「ストライクバック:極秘ミッション」
<#10 ブダペスト ドーン計画撃滅作戦 後編 Episode 10>
実は意外と楽しみにしていたエロクション(エロ+アクション)ドラマ「ストライクバック:極秘ミッション」、遂に最終話が終わってしまいました。
エピソード10、大変良かったです!!
いつ、どこで作動されるかわからない爆弾を抱えた容疑者たちと、世界各国からの要人が集まるブダペスト市内~ブダ王宮。
それらをくい止め、被害を最小限に食い止めようと奔走するマイクとダミアンおよび極秘部隊セクション20のメンバーたち。
そして、せっかくとらえたラティーフは敵方の襲撃により奪還され、代わりになんと、グラント大佐がとらえられてしまった!!
ラティーフのアジトにはグラント大佐のほかに、もう一人、謎の人物が捕らえられた。彼はパキスタンのラミーズ将軍。パキスタンの次期大統領候補であり、母国の平和の象徴とも言われる存在であった。
ラティーフに捕らえられた二人によって、そこで語られる衝撃の真実。
【ここから思いっきりこのシーズンの核心部分のネタバレを含みます(桃字部分)】
米国連合軍はイラクに大量破壊兵器がないと知るや、開戦の根拠をねつ造するため、わざわざ大量破壊兵器を極秘裏にイラクに持ち込もうとする。
その極秘任務の命を受けたのが、グラント大佐と、パキスタンのラミーズ将軍だった。
大量破壊兵器は回収する予定だったが、それがラティーフの手に渡って、今回のテロ攻撃に使われることになった、というわけだ。しかもラティーフへ兵器が渡ることを、こともあろうかラミーズ将軍が、間接的にとはいえ力を貸していた。
そして、秘密に近づきすぎた兵士の一人スコットはありもしない罪をねつ造されて部隊を更迭され、もう一人のポーターはそのために殺される。
ポーターの銃殺を指示したのはラミーズ将軍であり、スコット更迭にかかわったのはほかでもない、グラント大佐だったのだ…!
これが今回の一連の謎であった「トロイの木馬」作戦の全貌だった。
いや、この社会派ミステリーのような結末に、正直、度肝を抜かれました。
いみじくもラティーフが言っていた「地獄への道は善意で舗装される」というのが、このエピソードのテーマであり、現代の国際的な安全保障を表現するものです。
このドラマがエロクションだということを、すっかり忘れてしまいました。
自分の思い通りに事を進めようとする大国に対し、ラティーフのようなテロリストが独自の理論を展開し、自らの正当性を主張する。まさに、現代の大国とテロリスト、それぞれの矛盾に満ち溢れた仁義なき戦いを象徴しています。
このドラマ、エロクションの仮面をかぶった、社会派ドラマだったんだ…
ちょっと褒めすぎかも、だけど、概ね当たってないとも言えない。
そう、終わってみて気がついたのですが、今回はエロシーンが全くありませんでした。
緊迫感とアクションだけで充分魅せるドラマなんですよ。
そこに意味なしエロが加わることで、なぜか色が添えられるとともに、ちょっとした小休止というかサービスタイムとなる、という感じでしょうか。
そしてちょっと甘甘な気もしますが、人間ドラマ的な要素もあります。
今回、テロの容疑者によって人質となった一人の妊婦をマイクが救い出そうとするのですが、彼は必死にテロの容疑者の心に訴えかけます。
「なぁ、考えてくれ、子供がいるんだ。命だよ。放してやってくれ。」
正直、マイクあんたこれまでにどんだけの人の命を奪ってきたの、と突っ込みたくもなりますが、やはり罪なき命は違うのですね。(一応その差異を肯定しないと軍人という職業自体、成り立たないし)
ついにマイクの言葉は容疑者の心に届き、容疑者はそっと妊婦を解放します。
そう、マイケル自身、身ごもった妻のケリーに選択を迫られていました。このまま危険な任務を続けるのか、一人の子供の父となって平凡ながらも平和な生活を送るのか。
彼はラストシーンで、スコットに尋ねられ、子供の父という道を選択したことを告げます。
めでたし、めでたし。
でも、ええーー!?
それじゃ、このドラマ終わっちゃうじゃん!
シーズン1、計10のエピソードで終了!?
せっかくエロクションという古くも新しいジャンルの開拓で多くの視聴者を引き付けてきたのに!
しかもマイクとダミアンという最強コンビがいい感じになじんできたというのに!!
残念(ガックリ)。。。。
となっていたら、どうやらシーズン2もあって、2014年にWOWOWで放送決定だそうです!
よかった~ヾ(*´∀`*)ノ゛キャッキャッ
マイホームパパを選んだはずのマイクがどうやってまた極秘任務に復帰するのか、あるいは、まったく異なるストーリーが待っているのか!?
ともかく、シーズン2にも新しい展開を期待しています!!
▼本日もお読みいただきありがとうございます♪