黒い丸いものは干し柿
昨夜食べた痕跡
二度目のフラッシュに驚いて逃げたので
一個しか食べていなかった
就寝前に居間のカーテンの陰から庭と道路を確認するのが慣わしとなっている。
窓越し数メートル先に、横に長い白っぽい塊が見えた。
薄暗くてはっきりしなかったが、これまで見たこともない動物だった。
顔も頭も小さく、ふさふさした長く太い尾を持っていた。
両手で食べ物を持ち、同じ姿勢で懸命に食べていた。
食べていたものは干し柿。
一週間ほど前、就寝前にベランダから干し柿を放り投げたのである。
腹をすかした小鳥の餌になればいいと思ったのだが、鳥は全く来なかった。
クリーム色の綺麗な動物はテンと思われる。
外が暗くてピントが合わず
テンの姿は撮れずじまい
まだ干柿が12個転がっているので、また来るかもしれない。
それにしても可愛いものだな。