吉郎がやってくる。UFOを呼ぶことができるという木下に誘われ、英治たちが見物に行くと、宇野秀明、安永宏の2人が消えてしまう。やがて、木下が新興宗教団体「アルラ」に洗脳され、2人を拉致するために利用されていたことが発覚する。2人を救出するため、矢場や瀬川、さよに応援を頼み、アルラの総本山に乗り込む。
ぼくらと七人の盗賊たち
春休み、英治たちはハイキング先の丹沢の山中で「福祉法人七福神」と称し、マルチ商法で稼ぐ泥棒集団「七福神」のアジトを見つけてしまった。アジトに隠してあった盗品の山を貧しい老人たちにばらまいていくうち、七福神と英治たちは攻防戦を繰り広げていくようになる。やがて完全に降伏した七福神は、英治たちと結託し、政治家に宝石を売り付けたり、アルコール依存症の父を持つ友達を助けたりしていく。やがて心を入れ替え、子供向けコンサルタント会社を開くと宣言した七福神は、心のクリーニングのために旅に出る。
ぼくらのデスマッチ (角川つばさ文庫では『ぼくらのデスゲーム』)
2年生に進級した英治たち。新たに赴任した校長の大村と担任真田の教育方針は、「手本は二宮金次郎」だった。厳しい校則で生徒を取り締まる教師たちに反発する英治たちだったが、突如真田に脅迫状が届き、その後殺害される。さらに純子の弟光太、石坂さよが誘拐されてしまう英治たちは、様々な手がかりをもとに、光太らを救出、犯人を確保する。さらに、真田を殺害したのは大村だったことが判明し、英治たちはますます大人たちへの不信感を募らせる。
ぼくらの学校戦争 (角川つばさ文庫の書下ろし新作)
2年のゴールデンウイーク。ぼくらの出身の小学校が廃校になりまもなく取り壊しになる。そこでぼくらは、取り壊し前に廃校舎を幽霊学校にすることにした。スーパー迷路、おばけ屋敷を作る!ところが本物の死体と遭遇。ぼくらはイギリス帰りのスーパー小学生の有季と凶悪犯と対決!
ぼくらのオンライン戦争 (角川つばさ文庫の書下ろし新作)
中2の夏休みの初め、柿沼の別荘に子供だけで過ごすことになった。ここをあの七日間戦争を超える秘密基地にすることにしたぼくら。ところがとなりの別荘にきた柿沼の幼なじみの俊介が家出、行方不明になる。どうやらあやしいゲーム制作集団に監禁されたらしい。秘密基地におびきだし、いたずら満載のからくりで撃退だ!
ぼくらの秘島探検隊 (角川つばさ文庫では『ぼくらの南の島戦争』)
2年生の夏休み、英治たちは沖縄へと渡った。銀鈴荘の金城まさから「故郷の美しい自然がリゾート開発業者の手に渡り、骨が埋められない」と聞いたのが始まりだった。現地では、建設会社の桜田組が、住民を無理矢理追い出していた。島に残った現地の中学生と協力し、桜田組を少しずつ追い詰める。そこに殺し屋まで加わるが、英治たちは廃校を改造し、まとめて撃退。完全に戦力を失った桜田組は、島から退散する。
ぼくらの怪盗戦争 (角川つばさ文庫の書下ろし新作)
2年の夏休み、有季の提案で、ミステリーツアーに出発。幽霊船が出るという死の島で国際的怪盗団と遭遇。つかまった久美子たちを奪還するため怪盗団と大戦争!
ぼくらの危(ヤ)バイト作戦
2年生2学期。安永は、交通事故による怪我で療養中の父に代わり、労働基準法に違反していると知りながら、高校生と偽り、きついアルバイトで家計を支えていた。それを知った英治たちは、安永のために金儲けをしようと考える。占い師になって親を騙すなど、色々な危険なバイトをこなしていくが、やがて本物の殺人事件に遭遇してしまう。その事件は、政財界を巻き込む「黒い手帳」に繋がっていた。英治たちは、殺人犯を自らの手で捕まえ、黒い手帳を手に入れる。
ぼくらの東京革命 (角川つばさ文庫の書下ろし新作)
2年の夏休み最終日、巨大地震の前触れかも知れない地震が起こる。2学期になりぼくらは、東京都の防災コンクールに参加することになった。英治たちが始めた高齢者を始めた高齢者を救う活動のなかで、手抜き工事で高齢者をくいものにする会社の犯罪を発見。知恵といたずらでやっつけろ!
ぼくらの消えた学校 (角川つばさ文庫の書下ろし新作)
2年の2学期、英治と相原は、山奥の学校にであうが、あとかたもなく校舎も児童も消えてしまう。谷本はVR(仮想現実)かもしれないという。捜査を始めるぼくら。6人のこどもが誘拐されハッカーに!国際的犯罪組織と戦うぼくら。こどもたちを救出せよ!
ぼくらのC(クリーン)計画
2年生の3学期、来るべき21世紀に向け、英治たちは地球環境を美化するためのC(クリーン)計画委員会を結成した。その第一歩として人の心からきれいにするため、贈収賄政治家リストの載っている極秘の「黒い手帳」をめぐるコンペを開催することに。マスコミ各社に手紙を送り付け、英治たちと大人の知恵比べが始まるが、手帳を奪おうとする殺し屋たちとスクープを狙ったマスコミで謎解きは大混乱。殺し屋たちに人質をとられ、黒い手帳は奪われてしまうが、実はそれはフェイク。黒い手帳は、コンペで優勝した矢場の手に渡る。
ぼくらの黒(ブラック)会社戦争 (角川つばさ文庫の書下ろし新作)
2年の3学期、とんでもない最強いたずらばあさんがやってきた。おばあさんの息子は会社の不正を知ったため命を落としている。息子の未練をはらすため、ぼくらとばあさんが悪い会社と戦う。
ぼくらの修学旅行
3年生になった英治たちのもとに、聴覚障害を抱えた佐山信が転校してきた。しかし、急な転校だったため、修学旅行には参加できないという佐山のために、自分たちだけの修学旅行を企画する。受験勉強にかこつけたサマースクールを開催し、途中で抜け出して楽しもうというものだ。しかし、黒い手帳事件の復讐のためにやってきたヤクザが英治たちを拉致。まとめて殺害しようとするが、英治たちと格闘するうち、ヤクザたちは近いうちに切り捨てられる運命だと悟る。英治たちはヤクザと結託し、ヤクザの親集団と戦うことになる。結果、味方のヤクザが2人死んだものの、英治たちは無傷で無事に帰還する。
ぼくらの体育祭(角川つばさ文庫の書下ろし新作)
3年1学期、楽しみにしていた体育祭に脅迫電話。先生はぼくらのいたずらと考えるが、冗談じゃない。ところがパン食い競争のパンに毒!犯人はだれだ!
ぼくらのテーマパーク決戦(角川つばさ文庫の書下ろし新作)
3年1学期、福島県から震災被災者の小林が転校してきた。小林は、福島県にこどもしか入れないテーマパークがあり、そこには本物にそっくりな恐竜や巨大迷路があるという。ところが震災でテーマパークの結界が破れ、悪人たちが乗っ取りをはかってきた。ぼくらとの大決戦!
ぼくらの太平洋戦争(角川つばさ文庫の書下ろし新作)
3年の夏休み、ぼくたちは1945年へタイムスリップ。戦争の真最中でもぼくらはめげない!
ぼくらのいたずらバトル(角川つばさ文庫の書下ろし新作)

 3年になり、いつもいたずらをしている英治たちに、小学生が挑戦!!紙粘土のチーズ、中身を風船にしたスイカと、さすがの英治もタジタジ。おばけ屋敷で逆転だ!英治とひとみが海水浴、ここでも事件が。         

ぼくらの一日校長(角川つばさ文庫の書下ろし新作)

 3年の2学期、東中学創立60周年の記念日である11月11日に、人気アイドルの水谷亮が一日校長で、来校した。ぼくらのいたずらが全開。ところが水谷が誘拐される!ぼくらの救出が始まる。

ぼくらの㊙学園祭
3年生の2学期、学園祭の演し物は「赤ずきんと七人の小人たち」に決まるが、英治たちは乗り気ではない。面白いものにしようと知恵を絞るなか、登校拒否で相談に乗っていた河辺由美子が精神病院に送られる。由美子を取り返そうと必死になる英治たちのもとに、矢場が預かることになったイタリア人少年・ヴィットリオがやってくる。彼にからむ絵画贋作事件に巻き込まれ、マフィアとの真っ向勝負に挑む英治たちは、その内容を劇として上演する。しかし、実際はマフィアなどでっちあげで、全てはヴィットリオを連れてきた日本人、大沢司の謀略であったことが明らかになる。
ぼくらの無人島戦争(角川つばさ文庫の書下ろし新作)
3年の冬休みの冒頭、急遽南太平洋の美しい秘島へタダで行けることになった。その島には黄金の宮殿があり、かっこいい王様がいた。ところが島にある植物が万能薬になることを知った製薬会社が、島を占領しようと上陸。これに立ち向かうぼくらたち・・。
ぼくらのハイジャック戦争(角川つばさ文庫の書下ろし新作)
3年生の冬、1月の3連休に、中一になった有季と貢も交えて北海道にスキー。その帰りの飛行機がハイジャックされる。犯人側の、身代金と代議士10人との人質交換の要求に政府が対応しないまま、犯人は人質殺害を予告、危機がせまる。ぼくらは知恵と勇気で犯人と戦う。
ぼくらの最終戦争(角川つばさ文庫では『ぼくらの卒業いたずら大作戦上・下』)
3年生の3学期、いよいよ英治たちも卒業間近となった。何かをするに違いないと思う教師たちが警戒態勢を敷く中、卒業式をどう盛り上げるかの策略を練る英治たち。そんな折、出所したルミの父親・為朝が刑務所で仕入れた謎めいた殺人話をしたのち失踪してしまう。真相解明に奔走しつつ、迫る卒業式に向けての準備も万端。果たして英治たちはどうなるのか…

 昨年読んだこの本も   

リアリティに富んだ本だった。

ぜひ、いまどきの小学生 中学生にも読んでほしい本だ。  いっぱい教師生活を楽しませてくれた宗田さんのぼくらのシリーズ

宗田理さんに感謝。そして合掌

 

そして笠谷幸生さん1972年 札幌五輪スキー70メートル級ジャンプで。

日本で初の冬季五輪。 中学2年の冬。 

 

けっこう僕のなかには記憶にある。 

70メートルジャンプ 「さあ、笠谷金メダルへのジャンプ」「どうだ。」「笠谷決まった」アナウンサーの声

懐かしいオリンピック 70m級ジャンプ 日の丸飛行隊(札幌五輪) - ニコニコ動画 (nicovideo.jp)

あれから学校の階段ではいろんなやつが 階段を飛んで テレマークを決めていた。

ジャンプが花盛りだった。  中学2年 あまり記憶にない年代だが…

あの冬の札幌五輪  

あっこんな氷上の妖精といわれたこの人もいたな。 尻もちついたけど、銅メダル ジャネットリン

ひとつの思い出。笠谷さん80歳  そうかもうあれから52年もたったんだな。笠谷さん合掌。