ほんと。わくわくわくわく。僕は不思議な「選挙」大好き人間だった。

けど、そこにいる人々がいろんな自由な発想や創意工夫をせずに、従来のやり方ばかりで個人をおさえこんで

結局「支持」も広がらず… 選挙が人と人がつながるものでなく… そんなやり方に嫌悪感を3年くらい前から

感じてしまった。 負け続けのなんの工夫もない金太郎飴のような候補者。と組織。うんざりだった。(笑)

 

 

 
市民が主体で。といいながらその実、それはとある政党の傀儡であり、その方針の範囲でしか動かない。

市民と〇〇党の共同で政治を動かすなんていいながら…… 市民はその「偽善」を見破っているから支持は広がらない。

 

東京57万区民 杉並区 保守の強い地域である。けれども、そのなかで市民はそれぞれの要求で「市民運動」を繰り広げてきた。

その基盤にミュニシパリズム、地方主権を「公」「公共の再生」の発想を主張する 岸本聡子さんが区長候補となる。

 

 

 
 

 

主体はその市民運動や自然豊かな緑地帯にほとんど市民に説明なく都市道路建設を強行しようとしたことに「怒り」を感じた

人々。新しい区長を求める「住民思いの杉並区長をつくる会」であった。 

home | 住民思いの杉並区長をつくる会 (2022suginami.wixsite.com)

 

 

 

候補者選定は女性であること。 公平で公正で住民の声が届く人。  党派をこえてみんなで応援できる人。これが一番大切である。 政党の意向をうけて配慮して候補者を決めるのではない。

市民が主体となって候補者を選ぶのだ。

 

それとおおきな組織は分裂するけど、組織じゃなく個人の集まりだから分裂しない。これも大切。これは明石市の泉市政の「こども本位」の街づくりを継承しようとした 「明石市民の会」の活動にも通じるものがある。

 

そして岸本聡子さんという候補者の資質。比較的若い。やはり「40代50代(30代もいい)こそが政治を動かすほうがいい。」

オランダで移住。ヨーロッパで市民運動も経験。幅広い国際的な視野から今の日本の現状をみることができる。聞く耳をもち柔軟性がある。

 

岸本さんは杉並では無名だ。けど、選挙まで2か月で57万区民に津々浦々で「新しい杉並を」と個人の自由なやり方で街宣はもちろんだが、ふつうの市民(よくやる支持者である市民ではない)と対話しながら政策も声を聴きながら進化、リニューアルし続け輪を広げていった。

 

こういう選挙をやれば「市民の思い」が届く政治が実現できる。

こういう候補者を選べば 「市民の思い」を重ねあわせる選挙ができる。

 

3年前。宇治市でタウンミーティングの中で市長候補を選び いままでにない得票をえて本当の「善戦健闘」(このフレーズにごまかされてはならない)したあのときも市民が主体だった。

 

政党と市民の感覚はおおきな隔たりがある。

 

〇月〇日 、次はあなたかもしれない。

市民が主体となって 政党の影響や支配をうけずに  これが新しいカタチ。

ミュニシパリズム  この選挙のなかで市民がつくった この歌

 

 

そしてこれを小泉今日子さん上田ケンジさんの黒猫同盟が この映画の主題歌にした

 

 

そして187票差で 岸本聡子さんは区長となり、その翌年の杉並区議会議員選挙で 48議席のうち新人が15人当選

女性議員が半数となった。驚くべき 新しい政治のカタチがここにある。

 

 

ここに新しい政治をつくるヒントがある。日本のこれからの未来である。