親学研究会 | 和歌山市議会議員 戸田正人 オフィシャルブログ Powered by Ameba
親学研究会に行ってまいりました。

親学推進協会会長 高橋史郎先生の「親学」をめぐる最新動向、そして、東北薬科大学准教授 杉山雅宏先生の「スマホ ラインなど子どもを取り巻く環境下での子どもとの関わり方」の二つのテーマの研究会でした。

高橋史郎先生いわく、最近は親学とマナーとの関連性も注目されているとのこと。

理由は、西洋式のマナーは形にこだわることが中心であるのに対し、日本式のマナーは礼儀や御作法であり、日本古来から教えや伝えから来ているとされています。
大和心が原点であるということです。

今まさに、オリンピックを迎える我が国とって、おもてなしの言葉は先行しているものの、具体的な策が講じられておらず、今後親学精神のもと日本式おもてなしが構築されていく動きがあるとのことでした。

また、台湾をはじめ外国からも注目されており、日本式マナー(礼儀、御作法)が世界の関心を集めているとも述べられていました。

さて親学の話では、親になるための準備教育が必要になってきたとも言われ、国や自治体が図るべき物差しの基準は、経済的物差しから幸福的物差しへと移行していかなければならないとも述べられていました。

また、昨年7月国連人権理事会で「多様な家族の形」を却下し「家族保護」を決議しており、世界的にも家族重視の政策を実施、促進することを求めているとのことでした。

要は、①単なる、子育て給付金など物質的サポートのようなものだけではなく、親と子がいかに関わっていくかなどの政策や②結婚などに夢を持てない若年層に対して家族の大切さ、家族を持つ喜びを提唱すべく政策に転換していくべき、とのお考えを示されました。

また、親守唄が全国的に広がりをみせ、マスコミや教育関係、保育関係からも関心を寄せられているとのことでした。

私は、親学というのは、決して価値観の押し付けなどではなく、核家族化や近所付き合いが希薄になり親(大人)が周りから教えを受ける機会を無くしてしまった昨今、「親として」また「親になるため」の学びを提供していくことが行政の責務ではないかと考えます。

親学をひとりでも多くの市民に伝えると同時に、親学を学びたい市民の方々のサポートができるよう強く行政に働きかけていきます。

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