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次男は6年生の8月と11月

マンスリーで国語偏差値26と28という、とんでもない成績を取ってきました。


6年生のマンスリーは8月以降、範囲なしの実力テストになります。

とはいえ
偏差値20台って…


夏期講習も終わって
入試まで半年を切っている時期にです。

茫然自失でした…


実力テストだったせいか

漢字と語彙もほとんど取れず


記述は全く的外れ

選択肢は

1番最初に外されるべきものを選び


手のほどこし用がないほどに

ひどいものでした。


これでも夏休みの間に

「言葉なび」を彼なりに頑張りました。


語彙の暗記を毛嫌いしていた子が

慣用句から順に三字熟語くらいまで

毎日少しずつやりました。


これだけで画期的なことでした。

国語も少しは良くなるかなと


かすかな希望を持っていて…



それが見事

木っ端微塵に砕かれました。



今ですからあっさり書いてますが

当時は気も狂わんばかりでした。



それまでも国語対策を

してなかったわけではありません


SAPIX以外に

遠方まで国語講座に通ったり


国語対策の本を

片っ端から読み漁ったり


ある程度のテコ入れはしましたが

まるで効果なし


本文読んで線引きしなければいけないと

個別講座で習いましたが


重要でないところばかりに

線を引きます爆笑



入試を間近に控えた時期に

恐怖のどん底でした。



藁をも掴む思いで

この時にやったことは


奇策でも

テクニックでもありません





前に戻ること



問題文を読んでいても

内容が全く頭に入ってこない

理解ができてない


そう感じましたので

基本的な文章構造の理解から始めました。


① 語彙を理解する

② 主語述語を見分ける

③ 指示語、修飾語が指しているものは?

④ 段落ごとに精読してみる


以上の4つに取り組みました。

1つずつ詳しく説明しますね。



① 語彙を理解する

言葉ナビは

慣用句→3字熟語→4字熟語

の順に進めました。


4字熟語は重要な物のみで

あまりやってません


それよりも慣用句や

よく使われる3字熟語を反復しました。


志望校に出ない限り

ことわざはやらなくていいです。


語彙問題に対応するためだけではなく


『本文を理解するための語彙力強化』

これに徹しました。


そのために

慣用句を重要視したのです。


日常的に使われている言い回しでも

次男は全く理解してませんでした。


SAPIXで言葉ナビの小テストがありますが

上っ面だけ覚えてその場限り


文章を理解するための

語彙力はなかったのです。


ダイニングテーブルで勉強してますので

私が正面に座り


ことなびの赤字部分を赤下敷きで隠して

次男に答えさせます。


同時にその言葉の意味を確認させて


その後できるだけ

私が他の文例などを挙げて

どういう使い方をするか実演します。


言葉というものは

普段の会話で

耳から入れた方が印象に残るんですね。


身振り手振りで

「こういう言い方もするのよ」

と思いつく例文をいくつか挙げました。



特に感情を表す表現では

「こういう気持ちの時に使うのよ」

と実例を交えて詳しく解説します。


ことなびに例文がありますが

字面を追うだけでは頭に入りません


特によく間違える言葉に関しては

繰り返し説明しました。


出来なかったものはチェックを付けて

できるまで反復します。


一緒にやっていると

理解できてない語彙がわかりますから


日常会話でも

「ほら、あの言葉こういう時に使うのよ」

と食事中にTV見ながら話してました。


何度もやっていると

単なる暗記ではなく

使える語彙力になります。


上巻と下巻の慣用句をやっただけでも

かなり変わったなと感じました。




② 主語述語を見分ける

③ 指示語、修飾語が指しているものは?

こちらの強化には

簡単な単文問題集を使いました。


↓何度もご紹介しているおススメ問題集





もう少し別のもやりましたが、この4冊が特に良かったです。


上記の問題集は

*主語と述語はどれか?

*この語句はどの語句にかかっているか?

*この指示語は何を指しているか?

*文中のこの語句を最初に持ってくると

 どう並べ替えすればいいか?


こういった文章の基本中の基本を

鍛えることができます。


平易な単文で問題集も薄っぺらく

毛嫌いせずにやってくれました。


ある程度スラスラできましたが

やはり間違いもあったりで


基本からやり直すことができます。


薄っぺらいですが問題数は多いので

ある程度できれば

残りは飛ばしていいです。


この4冊ができるようになれば

次はこちら↓

こちらは簡単ですので飛ばしてもいいです。

単文理解の練習をしたら
次は短い文章で読解に取り組みます。

4年&5年の「国語の要」の
読解部分を6年でやってもいいですね。



④ 段落ごとに精読してみる

こちらはSAPIXのテストの見直しの時に

やっていました。


かなり時間がかかるやり方ですので

毎回はできていません。



まず私が前に座り

次男が本文の最初の段落を音読します。


その後、もう一度


一文ずつ私がゆっくり読んで

次男に内容を理解してるか質問しながら

確認します。


知らない語句があれば調べます。

指示語があれば何を指しているか聞きます。


設問があればその場で解きます。

(読み進めなければ答えられない設問は後で)



選択肢の設問があれば

1つ1つの選択肢を丁寧に読み進め

本文と照らし合わせます。



記述の設問では

どの言葉を入れるべきかを本文から探して

まず口頭で言わせます。


口頭の段階では

単語の羅列だけでもいいです。


解答として書くべき言葉を本文から抜き出し

それを頭の中でこねながら

文章にする訓練をします。


私は解答を見ながら

ヒントを出したりしてました。



次男は物語文の特に比喩表現が

全然わかってなかったので


それも一緒に読んでいって質問したり

説明したりしました。



次男のレベルたるや

例えば

「冷や汗をかきました」

という表現があったとして


その時の気持ちを選択肢で選ぶ時

「汗をかいてさわやかな気分」

とかを平気で選んでくるのです絶望



1つの文章を一緒に読み込んで設問も解くと

かなり時間はかかりますが

しっかり読んだなという気がします。


次男も本文をしっかり理解できれば

設問で間違えることは少ないです。



本文も設問も選択肢も

しっかり読めているかどうか


これが自力でできれば

偏差値50は超えるのでしょう



模試がなかったのでわかりませんが

1月下旬には偏差値50近くまで

伸びていたのではないかと思います。



そして迎えた入試本番



2/1午後の第3志望校の入試


算数でつまづいたと気を落としていた次男

落ちたと思ってました。

(算国の2科目受験でした)



ところが

国語が大きく点数を伸ばしていて

算数をカバーしてくれていました。


「信じられない、この国語…」

7割以上の得点率でした。

SAPIXの先生も驚いたほどです。




正直、国語は無理だろうと

半分捨てていました。



それでもできる限りの対策をと


次男も入試目前にして

逃げずに頑張りました。



さまざまな対策を試みて

それでもダメだった国語


諦めながらも

てきるだけ足を引っ張らないようにと


入試直前に集中して頑張ってみたら

ちょこっと伸びました。



このちょこっとが

本番では大きいです。




2/1の入試まであと10日ほどですが

まだまだやれることはあります。


小学校をお休みする人も多いでしょうから

時間は普段よりかなりあります。

1つでも多くの穴を埋めていきましょう


その努力が

全て入試本番の力となります。


「直前でやったことが出た」

ということが思ったよりありました。



今やっているその問題が

出るかもしれませんニコニコ



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