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SAPIXオープンも終わって
結果が出ているかと思います。
秋の陣が始まりましたね。
6年の前半まで
偏差値が乱高下していた子も
受験生の秋になると
落ち着いてくる…
そんな感覚がありますが
いかがでしょうか?
これは大学受験でも
言えることかなと思います。
夏休みの頑張りは
10月〜11月頃に出てくるので
そのあたりの成績が
その子の実力と言えるのかな?
9月はまだ
落ち着いてないかもしれない
みんな入試が近くなって
真剣モードになって
ケアレスミスで
大きく落としていた子も
緊張感と集中力が増してきて
ミスが減る
なので実力がそのまま
反映されて
成績の乱高下は起きにくい
それが秋なんだなと
思います。
ここ数年
いろんな中学受験生さんの
ブログを拝見していても
そういう傾向が
強いように思います。
次男の6年前半
範囲なしテストでは
偏差値40〜45
9月のSAPIXオープンで
45を超え
そこからは46〜47で大きな変動なし
長男の中学受験も
秋はズルズル下がっていきましたが
偏差値2〜3内に収まってました。
頑張って実力つけた子は
上がったでしょうし
周りの頑張りに追いつけなかった子は
下がったかもしれない
科目別に見ると
すごく乱高下してるのに
合計すると同じような偏差値
というのも
よくある現象です。
次男は算数で56〜57を取って
「おおっ!スゴイ」
と思いきや
国語で26〜28で
合計偏差値は
46〜47のまま変わらず
逆に見ると
国語で20台なんてあり得ないのに
算数が奇跡のカバーをしてくれてる
入試が終わってから
冷静に見ると
不思議だなー
と思いましたね。
大学受験でも
秋に伸びてきた子は
そのまま滑り込むパターンが
多かった。
でもね
中学受験の場合
模試が終わった
12月中旬以降に
大どんでん返しが
起こる可能性が
あるんです
奇跡の合格は
この入試直前
12末〜1月の
伸びによるところが大きい
それを起こすには
本人のモチベーション
もしくは
本人の危機感
これらがあるかどうか
そして何よりも
出来ないながらも
悪い点数であっても
投げ出さずに
秋からの勉強を
継続できたかどうか
耐えて頑張った
その継続力が
入試直前に
ふわっと自分を
押し上げてくれたり
するのです
出ている成績は
悪いわけですから
メンタル的には
尋常ではありません
後悔ばかりで
マイナスな言葉ばかりで
どんより暗い雰囲気で
それでも
それをリセットして
上を目指して
勉強を続けるのです。
かなり辛いです。
忍耐力が試されます。
国語が出来なかった次男
大嫌いな語彙の暗記を
夏休みからはキレずに
やるようになった…
少しは文章が読めるように
なったかなと思っていたのに
秋なると20近く
偏差値が急落していて
表情がなくなった…
夏休みに読解の訓練まで
出来なかった
そのツケが
回ってきたのかも
気がついた時には
偏差値40にすら
届かなくなっていた
国語はもうムリ
次男は
投げやりになって
荒れて
泣きわめいて
それでも
やっぱり
やらないわけにはいかない
SAPIXのテキストは
難し過ぎて諦めた
文の作り方の
初歩の初歩
小学校低学年まで
戻って
問題集をやった
とにかく
文章の意味が
全く取れてなかったから
基本の短文の作りから
理解できるように
主語と述語
目的語
修飾語
どの語句が
どれにあたるか
どの語句が
どれにかかっているか
その理解から
始めた
漢字と語彙の暗記は
平行しながら
入試には
間に合わないという
不安を押し込め
本格的な国語対策を
始めたのが
10月の終わり頃
冬になる頃には
低学年レベルは
わかるようになってきた
次にやったのは
SAPIXオープンの
文章の精読
マンスリーより
SAPIXオープンの方が
易しいから
設問は解けなくてもいい
本文に何が書かれているか
それを掴むために
1段落ごと
じっくり細かく
私と2人で読んでいった。
読んだすぐ後に
その段落に
何が書かれていたか
次男に聞いた
次の章へ進んでも
前の章へ戻って
理解を確認したり
本文を読むだけで
1時間以上をかけた
よく読みながら
「大事なところに線を引く」
と言われるけれど
本文と関係ないところばかりに
線を引いていた次男
何が大事かも
分かってなかった
精読ができるようになると
設問も何となく
わかるようになってきた
私がヒントを出さないと
答えられないけれど
これまでのような
見当はずれの
解答はしなくなった。
少しでも他科目の
足を引っ張らないように
記述では
1点でも稼げるように
時間はかなりかかったけれど
1文ずつ
細かく、詳しく読んでいった
そして1月の
最後のSSの授業で
国語の先生が
「ようやく
教えてきた通りの読み方を
してくれるようになりました」と
電話で教えてくれたのです
12月の
SAPIXオープンの偏差値は44
本命校の
当時の偏差値は55
1ヶ月半で
10以上の差を
ひっくり返したのでした
奇跡かもしれませんが
宝くじに当たったような
偶然性は感じません
本人の伸びは
分かっていたので
近づいている
感触はありました
本当に
入試の数日前から
フッと上がった感覚が
あったのです
それでもやっぱり
届かないかなと
覚悟はしていましたが
本人は違ったようですね…
奇跡の合格って
辛い状況の中で
懸命積み上げたものがあって
初めて起こるもの
まだ間に合いますよ
本当の真剣勝負は
ここからです
国語は初見の文章を読むことが大切
各学校の入試問題の長文を使って
訓練しました。
かなり分厚いですがおススメです。