ご無沙汰しております。主将の松村です。

新年、あけましておめでとうございます。今年も東大スキー部をどうぞよろしくお願いします。

 

 正月には能登半島地震・航空機衝突事故、2日には韓国野党大統領候補が刺傷されるなど、24年の幕開けはかなり険しいものとなっているようです。

 

 皆様におかれましても、くれぐれも安全第一でお過ごしいただいければと思います。

 

 世間では共通テストがつい昨日終了したようです。受験生の皆さんお疲れ様でした!

 

 読者の中でどれくらい受験生の方々がいらっしゃるのかは分かりませんが、スキー部としても皆さんのことを応援していますよと、その声が届くよう願うばかりです。

 


 


 さて、このブログの本題は十大戦の振り返りです。

 

 土屋のブログにもありました通り、東大は10位という結果になりました。端的に言ってしまえばどの競技についてもポイントから遠い大会であったと、そのような総括になります。

 

 最下位なわけですから敗因を分析しろと言われればもう腐るほどあるわけですが、大きなところでは「戦力不足」でしょうね。

 

 大会日程を見れば、各部員はよくやってくれたと思います。渡部さんは4(5)年生にもなって死力を尽くしてゴールまで走り抜いてくれましたし、一年生も相当良い線までいっていました。

 

 しかし、大会に至るまでの「過程」・実力の「総量」という部分で大きく足りないものがありました。

 

 こと上級生ということになりますと、中島や長濱はなかなか練習に全振りできておらず、4年生も渡部さんを除けば野沢に来る部員はいませんでした。

 

 個人的には、このような部員各々の環境や部員数は「運」「巡り合わせ」の部分があると思っているので、誰かのせいにしたり恨んだりということはありません。私も「彼ら」にはどこかでお世話になっているので。

 

 ただ、今シーズンの実力ではポイントや入賞にいくことはとても困難であったと思います。

 

 であればこそ、各部員は各々の「過程」にしっかり評価を与え、次の舞台のための足掛かりにしないとどうにもなりません。「悔しい」で終わったらオワりなわけで。

 

 十大戦は一つの山場ではありますがゴールではありません。シーズンはここからが本番なので、また一つギアをあげてほしいなと思います。

 



 全体総括はさっぱりこの辺にしておきまして、続いては個人的なやつと近況報告です。

 

 私自身については「過程」は悪いものではなかったと思います。十大戦連絡会議では私は「中止した方が良いんではないか」「やる意味あるのか」などとうだうだ言っていたので誤解されている部分はあるかもしれません(自意識過剰ですかね笑)が、それはそれはたくさん練習しました。

 

 軽井沢で滑り込むのを決めたのも十大戦とシチュエーションが同じド緩斜であるから。十大戦に備えて草レースにも出場してますし、自分なりに工夫しながらやってきたつもりです。

 

 ということで、自分のリザルトについては素直に悔しいです。こんな上手くいかないのかと思いました。


 ここ2年で、自分が運動神経が良くない・スキーセンスがないということがなんとなくわかってきました。成長スピードが周りと比べてちょっと遅いです。そのちょっとが積み重なると大きくタイム差として現れてくるなと痛感しました。

 

 ということで、やはり練習をするしかないですね。周りを追い抜いていくために必要な努力というのは並なものではないですが、どうにかこうにか埋めていくしかありません。

 

 今週・来週とSLのレースが4戦、迫ってきています。まずはそこで良いリザルトを出せるようにやっていこうと思いつつ、昨日今日と大大雪に巻き込まれてスタック部車 and 破損除雪機にさいなまれる松村は白馬でなんとか生きているという近況報告です。

 



 さて、最後に個人主義について一言。

 

 以前にも書きましたが、結局スキーは個人競技ですから、各人が頑張ってこそのものであると、その認識は変わっていません。つまり、それが十大戦の直接の敗因ではないと考えています。

 

 しかし、個人が練習に打ち込む中で、何をゴールに見据えるのか。「自分が強くなれば何でもいい」で終わってしまって良いのか。

 

 「東大スキー部が強くなるために」自分は頑張るんだと、そこが強く共有されていないことには個人主義も機能しないと思っています。

 

先日、お世話になっているOBさんからは

「君たちには”活躍”する責任がある。それは”結果を出す”責任だけではない。」

 

 と言われました。活躍には結果だけでなく、過程も含みます。「結果」が出せない今こそ、現状打破のためにどれだけ努力をしているのか、工夫を重ねてきたのかという「過程」で同じくらいの恩返しをしないといけないということですね。

 

 そのさきに、「結果」で勝負できる東大スキー部があってほしいと、いや作っていかなければならんと思うのでした。

 

 上記「過程を評価する」というコトバの中にはそのような、重大な含みがあるんだよと、これからまた気を引き締めて頑張っていきましょうねと、声をかけていきたいと思います。

 



 現在、アルペンは白馬で梅根と松村が合宿中ですが、今週末はそれぞれ群馬と岐阜でレースがあります。出走するレースは違いますが、お互いにベストを尽くして部全体の士気が上がるようにやっていきましょう。