12/24から○○塾の冬期特訓授業が始まりました。
A校コースは成績順に3クラスに分かれていました。ザッと見積もって100名くらいでしょうか。
9月からの日曜特訓でA校コースに在籍していた人はそのままスライドで来て、次男と同じように他塾から来た子も数名はいたかと思います。
塾生でない子は9月以降の公開模試の成績でクラス分けされているようでした。
次男は10月と12月に○○塾の模試を受けていました。
12月は基準偏差値に遠く及ばなかったのですが、直近だったためにカウントされなかったのか、奇跡的に良かった10月の模試でクラスが決められたようでした。
下のクラスだとばかり思っていたら
本人もびっくりの真ん中のクラス!
初日はもう、それだけで上機嫌でした
クラスに知っている子は誰もいません。
A校コース全体にも知り合いはいなかったと思います。
塾生の子達は既にしっかり仲良しグループができていて、次男はどこにも入れません。
○○塾の通常授業のことも何も知らないので誰とも話が合いません。
ですが、そんなことはあまり気にしていない様子でした。
次男はA校コースで真ん中のクラスだったことにモチベーションをアップさせ、SAPIXとは違う先生方の雰囲気に新鮮さを感じていました。
とにかく○○塾は
「先生方が熱い‼️」
のです。
授業が面白いのはSAPIXでもそうかと思いますが、○○塾の先生はご自分の担当コースの学校に誇りを持ち、志望校への熱い想いを掻き立てて下さいます。
A校コースチーム一丸となって合格を勝ち取るぞ!という空気を先生が作って下さってました。
それはSAPIXにはないものでした。
小規模校だったからかもしれません。
志望校がそれぞれバラバラだったから…
次男は幼くてノリノリの雰囲気に乗せられやすい子でしたから、初日からすっかりハマっていました。
次男にとって
何よりも有難かったのは
先生のこの言葉…
「このクラスには他の塾から来た子や、遠くの校舎から来た子もいると思う。でもそんなことは関係ない。今ここにいるみんなは全員が同じ○○塾A校コースの子だ!質問や相談があれば遠慮しなくていいからいつでも来いよ!」
アウェイ感バリバリだった次男にとって、どれほど嬉しい言葉だったことでしょう。
次男は通い始めた初日から
A校コースの先生方の様子を熱く語ってくれました。
明るい顔で楽しそうに
こんな表情の次男を見るのは久しぶりでした
秋頃からずっと黒い雲かかっているような暗い雰囲気でしたから
A校コースの先生方はもう何年もA校を専門に担当していらっしゃいますから、A校入試のエピソードや裏話も数多くご存知です。
授業の合間に過去の受験生の話など、参考になる話や楽しい話など、受験生のモチベーションアップになるお話をたくさんして下さっていました。
そして
次男を大きく変えたあの日
それはクリスマスも過ぎて、年の瀬を迎えようとしていた頃でした
塾から帰ってきて
玄関のドアが開くなり
「母さん❗️」
次男の叫ぶような声が飛び込んできました
「去年は2組から6割の人がA校に合格したって先生が言ってた‼️」
前年の○○塾のA校合格者数は過去最高でかなりの合格者を出していました。
1組の合格率は9割近く
2組は6割以上の合格者だったそうです。
先生は2組の子に対して
「今年の合格実績はこのクラスの、君らの頑張りにかかっているんだ。頼むぞ!」
そうおっしゃったそうです。
「俺、このクラスで半分以上にいたら受かるかもしれない…」
模試の判定ではなく
具体的な合格目標が見えた瞬間でした
次男が受けた○○塾の10月の模試は、長男の時の5年前の同じ月の模試を事前に解いてから臨みました。
すると理科で同じような問題が出題されていたそうです。
SAPIX3年間と○○塾で2年間に受けた全てのテストを通して、良かったと言えたのは10月の○○塾の模試1つだけでした。
国語が偏差値50を超えていたのです
青天の霹靂でした
たった一度きりの
奇跡のような10月の模試結果
それをもとに決められた2組というクラス
全て繋がっていたのかもしれません
その日以来
次男の目の色が変わりました
SAPIXでは気遅れして行けなかった質問教室も○○塾では毎回早めに行って授業前に質問していました。
大嫌いだった語句暗記も漢字の書き取りも嫌がらずにやるようになりました。
すると少しずつ、国語の文章の意味がわかるようになってきました。
何より
勉強に対する集中力が違いました
次第に
毎回の復習テストの成績が上がりました
算数はベスト3に
国語は半分以下でしたが
理科が平均あたりで安定してきました
このクラスで
半分以上に
具体的でわかりやすい目標
それを目指して次男の猛追が始まりました
入試まで
ひと月を切ろうとしていました
突然、慌ただしく
大きく
何かが動き出したような感じでした
運命の歯車が回り始めた瞬間です