お久しぶりです、例の長々と先延ばしにしてしまった自己紹介以来の投稿ですね。クロカン1年のリンです、改めてよろしくお願いします。

  

筆者の失策により着筆したのがヒルクライムの一週間後になりました。誠に申し訳ないです。ので、これから赤裸々に自分が見て、動いて、感じたことを綴っていこうと思います(タイピングタイピング)。


【開幕の朝】

いつも代々木公園に向かう道の一隅で部車に乗り、塩谷先輩のありがたい運転の下、微睡んで起きればそこには富士急ハイランドがありました(もちろん行っていません)。とうとう着いたなと思いきや、所謂創造の森で道に迷い、幸い何往復かして一橋さんの車を見つけられたので、パーキングエリアに辿り着くことができました。が、天気はまさかの霧雨、そして絶妙に寒い。厳しいスタートになりそうな予感がしました。

(↑木の苗🌱がたくさんあるだけらしいのですが、初見はなかなかthrillerな光景かと思います、けれど奥のトイレに入ればよりthrillerなモノが見れるカモ⁉️)

 かく悪天候の下、一橋の皆さんと初めて顔を合わせ、スタートを切ろうと腕を鳴らし手ぐすね引いていました(橋の同期は皆高身長でゴツかったです)。けれど自分の場合、それは目前に佇む第一の坂を見てまででした。スケーティングの技量がまだ零に近い(以前坂を登ろうと試みるも、ただ後ろに下がる一方で大転倒)故即座に諦め、ただガチの「ヒルを走ってクライム」する人に転身しました。🏃‍♀️‍➡️🏃‍♀️‍➡️🏃‍♀️‍➡️

これもまた苦しい戦いでした。さっぱりとした新鮮な空気を吸おうと、鼻、口、そして肺周りの筋肉に力を込めるも、気管に入り込むのは無情にも大量の水蒸気を内蔵したものばかり。陸で溺れる、そういう感覚を少なからず覚えさせてくれました。視界も悪く、登り坂のせいもあり、「え、これ2.5kmまだなん??😇」という感想が脳裏で無限に踊る羽目になりました。それ故2.5kmを2本実行した後、もうへっとへとのへっとへとになりましたが、ゴールで一緒に休んでいた一橋の涼太がスケーティングでもクラシカルでも爆速で滑ってきて、尚且つブーツがクラシカル用の物だったらしく、ローラーのタイヤもエグい削れ方をしていたことが発覚し、「いや、負荷のかけ方もスピードもえげつな、すご」という尊敬の念が走りました。自分も高みを目指して、自身に色んな面で適切なハードルを適宜設定できるようになりたいです。


【疲弊の昼】

午前の練習がひと段落つき、まず向かったのはショッピングセンター。入ってすぐのお好み焼き屋さんにつられ、自分たちはそこで昼食をとることにしました。途中、ある祖母と孫の組み合わせが通りかかりましたが、孫のカバンについてる綱を祖母が掴んでおり、なかなか新鮮でシュルレアリスム的なワンシーンでした、迷子防止には有効なのかもしれませんね。

ひと休憩した後、再び練習場所に向かいました。午後の天候は太陽雨みたいな感じではありましたが、一転して晴れ始め、自分はまたランナーと化身し、朝と同じ道を登っていきましたが、滑走者の側で走っていたその間、一橋の先輩が「 ガニ股の巨漢が一歩一歩を大きく踏み出していく」イメージでスケーティングすべしと教えてくださりました。非常に分かりやすくてありがたく、まともにスケーティングができるようになったら実行してみたいです。

到着・休憩後、自分が艱難辛苦を乗り越えて登ってきた2.5kmを車で下っていけば一瞬、しみじみとした気分になりました。秋山がクラシカルをちょうど持ってきたおかげで自分もついにローラー参戦、うれしい😊。後輪にブレーキがあると安心感が半端ないです。

しかし練習不足の故、無限ダイアゴナルを繰り返しているといつの間にか孤独なレースになりました。路上でチラつく「動物注意⚠️」の掲示板を思い出し、「クマが出ないように😭」と音や声についつい敏感になり振り向くことも多かったのですが、後ろには何もない・誰もいないか、猛スピードで7kmコースを一橋の先輩と山村が駆け上がってきたかのどちらだったので安全でした。空も完全に晴れ、大自然のささやかな風を身体全体でいっぱい感じながら、どちらの足に体重をかけるか、歩幅をどう調整するか、汗を流しながら身をもって悟ろうと試みていくその過程もまた一興でした。到着した際のやり切った感も最高でした‼️


【凱旋?の夕】

帰還時に清算してみれば、無傷のりけんを除き、秋山と自分はチップを片方ずつ失くし、山村はせっかく生えてきた若々しい肘の皮を剥き、べまなは指を鬱血させました。満身創痍にも程があります。

談合坂SAにて、ZONEではカフェインが足りなかった塩谷先輩はコーヒー製造自販機で一杯のコーヒーを注文しました。その際、コーヒー製造時のスクリーン動画のCGがやたら凝っており、妙なところに金を使っているなと思いました。

また、車ではべまなと山村のポンデリング紛争が勃発。

(↓美味そうなこいつです)

口論?の末、山村の水筒を飲ませていただいたという条件の下、べまなは自らのテリトリーたるポンデリングを山村に一部譲渡し、両者は合意に基づくハッピーエンドを迎えた……はずでしたが、後日談として、どうやらべまなは山村の水筒を電車に落としたとのこと()、これもまた人生というものなのかもしれません。


富士山🗻こそ見えなかったヒルクライム@河口湖でしたが、しっかりとした坂道でたっぷり練習ができ、本当に素晴らしい経験になりました。

長い間ずっと運転してくださった塩谷先輩、一緒にヒルクライムを実行させてくださった一橋の皆さん、誠にありがとうございました!!