東大生の母親像(2) | 東大合格へわが子を導く「我が家の教育戦略」

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東大生の母親のブログです。
子供が東大に合格して分かったことは、「東大は、特別な子だけが行く学校でない。」ということです。ここでは我が家がたどった教育戦略をお話ししていきます。

●東大生の母親像(2)

N君のお母さんについてのお話を続けます。

私は、彼女のことを北野タキさんか、野口英世さんのお母さんに継ぐ偉大な母だと思っています。

N君のお母さんは、高校を卒業するとすぐに社会に出ているので、もちろん学歴はありませんし、また育ったご家庭も裕福ではありません

ですが、とても教育熱心で、お子さんの教育費は、あらゆることに最優先で、3人のお子さんをそろって中高一貫校に入れています。

その反面、教育以外の出費は徹底的に抑えるという芯の通った哲学を持った女性です。

たとえば、お子さんの洋服もすべてバザー、フリーマーケットでそろえているし、自分の洋服、ヘアースタイルといった外見にも全く興味がありません

そして、実家の農家のお手伝いでいつも真っ黒に日焼けして、とてもつやつやと健康そうです。見るから肝っ玉母さん風です。

息子の通った中学、高校、一般のサラリーマン家庭も多いのですが、私立ですので割と裕福な家庭も多いのです。だから、授業参観日にはずいぶん華やかなお洋服でいらっしゃる方います。

そんな中で、学年トップクラスをひた走りしているN君は、お子さん自身にも注目が集まりますし、お母さんの少し浮いた外見とのミスマッチでとても話題の存在でした。

彼女のことを陰で笑う人もいましたが、そんなことが耳に入っても彼女は全く頓着しませんでした。

小学校から、「うちの子は、ものすごく頭がいいんだ!だから当然東大に入るんだ。」と、いつでもどこでも豪語していたのです。

そんなくったくのないお母さんのもと、お子さんは皆さん素直でいい子たちです。

結局、N君は、理3の合格点さえ超える優秀な成績で理1に合格しました。

このN君のお母さんと友達になって以来、私は、卑屈な自分が本当に嫌になりました。私もこんな風に愚直に自分の子供の可能性を信じられる母親になりたいと心から思ったのです。

私は、子供が東大生になって以来、いろいろな方からお子さんの勉強の相談を受けるようになりましたが、必ず言っていることがあります。

「お母さん、まず、強気になってください。あなたがあきらめた時にお子さんの人生もしぼんでしまうのです。」と。

私は、子育てを頑張っている若いお母さんにとって、N君のお母さんでありたいのです。

だから、私は、勝負する前にあきらめている子、お母さんに、

「うちの子でもやれました。だから、あなたのお子さんでもできるのです。」

と、いつも声を大にして言っています。


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