9月15日は自転車で万博

万博の高い駐輪場に自転車を止め、アーケードを抜けてトンネルをくぐると、目の前には万国旗がズラリ。テンションが上がる瞬間――のはずが、実はここから「熱中症 vs 万博」の第1ラウンドが始まっていた。

人の波をかき分けながらゲート前へ戻り、11時枠の列へ並ぶ。遠くに「9」と書かれたテントが見え、2つ目を超えたあたりで気づく。

「オレ、2時間以上も炎天下を走って来たんやな……」

 

帽子+顔全体を覆うベールという、まさかの“熱こもり仕様”。

そのせいでサウナ状態になり、じわじわと体力ゲージが減っていく。

 

「座りたい……しゃがみたい……」

 

頭に浮かんだのは、中学時代の月曜朝礼で貧血気味にしゃがみ込んで難を逃れた記憶。

 

あと5~6人で手荷物検査。ここを突破したら涼しいところ、考えたら郵便局が近いそこに直行や!と作戦を立てていた矢先――。

 

「大丈夫ですか?」と警備員登場。

 

どうやらAI防犯カメラが「注意人物(?)」と判定したらしい。

 

結果、柵の中へ呼び込まれ、イスに座らせてもらい、首をアイスで冷やしてもらったり手持ち扇風機を当ててもらったり2人係で対応してもらって、まさに王さま状態。


で、顔色が良くなったと見えて解放してくれるため、その場で荷物検査。


しかも優先入場で3~4人QRコード待ち人を飛ばして先に通してくれるサービス付き。

 

――そう、万博は「弱者優先」なのだ。

 

お礼を伝えて別れ際、「奥さんに連絡を」と言われたが、すでに入場していた妻にはすぐ「リンク下59.2番で休んでる」とメッセージ。

第1ラウンド、熱中症は危うくダウンを奪いかけたが、万博スタッフのアシストでギリギリ判定勝ち。

 

「熱中症 vs 万博」、まだまだ続く――。