ご訪問ありがとうございます!
共通テストの出願も締め切られましたね。
(この記事書き始めた時は出願始まったばかりでしたがー
書き換えました
)
今年ももうそんな時期かぁと、2年前のことを思い出していると
ふと
大学受験のことを体系的に整理してみようかなと思い立ちました。
このブログを始めた時に長男は高3受験生だったので、大学受験に関してはリアルでちょこちょこ書いていたのですが
ブログ初期から見て下さっているフォロワーさんも中学受験を終えて、そろそろ大学のこともぼんやりと考え始めていらっしゃるかなぁとも思い
受験期の1年間、バタついた記録を連載してみようかと考えました。
大学受験ってもう年齢的に本人任せと思われがちですが、親がサポートできることはたくさんありますし、本人が勉強で忙しい分、情報集めや様々な手続きなど、私は本当に忙しく動いてました。
我が家の受験記ではありますが、できるだけ大学受験全般に共通するような内容を書いていければと思っています。
お読み頂けたら嬉しいです![]()
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中学受験は
地頭良い子が有利ですが
大学受験は
正しい戦略で正しい努力ができた者が
勝ちます!
なぜ私が長男の大学受験の伴走をすることになったのかをまず、お話したいと思います。
長男が中学に入学したのは
2015年の春
彼の中学受験ではお勉強を見たり、勉強計画を立てたり、そういうことは一切やってませんでした。
ここが次男とは大きく違うところ
私が中学受験のド素人だったため、ネットで情報を集めることもしておらず、受験ブログという存在も知りませんでした。
やっていたのは塾弁作ったり、早めに夕飯を食べさせて塾に送り出すのみ。
あとは全て塾にお任せ。
勉強において親が伴走するということも知りませんでした。
塾でやってる内容が難しくて既に私にはわからなかったですし、親が見ることはできないと思ってました。
親の伴走を知ったのは受験が終わってから
佐藤ママさんの御本や、桜井信一さんの「下剋上受験」を読んだ時です。
(2014の秋〜冬に出版されていました)
衝撃でしたね。
ああ、皆さん、このようにされていたのか。
もっと見てやればよかったなぁと思いました。
勉強は難しくて教えることは出来ないけれど
弱点をしっかり把握して補強できていれば、成績も少しは上がっていたかもしれない。
そうした後悔を抱えたまま
長男の中高生活は過ぎていきます。
特に成績悪いわけでもなかったので、勉強面での親の出番はありませんでした。
長男が高2の時、
次男が中学受験を迎えます。
長男の時とは違って、私はべったり次男に付いて勉強を見て、スケジュール管理をし、サピックス以外に家庭教師、他塾の講習、カウンセリングやセミナー授業など、大金をつぎ込んで労力もかけました。
当時、長男はガッツリ部活の毎日で、試合になると保護者の皆さんが差し入れを持って応援に行っていたのですが、私は次男の塾の都合で見に行けないことも多かったのです。
そんな時
長男がポロッと一言
「次男には随分と手厚いんだな」
自分の時はこんなにやってもらってなかったということでしょう。
その通りです。
それどころか…
長男小6の時に次男は小1で、体の弱かった次男は学校欠席が多く、私は長男の受験のフォローより次男のお世話に追われてました。
長男の一言は私の心にグサッと刺さったまま、時は過ぎてゆきます。
そうして迎えた高3の春は
いきなりコロナ休校、家族全員自宅待機の日々でした。
本来なら部活の春リーグに出るはずが、なし崩し的に引退となり、学校はなく、塾もなく、狭い家の中で勉強やる気はまるでなし!
これが高3?
大学受験生?
ふざけんなっ‼️
いいかげんにしろっ‼️
と言っても聞く耳持たず
実は長男は高2の秋に
学校で受けた駿台模試で東大A判定を取っていました。
このことがその後に大きく影を落とします。
なんとなく
本人も
親も
「大学は何とかなるんじゃね?」
という雰囲気になってしまいました。
特に当時は次男の中学受験で大変な時期でしたから、大学受験は心配しなくてもいいわと私も楽観的になってしまってました。
ここから長男は一気に
E判定まで転落します。
入試まで1年を切り
周りが真剣に受験勉強を始めているのに
部活が強制終了となってしまい
長男は曖昧な気持ちのまま、受験勉強への切り替えができてませんでした。
中高一貫校では、高2の夏に部活を引退して受験勉強に舵を切る人も少なくありません。
高2の1月になり、残り1年を切ってくると、皆が一斉にギアを上げて勉強し始めます。
なのに…
6月になって休校が解除になっても
長男のダラダラは直りません。
家でもスマホばかり見ていました。
どんなに叱っても
諭しても
やる気のなさは変わりません
現在の
大学のテスト前と同じ感じでしたね。
のれんに腕押しで何言ってもダメ
6月になっても
D判定連発
最初のE判定は
まだ始まったばかりだし
部活で受験勉強のスタート遅れていたし
と言い訳もできましたが
夏前になってもこの成績では
絶対間に合わない!![]()
私は危機感を募らせます。
これではダメだ‼️
お尻に火を付けてやらねば!
そして今こそ
サポートしてやるべき時だと!
お尻に火をつけて、叩いて叩いて、叩きまくって、痛くて猛ダッシュするまで追い込まなければ、あの楽天家は目覚めない…
私は東大受験について
猛烈に調べ始めました。
受験で闘うためにまずは敵(志望校)を知らねばなりません。
長男に聞いても面倒臭がって話さないので、自分で調べるしかありません。
入試科目
配点
試験時間
問題傾向
そして効果的な勉強法
本やら、ブログやらを探し回りました。
そしてあるブログに行き着いて
一気に視界が開けたのです。
「Studium」
という名のそのブログは
当時、東大工学部3年生だった学生さんが
受験生向けにご自分が編み出した勉強法を細かく書いてくれていたブログでした。
青森の公立高校から
塾や予備校なしで、勉強法を工夫して、現役で東大理1に合格された方です。
科目ごとの勉強法が非常に丁寧に、わかりやすく書かれていて
ド素人の私でもよく理解できました![]()
特に数学ができる人とできない人の違いについて書かれていた記事が長男にピッタリ当てはまり
これだーっ‼️![]()
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とすぐさま、本人に読ませました。
ここのブログで受験に対する戦略というものがあるのを知りました。
志望校の傾向に合わせて、自分で戦略を練って受験を戦っていく。
最短距離で合格に辿り着くために必要なことでした。
東大入試の戦略ついて
そのブロガーさんが参考にされていたのが、以前から何度も私がご案内しているこの本です。↓
執筆者の和田先生は灘高から東大理3に進学されて、鉄緑会の立ち上げメンバーでいらっしゃった方です。精神科の医師として活躍される一方で、受験や資格試験に向けた多数のご著書があり、東大受験に関しては監修されている通信制の塾で、勉強法を工夫させることで、難関校以外の高校から多数の東大合格者を出すという実績をお持ちです。
この「受験技法」は東大生となった塾生の皆さんのネットワークで多くの東大合格者に直接聞き取り調査を行い、その結果をデータ分析されて書かれたものです。
様々な成績パターンの戦略が網羅され、受験を諦めるべきラインなども詳しく述べられているので、東大受験される方は参考にされたら良いのではないかと思います![]()
そもそも
戦略って何なの?
志望校対策とどう違うの?
ってことなんですが
中学受験塾でやるような志望校対策は
志望校の入試傾向に沿って勉強をするということですけれど
戦略というのは志望校に合格するための
勉強方針とでもいいましょうか?
どの科目のどの分野を重点的にやるのか
どこで何点積み増すのか
まだ伸びしろのあるもの何か?
共テ対策はいつから始めるのか?
2次と共テ対策のバランスは?
などなど
1人1人の実力と得手不得手に合わせて合格点に届くまでの道筋を考えます。
同じ志望校だと戦略は似通ってきますが、1人ずつ実力は違うので、厳密にいうと戦略の内容は違ってくるんですよね。
科目の多い大学受験は、勉強のバランスも重要になってきますから、模試の結果を見ながら絶えず戦略も見直す必要があります。
ただ漫然と勉強していたのでは、長男のようにスタートが遅い人だと間に合わなくなります。
4月から一斉休校だったため
本来なら4月5月に学校で受けるはずだった模試は全て6月になりました。
返ってきたのは6月末〜7月始め
2〜3個の模試を受けていましたが
結果は全てD判定
次第に暗雲が立ち込めてきます
あれっ? おかしいな
こんなはずでは…
当時の長男の心境はこんな感じだったのではないでしょうか
共通テストまで
あと半年
待ったなしの
怒涛の対策がここから始まります
(続)
↓受験で参考にさせて頂いたブログです。
久しぶりに覗いてみたらリニューアルされていてとても見やすくなってました。
今は大学院生になられてますが、更新続けて下さってます。
そして関西の皆さまに朗報です!
鉄緑会からついに!
京大数学の過去問が出ましたー‼️
何と言っても解答解説や別解が素晴らしい。受験される方に超おすすめです。
そして安定の鉄緑会東大過去問集
赤本などの過去問は既に持っていましたが、解説を読むためだけに、鉄緑の数学、物理、化学の過去問を長男から頼まれて買いました。1冊5000円ほどしますが、買う価値はあります。
(国語はなぜか古典だけ出てます)
