京都教育センターが年に4回発刊する 教育の季刊誌 「ひろば」というのをお聞きになったりご覧になられたことはあるでしょうか。 

今日は その編集会議でした。あまり私は役にたってないんですが…

京都教育センターという京都の民主的教育を担う団体があるのですが、私は教師になりたての頃、学期末その時期は

冬休みにはいってから研究集会が開催されていたと思うのですがよく参加していました。

 

京都の民主教育の担い手として実践分析や教育理論的にも重要な役割を果たしてきた組織です。教職員組合もそうでした。

現場に即した実践の学びの場が保障され、教育研究集会には1000人以上の参加があり、熱気を帯びて子ども達のことを

みんなで考え悩みをだしあいました。そして若い教職員がつながり酒も飲み、歌も歌い 語り合いほんとうに楽しい場が

あったのです。

 

いま、教職員組合の組合員数は激減しています。そして この「ひろば」の読者数もなかなか増えません。

私が2か月に一度なんのですが、この編集会議に入らせてもらったのは、やっぱり 現場の現役の先生が「読みたい」

「手にとりたい」 そして実践で困った時に「ひょっとしたらこの『ひろば』を読んだらヒントがあるかもしれない」

そんなふうになったらいいなあと思ったからです。

 

 

 

今は発行数が700~800程度でその読者の6割は退職教職員のようでするおそらくその大半以上は現役のときの継続で「義理」で

とっておられる方が多いと思います。消極的読者です。もちろんなかには楽しみにされておられる方もおられるかもしれません。

現場の現役教員はおそらく2割~3割程度200人程度なのでしょうか。

 

私は今日の編集会議でもいろいろ意見をいいましたが、「影響力のある」「市民や保護者の中に存在感のある」そして何よりも

学校現場の困りごとやいろいろ意見が分かれる教育課題や問題について取り上げて。たとえば「宿題は必要か」「学校にタブレットこれをどう生かすのか。子ども達のタメになるのか」「不登校 その子ども達の思いに迫ろう」「学校の理不尽なきまり・校則をどう考えるのか」「京都の中学校給食を考える」「子ども達の学力形成のためにどんな授業がいいのか。」などなどテーマはいくらでもあります。そして教師の思いや父母の意見などもどんどん束ねていったらいいと思います。

 

以前は「教育運動」という名の少し難しい教育誌が発行されていましたが、「ひろば」を広げて「ひろばるクラブ」読者会を広げようという思いもふくめてこの「ひろば」が刊行されたように思います。

 

現場の教職員はとても多忙ですが、何も勉強していないわけではありません。学校には研修も多いですし官製の出張研修も多々あります。そのなかで組合が「研究会」に参加してもらったり、こういう教育誌を多くの人に読んでもらうためには当然エネルギーも熱意も必要です。

そして父母や現場と組合をつなぐ「灯台」「道しるべ」として輝くような役割が発揮できるようになる教育誌になればいいなあ。

いろいろな意見や思いが交流できる場になればいいなあ。と思っています。

もし、どんな雑誌なんだろう。一度見てみたいなあと思われたらコメントででもご連絡ください。

見本誌などをおくらせていただきます。そしてよろしければ 読者になってください。

 

 

この「ひろば」が現場と父母、そして市民をつなぐような役割が発揮できるようになったとき、「教育情勢」は劇的に変化すると

思います。