「私はラブ・リーガル4」です。
<#4 恋するペーキ Winning Ugly>
今回も切なかったです...!
今回、話題となった裁判の一つは、整形手術等を施して女性を美しくするTVの人気リアリティショウ「醜いアヒルの子」への出演が突然キャンセルとなり、その理由が「醜すぎて手に負えない」という理由だったことから深く傷つき自殺したという女性レネイのためにその夫が提起したもの。
他人事と思えないジェーンは強い思い入れを持って仕事にあたります。
正直言って、醜すぎるといわれて自殺したというレネイは、確かに美しすぎるということはないものの、醜いってほどではない、というかごく普通の女性だし、恐らく化粧して整えればそれなりにキレイといえる程度なのですが、要するに、レネイの抱えるコンプレックスは、全ての「美しすぎない」女性が抱える精神的な問題なのだと思います。
鏡に映ったり写真に撮られている自分の姿は、ほとんどの女性にとって、自分が望む自分ではなかったりしますよね。人は見かけじゃない、ということは分かっていても、ほんのちょっとした外見的欠点にコンプレックスを抱いてしまう。だから、醜いなんてひどいことを言われたら、ホントに自殺したくもなりますよ。
その裁判の途中でのグレイソンとジェーンのやり取りは、本当に身につまされるものがありました。
ジェーンは、心はデビーなんだけれども、ジェーンの体を得て以来、その外見と毎朝向き合っているわけです。ジェーンって、デビーのクセがいつまでも抜けなくて、モデルぽいしぐさと表情が見ててホントにキュートなんだけど、典型的ないわゆるモデルのルックスとはちょっと違う。
一方グレイソンは、ジェーンの言葉を借りると、鏡を見てガッカリしたことなんてまずないだろうし、彼が部屋に入ってくるだけでみんなが注目してしまうほどのいい男で、女の子で彼に恋をしない子はいないくらい完璧なルックス。確かに好みのタイプの問題はあるかもしれないけど(実は私ももう少し髪が長かったころのグレイソンの方がタイプw)、グレイソンに誘われて断る女性はまず、いないでしょうね。彼はそれをひけらかすタイプではないけれど、間違いなく外見コンプレックスはないと思う。
だから、万一グレイソンが誰かに「醜い」なんて言われても、笑って受け流せるでしょ、と。
核心をついていると思います。
そして、デビーの心を持ちながらジェーンの体を得て、いろんなことを知った今の彼女、ジェーンと言っていいのかな、ホント最強にイイ女になってきてるかもね!
その証拠に、幸か不幸か、グレイソンとオーウェンという二人のデキるいい男のハートをキャッチしてるでしょ!!
今回のもう一つの事件は、裁判ではなく仲裁事件なのですが、ここで描かれる「ネズミ」の取り合いみたいな荒唐無稽な争いを通して描かれる、父と子のドラマはとてもハートウォーミングですよね。
あの最低男パーカーも、息子の前ではやわらかい笑顔を見せる、本当に優しいお父さん。息子が「お父さんの仕事を見たい、僕も将来弁護士になりたい」って言った時は、感動して涙があふれましたよ。ええ、涙腺、弱ってます。
さて、今後気になるポイントはやはり、ジェーン、オーウェン、グレイソンの三人の関係の行方です。
グレイソンはますますジェーンを意識するようになり、恐らくそれに気付いたジェーンの彼氏で裁判官のオーウェンは、グレイソンに嫉妬するようになります。
この複雑な三角関係を、デビーであるジェーンはどう折り合いをつけていくのでしょうか。
▼本日もお読みいただきありがとうございます!
にほんブログ村