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2021年1月16日〜17日に行われた

第1回の共通テスト

昨年のちょうど今頃から、長男は二次試験の勉強から共通テスト対策へと本格的に舵を切りました。

決して順調ではなかった共通テストの勉強。

当時のことを振り返りながら詳しく書いていきたいと思います。

今後受験される方の参考になれば幸いです。



東大理1を受けるなら

共テは9割取れればOKと言われてました。


900点満点ですから810点ですね。

東大の配点は共テ2割、2次が8割です。


共テの配点は低いですから780くらいでも通る人はいますが、長男は800は欲しいと言ってました。

2次試験に不安があったからです。


ですが

10月に受けた全統の共テ模試も720くらい。

遠く及びませんでした。



11月の東大模試が終わるまでは2次の勉強に集中して、終わったら共通テストの勉強を開始すると長男は言ってました。



駿台の東大実戦模試が終わったのが11月中旬


ですが11月下旬になっても共通テストの対策は始めていませんでした。


「そろそろセンターの過去問やらないとまずいんじゃない?」

(共通テストの過去問はないのでセンターのものをやります)


私が声をかけても長男は東大模試や東大過去問の見直しにこだわっていました。


12月に入っても日本史の勉強やセンター過去問は始めません。


「いいかげんにしなさい‼️共通テスト、間に合わなくなるよ⁉️」


私は痺れを切らして、厳しく言いました。それでも長男は共テ対策に切り替えることが出来ずにいました。



2次の配点の方が高いから

2次の数学と理科に大きな不安があるから…


怖かったのです


「2次の勉強やるなとは言ってない。平行してやればいい。だけど比率を変えなさい!」


長男は2次より共通テストの方が得意なはず

難問より基本的な問題を確実に取るタイプでしたから


ですが、これまでの共テ模試は思ったほど取れていません。



共通テストは絶対に取らなきゃいけない…



2次に不安があるなら、尚更取らなければダメだと私は思いました。




受験に勝つためには


本人の特性を見極め

特性に合った志望校を選び


さらに


どこで何点積み増すか?という戦略と

志望校への徹底的な対策が重要なのだと


私は前年の次男の中学受験で学びました。



東大は

2次試験に国語があること

難問奇問が出ないこと


この2点において、長男のタイプに合っていると思いました。


後は苦手分野で最低限を取り、取れる部分で細かく点を積み重ねていくことです。


共通テストは長男が取れるはずの部分です。


900点満点の共通テストが110点まで圧縮されるので、9点が1.1点にしかなりません。


ですが    

0.1点差で不合格になる受験生もいるのです。


配点が低いからと共通テストを軽く見てはいけないと、高校の保護者会で言われました。



長男とは言い合いなりましたが、私は絶対に譲りませんでした。

本やネットやzoom相談会などで集めた情報とも照らし合わせて、ここはしっかり切り替えなければいけないと確信してました。


むしろ遅いくらいです。



12月に入ってしばらくして、ようやく長男は日本史の対策を本格的に始めました。


使っていたのはこの2冊



先輩や同級生からこれがいいと聞いて買いました。実際とても良かったようです。

日本史だけでなく、社会はこの黄色シリーズが人気高いです。




話は少し逸れますが

中高の定期テストはしっかり勉強して点を取るべきだと思いました。


特に理社の暗記分野や国語の漢字などは中学からのテストでしっかり覚えておけば、大学受験でもう一度やり直す時にとてもラクで、時短に繋がります。



長男のこれまでの共通テスト模試を見ると、日本史は6〜7割、物理化学は8割弱、数Ⅱが7割5分、古漢が7割と、補強すべきなのはこれらの科目。


理科と数学はもっと取れないといけないはずですが、数Ⅱは時間が足りずに最後の数問が白紙、化学は暗記分野の対策が遅れてました。



以下は科目別の対策です


英語でやったのはコレ↓




英語はセンター過去問をやらずに↑これ一本でした。昨年はZ会のこのシリーズが人気で12月には売り切れてました。



英語以外の共通テスト赤本を揃えて年度別に分冊して、本番と同じB5冊子になるようにコピーして製本しました。


参考にしたのはこの本↓


赤本は分厚いですからそのままだと解きにくいのです。

赤本から問題の部分を外して、年度別に分けます。


②入試と同じ体裁にするために、B5に拡大&冊子になるよう両面コピーします。


③解答用紙のマークシートは東進の共通テスト模試で受けなかった月の白紙のマークシート用紙をコピーして作りました。


④赤本の解答解説には年度別にインデックスを貼ってすぐに答え合わせができるようにしておきます。


⑤答え合わせは母がやり、間違えた問題は問題用紙と赤本の解説にフセンを貼ってすぐに見返せるようにしておきます。


⑥過去問得点表を作って、科目別&年度別に得点を書き込み、その年の科目別平均点と照らし合わせます。



過去問をある程度解いていくと強化すべき点が見えてきました。


【英語】

リーディング問題なし。リスニングは浮き沈みが激しい。

英語は2次にもリスニングがあるので2次試験の勉強に重点をおく


【数学】

数Ⅰ問題なし。数Ⅱ時間不足気味。過去問を中心に調整。数Ⅲも2次試験で鈍らない程度にやる。


【化学】

無機が苦手。高校で配布された共通テスト問題集で対策


【物理】

得点にバラつきあり

↓学校の先生に勧められて急遽購入

2次対策を中心にやってきたが共テ独特の問題もあるらしく↑で対策


【国語】

現代文は東大特進コースの林修先生が授業で共通テストの対策もして下さったのでそれ1本でした。


そして!

穴場なのが古文漢文

この2つで100点あります。


しかも東大2次の国語にも古漢はあり、共通テスト対策がそのまま2次対策になる!


それまで学校の授業くらいしかやってこなかった古典ですが、絶対にやれ!としつこく長男に言ってきました。


漢文の絶対的エースはこれ↓

これ一冊やれば共通テストも東大2次もOKと聞き、冬休みあたりから必死にやり始めました。

おかげで共通テスト漢文は満点グラサン




古文はPASSLABOのYouTube動画で使われてたこれを12月になってからやりました↓ 

共通テストだけなら基礎編だけでいい気もします。共テ本番で古文は1問間違い


古典は時間をある程度かければ取れる科目です。なかなかそこまで手が回らないのですが、やらないともったいないあせる


遅まきながら共通テストの対策を始めた長男ですが、難航します。


12月の東進の共通テスト模試は720点ほど

10月と変わりません。 

その上が超えられない。 


ミスなく点を取るという難しさ


長男はかなり焦っていました。 

共通テストは基本的な問題だから、やればすぐに取れるようになると楽観していたのだろうと思います。



冬休みから

見たことのない猛勉強が始まります