息子の作文「手話で社会を明るく」を転記しました♪ | とことこの日々~亡き父母に捧ぐ~

息子の作文「手話で社会を明るく」を転記しました♪

以前のブログ→少年の主張で言っていた、リュウ君(小6)の作文を転記しました照れ

彼自身が、自分の思っていることをみんなに知って欲しいと思って書いたので、たくさんの方に読んで頂けたら幸いですキラキラ


「手話で社会を明るく」

 ぼくの母には、ろう者の友達がいます。ろう者とは、主に手話を使ってコミュニケーションを取る耳の聞こえない人たちのことを言います。  

 小さい頃から手話を目にしていましたが、幼かったこともあり、関心を持っていませんでした。しかし、小学生になり、手話に関心を持つきっかけとなる出来事がありました。
 
  1つは、ろう者と耳の聞こえるちょう者が、共に演じている人形劇団の舞台を見たことです。ぼくが1番印象に残ったのは、音声だけでなく、手話や字まくを使い、セリフや内容を表すことによって、ろう者とちょう者が同じように楽しめたことです。
  
 もう1つは、母がろう者の友達と会話しているのを見たことです。母と一緒に買い物をしていた時、商品を探していた友達に、お店や売り場の説明を手話でしているのを見て、ぼくも手話を覚えて人助けをしてみたいなと思いました。
   
これらの出来事をきっかけに、ろう者ならではの表現方法を知って新鮮に感じたり、耳の聞こえない人ともこんな風にして会話できるんだなと、手話についてもっと知りたいと思うようになりました。
  
ろう者とちょう者が共に生活する今の社会では、耳から得る情報が多いので、ろう者は、生活の中で不便に感じていることが多いと聞いたことがあります。例えば、病院の待合室で自分の名前が呼ばれていることに気付かず、何時間も待たされた話はよく聞きます。災害時に情報が得られず、ひ難が遅れることや、具合が悪くなった時に、タクシーを呼べないなど、命に関わる状況におちいることが多いのではないでしょうか。

   近年、テレビの字まく放送が増えたり、手話通訳者を介して会話をすることができる「遠隔手話通訳サービス」が導入されたり、手話や筆談に対応できる窓口など、ろう者にとって便利な設備やサービスが以前よりは増えてきてはいますが、まだまだ十分とは言えません。なにより、ぼく自身、日常生活の中で手話を見かけることがほとんどありません。
 
  今の環境の中で、ろう者の情報保証のためには、手助けをしたい人たちにとって手話が1番興味を持って始めやすく、ろう者にとっても身近に手話を使える人がいたら安心だと思います。

  今、ぼくは、手話を勉強しています。単語や文章を、テキストやテレビを見ながら練習したり、母と簡単な会話をしたりしています。自己紹介や簡単な日常会話ならできるようになってきました。相手の手話を読み取るのは難しいですが、自分の手話が相手に伝わった時や、テレビで見た手話が読み取れた時は、上達していることを実感できてうれしいです。
 
  将来ぼくは、遊園地や動物園のような多くの人が楽しむ施設で、手話のできるスタッフとして働きたいと思っています。入り口でお金のやりとりをする時や、施設内でのイベントの開さい時間や、アトラクションの詳しい説明をしたり、困りごとがあったときに、的確に答えられると思うからです。そうすれば、ろう者が不便を感じることなく、楽しい時間を過ごすことができるのではないかと思います。
 
  今後、ぼくのように、手話に興味を持つ人が増えたらいいなと思っています。そして、街のあちらこちらで手話を見かけるようになったら、ろう者の不便もなくなって、社会が明るくなると思います。そんな未来が楽しみです。


追記…
作文コンクールの方で賞を頂いたものはもう少し長い(内容が濃い)のですが、
少年の主張の発表時間に合わせて少し削ったものを載せましたキラキラ