ブギウギ 茨田りつここと 淡谷のり子さんの生きざま。

 

 

 聞くところによると、小学校でも、目立つ服、粗末な服、いえ、服だけでなく、文房具でもなんでも、みんな同じでないとはやされたり、いじめられたりするのだそうですね。軍国主義時代に私のうんざりした「右向け右、右へ習え」の精神風土は、形を変えて

いまも生き続けているのでしょうか。

 

自分のことばかり考えず、人の心も考える。いつも人にやさしく接することができる。こうした心を育てるのが、私の言う「勉強」なのです。毎日の生活のなかでいつでもどこでもできる勉強です。

 

五快ー快食 快便  快眠 快笑  快談 

快く笑うこと  快く人話すこと

 

軍事色一色に濃く全体図塗りこめられている憂鬱さは、経験しなければわかるものではありません。明日から、英語はいっさい使ってはダメ、おしゃれなど贅沢なことはダメ、といわれたら今のあなたがたは一日だって耐えられないのじゃないでしょうか。

質実剛健といえば聞こえはいいけど、生活の中の夢やゆとりといったものをいっさいはぎとられるのです。

ジャズなんか聞かなくても、きれいなドレスやアクセサリーなんか身につけなくても、おいしいお菓子を食べなくても人間のいのちに別条ないといわれたらどうしますか?

まさに戦争中はそんなくらい時代でした。

 

自分の言葉をもちなさい。ー理屈や難しい言葉は、よくその口をついて出てきますが、それはむなしい言葉の羅列にすぎません。結局何がいいたいのか相手に伝わらないのです。それは自分の言葉をもっていないからです。借りてきたことは、本質がわからない言葉で話しているからです。

 

タレントじゃなくタラント  歌手じゃなくて カス、それも粗大ごみですよ。芸能人なんて芸がないから芸NO人ていうんじゃないかしら。

          辛辣な言葉けど人一倍 努力と誠実さを求めているのだと思います。淡谷さんは。

 

人は、自分がこれや!  ということで生きていくのがええ。