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今回は優秀層が集う中学&大学受験塾についてのお話です。
数年前になりますが「塾歴社会」という本が話題になりました。
私も買って読んでみましたが、なるほどなぁと思いました。
首都圏の中学受験一強であるSAPIXに入塾して、御三家レベルの中学に合格
そのまま指定校制度を使って鉄緑会に入り、東大や国立医学部の合格を勝ち取る
というのが
塾のエリートコースなんだそうです
学歴並に塾もブランド化されていて、そこに殺到しているんですね。
実際にそのルートを通って大学に進んでいる人は多いかもしれませんが…
(長男はSAPIXではありません。鉄緑には高3の4月から10ヶ月間通いました)
長男が大学に入ってから私の見方も少し変わりました。
塾が充実していない地方の公立校から東大や医学部に現役合格する子が思っていたより多くて
個人的には塾に関係なく頑張れる子達が本当に優秀な子なんだなと思います。
そして長男の学校にもいましたが
天才並の優秀生は塾にはほとんど行ってませんでした。
数学や物理化学オリンピックの世界大会でメダル取ったり、海外の弁論大会で賞を取ったり、そういう活動をしてる子達もいましたね。
高3で海外の大学の合格を取った子もいて、東大は9月に海外に行くまでの居場所として受験していました。
コロナでどうなるのかなと心配していましたが、8月に無事に旅立っていきました。
ではSAPIXや鉄緑会って
凡人でも入れるの?
入ったとしてためになるの?
SAPIX下層民だった次男
万年Aクラス(最下位)でした。
小6の5月に一度だけマンスリーでBクラスに上がりました。
あとは小5の3月の復習テストでBクラスの偏差値取りましたね。クラス替えのないテストなので実際には上がりませんけど
それ以外は一度もBクラスのボーダーを超えることはできませんでした。
次男の教室では6年になるとAクラスから何人か退塾者が出ました。
授業について行けなくなったからです。
SAPIXは良くも悪くも
下位クラスでも上位クラスと同じテキストの問題を解かせます。
上位クラスを狙える子にはラッキーですが
そうではない子はかなりの負担です。
難関校を目指さない子にはそこまでのレベルは必要ありませんから、自分に合ったレベルの塾に変わるわけです。
次男にもSAPIXは分不相応だと思って6年になる前に転塾を考えましたが
一応、最下位クラスの中では上の方だったので思いとどまりました。
本人いわく
「SAPIXで難しい問題までやっていたから今の学校の入試問題も解けるようになった」
「少人数で絶えず先生に見られてるから授業中にサボれなかった」
ただ、志望校別特訓は難関校ばかりで次男の学校はなかったので、冬休み以降は他塾の志望校別特訓に行きました。
下位生でSAPIXを活用するには
・親がフォローできるか
・個別指導や家庭教師を利用できるか
この辺がポイントになるでしょうか
SAPIXは面倒見の良い塾ではなくて家庭学習の時間も多いので、そこでしっかり理解させることができなければ下位生は厳しいかと思います。
次は鉄緑会です。
鉄緑会は東大を志望校にすることになった長男が高3から数学のみ受講しました。
もともと長男はアンチ鉄緑派だったのですが、通ってみるとやはりカリキュラムはかなり良かったようで、本人が絶賛してました。
長男が鉄緑の入塾テストを申し込む時についでに次男も受けさせると、たまたま合格したので次男は英語と数学で通いました。
当たり前ですが
鉄緑でも次男は下層民です
模試はだいたい45くらいですね
英語はもう少し悪かったかな
その後、中2の6月で英語はやめました。
数学は今も通っています。
英語をやめた理由は
1. 部活の試合に出るようになり週2回の通塾は体力的に厳しくなった。
2. 英語は親が見ることもできる
3. 中2になって長文読解が入ってきたので学校の授業との両立が厳しい。
数学は鉄緑で習った単元を、後から学校で習うことで理解を深めることができます。
次男のように理解の定着に時間のかかる子は何度も繰り返す必要があります。
鉄緑は学校の予習と位置づけて、学校の授業で完成させるというスタイルを目指して今は続けています。
下位生には下位生なりの塾の使い方というものがあるかと思います。
ブランド塾にただ通うだけではなく、その子に合った利用の仕方を考える。
なければ他塾を考えるというスタンスでいればいいのかなと、中学受験であれこれ失敗してここまで辿り着きました。
できない子ほどお金はかかります。
でもできれば無駄な出費は避けたいですよね。
課金ゲームにならないように
この子には何が有効なのかを考えながら、私も試行錯誤を重ねています。
中学受験は絶対的な計算力が大事です
特に入試に計算問題が出る学校は「でる順」はおすすめです!